記事一覧

ファイル 137-1.jpg

三重県の塩分の高い汽水域で、k先生が採集したニッポンマメアゲマキです。
以前になんかちっこい貝おるなぁくらいで、見た記憶はあったのですが、
名前を教えて頂くと何かありがたみがありますね。

ファイル 132-1.jpg

三重県の汽水域で採集したクログチ(クログチガイ)です。
同定はマゴコロガイさんです。地味な黒い貝という感じです。
護岸に何か黒い貝がたくさん付いているなと近くに寄って見ると、
外来種のコウロエンカワヒバリガイじゃなくてクログチだとなんだかほっとします。

ファイル 128-1.jpg

三重県の汽水域で採集したサビシラトリ(サビシラトリガイ)です。
私は三重県北部と中部の2河川でしか捕ったことがありません。

ファイル 128-2.jpg
これでは味噌汁にしたくないですね。要サビトリです。

ファイル 128-3.jpg
身もあまり無さそう。殻が薄くて簡単に割れるので、
持ち帰るのが面倒だし、水槽用にも向かないし、関心も薄くなります…。

ファイル 115-1.jpg

愛知県の汽水域で採集したマガキです。
ヒゲツノメリタヨコエビぽいのとタテジマイソギンチャクが付いています。
このマガキを水槽に入れるということは、こうした微小生物も一緒に入れることになり、
有機物の分解などでとても役に立ちます。汽水魚飼育でマガキは外せませんね。
マガキは刃物みたいなものですので、触るときは軍手も外せません。
このマガキでどんだけ胴長やタモ網が切れて捨てたことか…。危険生物です。

ファイル 115-2.jpg
マガキは場所によっては、とんでもない量あったりします。
写真左上は泥に埋もれるような形でマガキが立っています。
写真右上は砂利のように見えるのはみ~んなマガキ(カキ礁やカキ帯と呼ばれる)です。
こんな場所の資源量はとんでもない量あるので、水槽用にもう捕りたい放題です。
写真下は2月の雪が降る中に撮影したものです。このマガキを持ち帰ったら、
中からトサカギンポが出てきました。おそらく気温は3℃以下でしょう(寒)。

ファイル 115-3.jpg
イシマキ(イシマキガイとも呼ばれる)にマガキが固着しています。
敵が現れるとアイスラッガーとして飛ばせます。

ファイル 115-4.jpg
水槽に入れたマガキです。写真左はマガキではないと思ったのですが、
マガキだそうです。様々な形や色があって面白いですね。
写真右はスピルリナを溶かし、水槽に入れたところ、偽糞として出しました。
それが海藻のような緑色の塊です。このような塊にして水を奇麗にしてくれます。

ファイル 115-5.jpg
マガキの産卵期は5~8月で、放卵・放精によって水槽が白濁することがあります。
たいてい3日もすれば問題ないのですが、立上げ直後の水槽は不安定で、
マガキが次々と死んで水質悪化し、水槽からは腐敗臭が出て、魚も死に始め、
水を何度か変えても改善されず「崩壊水槽」と化すことがあります。
写真の水槽は崩壊せずに済みましたが、崩壊を防ぐには、立ち上げたばかりの水槽に、
生きたマガキを5~8月に入れないことです。カキ殻は入れたほうが良いと思います。

マガキを真夏に捕って、レンジでチンして、たくさん食べて美味しかった。
と、nさんに話したところ、自殺行為だと言われました(大汗)。
貝毒はチンしても消えませんからね。これからは食べないようにします…。
ちなみに、真夏に旬なのはこのマガキではなくイワガキです。

ファイル 110-1.jpg

2008年10月12日に三重県の汽水域で採集したイオウハマグリです。
この場所は何度も採集しているのですが初めて捕れました。
近年はスダレハマグリが北上しているので、最初はスダレだと思っていました…。