2023年11月25日は京都府北部でさわだ君とカワニナ採集です。
某文献にイボカワニナとされているものが、クロダカワニナの誤同定ではないかと思い、
シゲさんからも有力情報を教えて頂いて(感謝)、さわだ君と京都府北部へ行くことにしました。
京都市のさわだ君宅へ向かいます。この時期は紅葉シーズン真っ只中で、
道が混んでいて2時間20分も掛かりました。到着するとさわだ君とかおる(奥)さん。
そしてささき君が。えっ。まず京大11月祭へ。身重で送迎して下さったかおるさんに感謝。
さわだ君、ささき君、西村の3人で、吉田寮を通り過ぎて、淡水生物研究会の展示室へ。
ヤマノカミ君が待っていてくれて案内してくれました(感謝)。わかりやすくて良かったです。
S. libertinaくんがカワニナ類を生体展示していて、貴重な種類ばかりですが伝わったかな。
3人で京都府北部へ。この日のためにスタッドレスタイヤに換えてきました。走り難い…。
1箇所目はカワニナ種群はいるけど、イシマキが多くて肩身狭そうな環境でした。
2~3箇所目はダメ。4箇所目(写真)はさわだ君がクロダカワニナが捕れたと喜んでいたので、
見せてもらったらカワニナ種群でした。うむ。弘法にも川蜷の誤り。
5~6箇所目はダメ。7箇所目は本流でカワニナ種群が1個体だけ捕れました。
さわだ君は支流へ入って、カワニナ種群を数個体ほど捕っていました。
8箇所目はシゲさんに教えて頂いた場所。3人胴長で探しましたがカワニナ類はおらず。
私が潜ることに。ドライスーツ、17:26~17:39(13分間)、354m遊泳。
貝殻1つ見つからなかったので、水辺の工事で環境が変わって、絶えたのかもしれません。
9箇所目はさわだ君が数箇月前にクロダカワニナを捕った場所。案内してくれて感謝。
前回に見られた場所はほとんどいなかったようで、少し離れた場所で捕れました。
ただ、ここも工事の影響がありそうで、局所的にしかおらず、風前の灯火かもしれません。
10~12箇所目は魚捕りでしたが、12箇所目でカワニナ種群がたくさんいたので採集。
京都府北部から京都市へはささき君に運転をお願いしました(感謝)。
ささき君さわだ君お疲れ様でした。みなさんお世話になりました。良い日でした。
帰宅したのは翌日01時、往路と同じ道で1時間28分、全走行距離は514.2kmでした。
某文献でイボカワニナとされているものは、カワニナ種群の誤同定かもしれません。
仮にクロダカワニナだとしても、見つからずに記録も無いので、絶えたかもしれません。
4・7・9・12箇所目の胎殻です。カワニナ種群は4つとも違うようにも見えますね。
分布域的にはL1(キタノカワニナ)ですが、移入もあると思うので何とも言えません。
クロダカワニナの胎殻は、他の地方のと比べると、やや小さくて数が多く、
暗色帯が無いもしくは薄くて細いです。親殻の殻底肋も豊川産のようにやや多いかな。