2023年9月24日は濃尾平野でささき君と採集しました。
1箇所目、ささき君がおちょぼさんで、鯰の天ぷらが食べたいということで、
なまずランチ(鯰蒲焼・鯰天麩羅・鯉こく)1680+200=1880円を食べてきました。
味と店の感想は書きません(苦笑)。どうやら日本のナマズではなさそうでした。
私も過去にうな潜りを諦めた場所でした。ささき君は快く付き合ってくれてとても感謝しています。
現場を見て私のカニとりくんでは、とても激流に耐えられそうになかったので、デジカメ撮影にしました。
ささき君は小さなたも網で潜りました。その際に捕ったカワヨウシノボリ(右)です。
ナガレカマツカがたくさんいることから、どういう場所か察して下さい。めっちゃ流れ速いです。
しかも木曜夜の大雨で少し水位が高く、濁りもあってこんなぼやけた写真ばかりでした。
ささき君はドライスーツです。頑張ってくれました。激流で両手を石にしがみついて、
水圧で首が左に向いてから、戻らずにシュノーケルで息が出来なかったときは、やばいなと思いましたが、
夜の激流うな潜りよりは、全体が見渡せて先が想定できるので、安全装置があるような楽な感じで出来ました。
魚はたくさんいるので楽しいのですが、一番の目的だった種類は見られず。動画です https://youtu.be/UpuDr99fj4w
ずっと気になっていた日本海側流入河川のタニガワナマズが採れました。雌個体にしてはがっちりとした体型で東海地方でよく見る雌個体のような細さはないですね。
画像は10cm以下の若い個体で、よく見ると脱色斑が見えます。若い個体でも殆ど脱色斑はぼやけてはっきりしない個体が圧倒的に多いです。
ギバチは他のギギ科3種と比較して速い流れは余り好まない印象です。しかし、コウライギギのような止水環境も好まないみたいで、なかなか攻略が難しいと感じます。例えば、千葉県では同じ水系にギバチとコウライギギが居ますが、好む環境が重複しない為か、住み分けが出来ている印象です。
形態に関しては両眼間隔と頭長の比を確認したいところですが、ナマズよりも広い感じですね。
アカザ・クレード1-4の脱色斑は数が多いけどぼやけているのですね。
稚魚が潜む環境はわからないです。成魚よりも小さめの礫の隙間の深い場所にいるのかなぁ。
ギバチも捕れて遠征の成功は嬉しさも格別でしょうね。
タニガワナマズに関しては、雌個体でありながら、見慣れた東海地方の雌個体(No.9368など)のような丸みのある、スレンダーな印象と随分異なる、体つきは分厚い、顔つきも厳つい感じがしたので、直後はナマズ?と一瞬だけ思いました。私がタニガワとした着目点としては、両目間隔がナマズより広い事、眼球が飛び出してない事、下顎が横・正面・真上から見ても突出が弱い事(分厚く感じられない)、尾柄?(尾の付け根辺り)が狭くなり、シュッとした体型をしている事、粘液の黄色味がとても強い事等です。その他も色々ありますが、それらはナマズにも該当するような事なので、意識はしていません。
アカザ・クレード1-4の稚魚が謎過ぎて、未だに攻略できていません。最初に採集したのが2017年で、もう5年も過ぎるのに、もう探すネタが尽きました。川を変えて、もっと東北の方に行けば、小さい川とかで、見つけやすい場所があるんじゃないかと思ってしまいます。でも今回の何か所(本流から小さな支流まで)成魚は見ているのに、絶対繁殖してる筈なのにそれが見つからないのはやっぱり納得いかないですね。他のアカザ属はいくらでも見つけられるのですが…。
ギバチはここ最近のゲリラ豪雨の影響で午前中は居そうな場所に近づけなかったので、周辺の小さな川を探したのですが、他の魚は結構居ても、かなり家庭排水で汚いと感じる場所ばかりで、居ないと思うとしんどさが倍増してました。夕方かなり本流の水が引いてきたので、何とか2匹採ったという感じです。アリアケギバチの成魚やギギの未成魚みたいな感覚でギバチも観察したいな、と流水下の岩の下を狙っても居ないので、上手く探し出すことが出来ませんでした。もっと時間があれば、ギバチの多く潜む、ゾーン的な場所を探し出せる気はします。
