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愛知県の小河川で採集したサカマキガイです。
外来種としてはメジャーな方かも。子供の頃に神社の手水所にいて、
こんなところでも貝が生きられるんだぁ、と感心した記憶が蘇ります。

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チリメンカワニナ天国に、僅かなヒメタニシと一緒に見られました。
街中で夜だったので、不審者かという視線を感じましたが、カワニナ採集のためです。
もしも職質を受けたら、チリメンカワニナを撮ってました。で通じるかなぁ。

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サカマキガイとモノアラガイ。滋賀県産。図鑑やネットなどあちこちで見かける構図です。
どこでもいる2種の見分け方。殻が左巻きはサカマキガイ。右巻きはモノアラガイ。
一昔前ならばこれでよかったのでしょう。最近モノアラガイは非常に少ないです。
モノアラガイかなと思ったものは、たいてい別種なことが多いです。よーく見て下さい。
たいていハブタエモノアラガイやモノアラガイ近縁種(細長い感じの外来種)です。
先ほどネットで「サカマキガイとモノアラガイ」で画像検索したら、
最初に出てきたモノアラガイはヒメモノアラガイ。2番目に出てきた2種の比較写真の、
モノアラガイはモノアラガイ近縁種に見えました。最近はそんな感じのようです。
更にサカマキガイの方も、日本に複数種が入っているようなので、また同定厄介です。
左巻きか右巻きか。そんなかつての単純な同定は、もう出来ないんですよね…。

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昨日、滋賀県の河川でtさんと一緒に採集したヌノメカワニナです。
私の好きなカワニナ科ではなく、トウガタカワニナ(トゲカワニナ)科です。
私にとっては範囲外。そして滋賀県でもこの貝は範囲外(外来種)。

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外来種を狙って捕るのは、人が捨てたものを拾うような気がするのと、
おれが放流したんだぜ。みたいに元凶の放流者が思っていたら、腹が立つので、
ものすごく気が進まないのですが、後学のために、ちょっと採集してみました。

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一掬いでこんなに捕れました。これは手遅れの状況なのでしょうね。
混じっているのは、カワニナそっくりな、縦肋のないチリメンカワニナだと思います。
このチリメンカワニナも放流由来かも。地元の人はカワニナと思っているでしょうが…。

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岐阜県の中流域で採集したオナジマイマイです。
目的の魚がぜんぜん捕れず、もやもやしていたとき、見たことがない巻貝が水中で捕れ、
これは一発逆転かもと思って、これだけを心の支えにして、家路に着きました。
後日、k先生に同定して頂いたら、陸生で外来種のオナジマイマイだと…。

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水中で捕れたので、水生と思い込み、水槽に入れたら、翌日には死んでいました。
おそらく川に落ちた個体を、私が捕ったのでしょうね。外来種の駆除完了です。

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琵琶湖の某離島でmさんが採集したクチベニマイマイです。
同定はk先生。無帯型のようです。離島固有のマイマイかなと期待していたのですが…。

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この撮影地はちょっと特殊なところで、右のリュックには剣玉が入っているかも。

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琵琶湖の湖岸でmさんが採集したナガタニシです。
非常に立派な個体だと思います。煙突のように螺塔が高くそびえています。
琵琶湖へ行けばごろごろいる貝ではありませんよ。貝殻は湖岸でたまに見かけますが、
生きた個体はなかなか見られるものではありません。B博でも見かけませんでした。

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この渦巻きは何だっ。これがタニシかと。さすが一属一種だけあります。

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私はmさんが捕られる前に、別の場所で螺塔が削れた個体を捕りました。少し残念。
私はカワニナ類しか探していませんが、ナガタニシを見つけたら拾いますね。
カワニナ拾いは湖底に沈む宝探しに近いものがあります。めっちゃ楽しいっ。

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うちのナガタニシです。これ飼っている人いますか。よく移動して面白いです。
砂に潜っていることもあります。左の方にいるのは、ナンゴウカワニナだと思います。
琵琶湖へ行ったら、やっぱりカワニナ類と、ナガタニシを拾わないとね!