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カワニナ水槽で撮影したウズムシ目の一種(未同定)*です。
白いゾウリムシみたいなものです。所謂プラナリアかと思いますが、よくわかりません。
この写真は随分前のギバチ水槽ですが、今も同じ水槽とモリカワニナ水槽に生息中。

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愛知県の上流域で採集した多足亜門の一種(未同定)です。
たぶん水に落ちた(私に落とされた)ところを、たも網で掬ったのだろうと思います。
ヤケヤスデかと思いましたが、どうも釈然としないので、未同定行き。


追記 2021年03月15日
BITTZUさんにフジヤスデ属の一種だと思うと教えて頂きました(感謝)。

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琵琶湖の湖岸で撮影したタンスイカイメン科の一種です。
普通にヌマカイメンかもしれませんが、群体だけでの同定は無理なので未同定。

散々使って来た「湖岸(こがん)」という言葉ですが、いつも違和感がありました。
カワニナ採集で用いる場合は、だいたい「水際から沖へ500m程度までの範囲」です。
それより遠くは「沖合」です。水のある場所です。水がないとカワニナはいませんからね。
しかし、琵琶湖を取り囲むように「湖岸道路」というのがあります。水のない場所です。
湖岸に咲く桜。なんて表現もあります。桜は時に高波で、水がかぶることもあるため、
中間的な場所とも言えます。琵琶湖の湖岸って、どこからどこまでなのか?
人や状況などによって、捉え方が違う、曖昧な表現かもしれないと思えてきました。

デジタル大辞泉で調べると…。湖岸は「みずうみのきし」。
きしは「陸地の、海・川・湖などの水に接している所。みずぎわ」です。
ようするに、琵琶湖の湖岸とは「陸地に琵琶湖の水が接する所」です。
水は確実にある場所ですので、湖岸道路というのは、誤った表現だと言えます。
言い換えるならば、陸をよりイメージしやすい、湖畔道路が良いかもしれません。
水が接する所は、陸と水の境界なので、線で引けちゃう、非常に狭い範囲です。
フトマキカワニナは、記載論文に琵琶湖北湖の東岸に、分布するとされていますが、
陸と水の境界には居ないに等しく、もっと沖にいるため、これも誤った表現です。

文献によっては、岸を水深によって、区別しているものがあります。
水深が湖岸0~1.5m、沿岸1.5~10m、亜沿岸10~30m、深底30m以上のような感じです。
これは一見わかりやすいですが、沖の白石周辺は、陸と水の境界は深くて、いきなり沿岸。
近江八幡市などは、浅い場所が沖の方まで広がっており、5kmくらい先でも沿岸となります。
5km地先に岸と付く表現はちょっとおかしいです。これも取り扱い注意の表現です。

普通の会話で、湖岸という使い方が変であっても、この表現自体が曖昧であるため、
間違いだと指摘するのは、行き過ぎだと思います。しかし、生物の生息状況を記す場合、
湖岸という言葉を使うのは、注釈が要ると思います。カワニナ図鑑も追記しないとね…。

タケシマカワニナは多景島に分布するとされていますが、これは間違った表現です。
多景島は陸なので棲めません。多景島周辺の琵琶湖にいます。シライシカワニナも同じで、
沖の白石にはおらず、沖の白石周辺の琵琶湖にいます。日本語に多い曖昧表現は、
普段の会話では、当たり障りなくて良いですが、厳密さが必要になると使い難いですね。

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日曜0時過ぎに、琵琶湖畔でシゲさんが見つけた、コウガイビル亜目の一種(未同定)です。
昔は梅雨時の洗い場などで、たまーに見かけたのですが、最近は見ていませんでした。
クロイロコウガイビルかなぁと思ったけど、色だけで同定はいい加減すぎるので未同定に。

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掴んだら小さくなりました。イワトコ釣りの餌にするには小さいのでリリース。
妙に写真が白いのは、ホワイトバランスを知らない間に、MAXにしていたからです。
おそらくシゲさんがビワナマ釣った後に、興奮して気付かずに触っていたのかも。


追記 2023年06月12日
クロイロコウガイビルだろうと思います。

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愛知県の海で撮影したチゴケムシです。
なんとなく食べられそうな虫だなぁ。良い出汁が出そう。
他に写っているのは、タテジマイソギンチャクと、ダイダイイソカイメンかな。