東京の東隣の県を流れる川。汽水域(コイ、カダヤシ、ときどきボラ、ウシガエル、ミシシッピアカミミガメが生息。カニはクロベンケイガニ)で40cmくらいあるマルタが群れているのを見かけました。
この時期に水面近くを、未成魚が集まっても、捕食活動に都合が良いとも思えませんね。
底層に貧酸素水塊が出来て、上層に追いやられて、避難みたいな感じなのかもしれません。
複数枚の撮影画像からパノラマ風仕上げにしてみました。
貧酸素水塊分布予測システム https://www.pref.chiba.lg.jp/lab-suisan/suisan/suisan/hinsanso/
2.0ml/l以下から魚類に影響だとすると、西側沿岸部はだいぶ低い感じですが、そこから逃れるように川を遡上したのかな。
20年ほどこの魚の写真が投稿されていないようですのでアップします。いるところにはいる感じですかね〜
塩分17‰以下縛りのある当サイトだと、アウトな場合も多いのかなと想像していました。
胴長たも網で掬えればある程度の塩分環境が分かるので良いのですけどね。
ありがとうございます。確かに河口域ですね。上流から淡水が流れ込むド干潮時に釣りましたが,塩分濃度の縛りは忘れておりました。
ちなみに撮影ケースは以前西村さんが紹介されていた無〇で購入したものです。以前のような3段アクリルケースは販売中止になっていたのですが,久々にいってみると良いものがありましたので購入しました〜しかし値段はかなり高騰していました・・・作りそのものは良いと思います。
無〇の3段は愛用していました。良品でした。撮影ケースはすぐにわかりました。
私も買ってしばらく使っていました。今はどこにあるか探さないといけませんが…。
ここ数年はアクリル需要がありましたし、値段は仕方が無いですよね。
2023年9月15日夜〜16日未明は、むかいさん、ハリーさん、西村の3人で感潮域で採集しました。
目的は2023年9月10日に岐阜県で捕ったシマイサキです。この時はカワニナ採集のついでに、
15分くらいで2匹が捕れました。1箇所目、現地へ着くとアオコが発生していて目視採集が厳しい。
ここはもう少し潮が引いてからにしようということで2箇所目へ移動。
そこでむかいさんが捕られたクメルサヨリです。動きが独特でうまく撮れず。
その後にむかいさんも写真の個体を捕られて、今回の採集は成功しました。
岐阜県のシマイサキについて少し解説。最後に記録があるのは1969年9月4日(標本有)です。
その後に河川水辺の国勢調査など、大規模な採集調査なども行われてきましたが、岐阜県でシマイサキの記録はありません。
それが2023年9月10日に捕れたのです。むかいさんにご報告して、3人で登録標本用に採集を試みて、成功したということです。
岐阜県で54年ぶりに再発見されたシマイサキということです。岐阜県RDBによると「過去50年の間に絶滅したと考えられる種」が、
絶滅(EX)のカテゴリーにされているため、54年間記録がなかったシマイサキは、絶滅とされていても不思議ではない種類です。
ちなみに、岐阜県では未報告の種も5月に捕って、むかいさんに標本登録をお願いしています。
16日夜、1箇所目、初めての場所、海パン、16日18:36〜19:46(1時間10分間)、864m歩いて行き、975m泳ぎ、184m歩いて戻りました。
水面近くは27℃くらいありましたが、3mも潜ると22℃くらいで長くいられない。寒っと浮上すると、波消しブロックに、
頭を何度もぶつけて、今も痛みが残っています。ウナギ2匹は捕れました。痩せています。マハゼがいて驚きました。
