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2024年6月15-16日は琵琶湖で内山りゅうさん、ささき君、ヤマノカミ君、
西村の4人で採集しました。その前に1人でカワニナ潜りしていました。
潜る予定の場所はバサーだらけで、7~8人の前を泳いで横切ることになるため断念。
潜ったことが無い人のいない場所へ。ウエットスーツ、18:08~18:43(35分間)、1070m遊泳。
今年初のフード無しの革手袋で、寒くはなかったですが、風が強くて湖流も発生していて、
泳ぎ難くてかなり体力を消耗し、着替える時は強風でタオルが飛んで行く状況でした。

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左からカワニナ種群、ケショウカワニナ、イボカワニナ、ナガタニシ、トキタマカワニナ。

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左と中央は水深1.5~2mほどの浅場、右は水深5~6mの深場。
右はナガタニシで良いかなと思ったのだけど、左と中央はオオタニシかナガタニシか迷う。
もしかすると、全部オオタニシかもしれないが、その根拠が示せない。わかりますか…。
夜にイワトコタニシも狙ってみましたが、よく似たつるつるのヒメタニシだけでした。
動画 https://youtu.be/XGWCFeTmWvA

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琵琶湖へ来ると、また虹かくらいよく見るのだけど、これは撮影したくなりました。
虹の内側が明るいのはよくあるけど、虹の内側だけ茜色なのは珍しい気がします。

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上段左は内山さんから頂きました(感謝)。移入の純系のオオサンショウウオだそうです。
上段右はヤマノカミ君が、シマヘビがいるというので見に行くと、マムシでした(怖)。
でも今見るとシマヘビかも。ヘビはよくわからないので、近付かない様にしよう。
下段の左はトキタマ、中央はイボ、右はケショウ。また来年も琵琶湖で会いましょう。

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コセイカワニナ改めアザイカワニナがようやく新種記載されました!!!
正直な感想は長いっ。未記載種と思ってから14年ですよ。でも本当にありがとうございます。
アザイカワニナ Semisulcospira (niponica) nishimurai Sawada in Sawada et al., 2024
新種記載論文 https://evolsyst.pensoft.net/article/124491/
プレスリリース https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2024-06-12

2010月08月28日にmaikyさんと私(西村)は、安曇川河口にカワニナ類目的で潜りました。
陸でmaikyさんと同定を試みると、カゴメカワニナぽいけど、何か違う感じの個体がいました。
次体層の縦肋数などの計数形質が当てはまらない。家へ帰ってS先生にメールで、
同定をお願いしました。それが画像(Outlook)です。下段中4つについて微妙と書いています。
今見返すと下段一番左も同種だと思います。他にも誤同定がありますね。

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2010月08月30日に胎殻を確認し、それをS先生へメールしました。それが画像(Outlook)です。
これはカゴメでもハベでもない。カゴメモドキやタカシマカワニナと書いています。
2010年09月1日に当ブログにて記事化。現在は一部を残して削除。
2010年09月18日に再びmaikyさんと同所へ潜り、S先生へ採集したカワニナ類を送りました。
2010年09月23日にS先生から「カゴメ系の新種でいいでしょうね」とお墨付きを頂きました。
2010年11月30日に「日本産カワニナ科図鑑」を開設しコセイカワニナを掲載。当ブログで記事化

未記載種だろうということはわかっても、自分で新種記載する能力がない私は、
誰か記載やってくれないかなぁと探すことに。S先生やTさんにお願いするもうまく行かず。
2014年に別のTさんがやってくれそうでしたが、2015年に予算申請が通らず立ち消え。
2016年7月24日にさわだ君と採集し、記載してくれるというので全面協力しました。
最速で2016年の冬には、記載の見込みもありましたが、そんなにうまく行くわけがありません。
詳細に書くと色々な方面への、不平不満になりそうなので、途中おもっきり割愛しますが、
2回のリジェクトの後に、3回目の2024年6月10日にようやく新種記載されました(歓喜)。

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コセイカワニナではなくアザイカワニナとしたのは私の提案です。
湖西地域以外からも同種と思われる個体が見つかり、地域名を付す必要が無くなったからです。
それではニシムラカワニナかというと、これも何だかしっくりこないところもあり、
さわだ君と考えていたのですが、滋賀県で有名な武将の浅井長政公を思い出しました。
小谷城跡へ下調べにも行きました。「これでアレは決定」と匂わせています。
和名はアザイカワニナに決定。プレスリリースには「浅井氏の最大勢力」とありますが、
それは長政公の時代です。学名と和名どちらも人名という、割と珍しい新種になりました。

この日を迎えるには、多くの方にお世話になりました。改めてありがとうございました。
新種記載にご尽力された、さわだ君を始めとする著者、そして協力・関係者の皆様。
この種小名は駄目だと言えば、献名はそこで潰えたので、度量の大きさが窺えます。
発見へ至るまでに、採集へ同行して下さったmaikyさん、精査して下さったS先生、
お二人の代わりとして、献名という名誉を頂いたこと、忘れないように受恩刻石します。
今は石よりもネットの方が、深く刻まれるので、受恩刻網ですかね。ここに残します。

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日本産カワニナ科図鑑は1月から更新を停めていますが、アザイが記載された後に、
変更する予定でした。ただ、タテヒダ近似種群(タテヒダ、オオウラ、ケショウ、シノビ、
サザナミの5種)の識別があまりにも難しく、というか出来る人なんていないと思うので、
それをどうエイヤー同定しようか、悩んでいるうちに、進まなくなっていました。
とりあえず変遷表だけ更新しました。 https://tansuigyo.net/a_biwae/00.html

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三重県の道端で撮影したアカクビボソハムシです。
一昨日に赤と黒の虫がいるなぁと思って、それが車の中にまで入って来て、
外へピッと出したのだけど(どうやって出したかははっきり覚えていない)、
撮影してない虫だなぁと思って検索したら、アオバアリガタハネカクシだと思う(怖)。
エゾアリガタハネカクシを撮影した時に、この仲間が危ないことは記憶したはずだけどなぁ。
炎症は起こしていないので、セーフだったのだろうけど、気を付けようと思った。

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滋賀県の道端で撮影したヨモギコヤガです。
この写真は昨年6月なんですよね。そろそろ昨年のは全部出し切ろう。

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2024年6月1-2日は琵琶湖で採集しました。
1、3~8箇所は魚狙い。2箇所目だけカワニナ捕りしました。
初めての場所、ウエットスーツ、20:52~21:12(20分間)、482m遊泳。
水がまあまあ濁っていて、泥深くてヒメタニシばかりで、カワニナ類は少なかったです。

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体層に縦肋が細かく密な2個体がいました。数字的にはカゴメなのでしょうが、
1個体は胎殻は出ず。もう1個体は小さなものが出たので違うでしょうね。ケショウかな。
動画 https://youtu.be/310hzJFVYTE