ストビューで確認した時は、川岸へ続く獣道がありそうでしたが、現地へ行くと呆然とするほどの藪でした。夏秋あるある。
藪漕ぎを何度か試みますが、海パンマンなので、草木に素足部分がこすれて出血。この場所は断念しました。
16日夜、3箇所目、海パン、16日21:05〜22:01(56分間)、369m歩いて行き、1025m泳ぎ、178m歩いて戻りました。
透明度1m未満で、擦り傷の足が染みて痛い。数日前にレプトスピラ症のニュースを見て、リスキーなことをやっているなぁと。
ウナギ1匹捕れました。これも痩せています。スミウキゴリはどちらもおらず。動画です https://youtu.be/QJMdrcvo_qc
貴重な体験をする機会を設けて頂きまして感謝致します。
まだこの様に(長らく)記録されていない魚種とかいるのですね。興味深いです。
自分自身は成果には大した貢献も出来ていなくて申し訳ないです。
花金(死語か?)の採集はいつもとテンションが違う感じで楽しかったです。
また今後とも宜しくお願い致します。
三者三様の採集方法で、今回はたまたまハリーさんの捕り方で、成果が出なかっただけです。
お二方が頑張っているので、私は少し休んだり楽できましたし、貢献は捕る捕らないではないです。
実はお二方とお別れした後に、1人で岐阜県の某所に参拝へ行きまして、アカテガニを見つけました。
https://twitter.com/kawanittan/status/1703392072861204548
花金にむかいさんから、岐阜県でアカテガニは未記録だと教えて頂いていたので、一応ご報告しました。
確認に行かれるそうです。シマイサキ(54年ぶり標本予定)とアカテガニ(初記録)という夜でした。
9月16日(土)の夕方、自宅飼育の雷魚への餌用として、近所の某用水路へ採集してきました。
モツゴ、カワリヌマエビ属、何かのヤゴが捕れ、雷魚の一食分ほども捕れず貧漁でした。
ただ、最初に餌用としてキープしていたドジョウ、最近は見た目カラドジョウと思われるドジョウしか、ここでは捕れていなかったので、この個体もカラドジョウだろうとキープするクーラーボックスへ入れたところ、口ヒゲが明らかなカラドジョウほど長くなかったので、この辺りでは珍しくドジョウが捕れたと、少し嬉しく思いながら持ち帰りましたが、ブログ公開用の撮影をしていたところ、違和感(特に尾びれあたり)を感じ、西村さんにも見ていただくことにしました。
ドジョウ類は尾部が短くなった奇形が割と多く見られるのと、
他の生物にかじられた後で再生すると、少し歪な感じになっていたりします。
おそらくドジョウ中国系だと思いますが、カラドジョウとの交雑も薄っすら可能性があります。
雄のようですから骨質盤を確認したいです。
こんな感じ https://tansuigyo.net/a_a/gao2/img/1666.jpg の写真はありませんか。
口ヒゲの長さからドジョウが捕れたと、喜んで帰宅するも、観察ケースで観察すると、カラドジョウの雰囲気をかもし出す個体でした。
日本淡水魚ブログやってます、メンバー限定記事にて絶賛公開中です。
・・新しい試みで、ブログの中に短い動画も使用しています。
本当に魚が好きな人だけに見てもらいたいから、メンバー限定公開としています、メンバー申請はお気軽にどうぞ!
ブログへは下記よりお越し下さいね、↓
https://ameblo.jp/nipponfish
凝視しているとぼんやりと、ドジョウのような形状にも見えますが…。
形状確認が出来なかったため根拠薄弱ですが、確率的にドジョウ中国系だろうと思います。
追加写真はピンぼけしていたようで、申し訳なかったです。
しかしながら、自宅周辺は、ドジョウ中国系統でも喜んでしまう環境なので寂しいかぎりです。