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2023年10月22日は濃尾平野で採集しました。
そのついでにカワニナ採集。1994年発行の某市の水生生物という本を持っていますが、
そこに記されている池へ初めて行きました。車から降りて池までの道中は、
草木が夜露でそこに触れて服が濡れ、池は蒸気霧で気温4℃なのにむわっとしていました。
イバラが多くて胴長とビニール手袋に穴が開きました。肝心のカワニナ類はおらず。
草木が減る冬~春にまた来ようと思います。その頃はひっつき虫が酷いだろうなぁ。

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某川を覗くとカワニナ類がいたので撮影。

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カワニナ種群(チリメンカワニナ形態)でした。何となくキタノカワニナかな。

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2023年9月16日夜は濃尾平野で採集しました。
そのついでにカワニナ採集。初めての場所でクロダカワニナです。

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左2つはカワニナ種群(チリメンカワニナ形態)、右4つはクロダカワニナ。
動画 https://youtu.be/QJMdrcvo_qc

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殻底肋数がちょっと多くない? 作りかけの入れたら10本くらいあるような。

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2023年9月13日は愛知県で追加調査しました。
先日1箇所目が藪で入れず、家へ帰ってストビューで確認すると、
何となく入れそうなところを発見。そして昔(2011年?)に行った記憶が蘇って来ました。
その時は目的のカワニナ類はいませんでしたが、さわだ君から念のため調べてということで、
家から20~30分なのでさっと行って来ました。この立札は昔も見たことがあったような。

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昔は池にまで入りませんでしたが、今回は胴長で入りました。結果はブルーギル幼魚だらけ。
カワニナ類は貝殻すらなく、貝類は何も捕れずでした。もうここにはいないと思う。

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道中で見つけた唯一の貝類です。とりあえず調べるべきことは全て終えた。

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2023年9月10日はさわだ君と東海三県でカワニナ採集しました。
04~08時頃はそれぞれ別の場所で効率良く採集し、08時半に岐阜県で合流予定。
1箇所目、愛知県、ストビューで見てたのとは全く違う光景でスーパー藪。
意を決して藪漕ぎする。この向こうに池があるはず。岸辺まであと5mくらいの所で、
足元が悪くなって、高いヨシが密で、腕が痒くなってきた(ウルシに触れた?)ので断念。

2箇所目、愛知県、草とクモの巣だらけの小川を、100mほど這って進むも成果なし。
3日くらい前に補修したばかりの胴長、左足から浸水して萎える。
3箇所目、愛知県、三面コンクリートでおらず。4箇所目、愛知県、汽水域で何もおらず。
4箇所目、愛知県、下水に近い場所で、何もおらず。ここまで成果なしで焦ってきた。

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6箇所目、愛知県、約4mのコンクリート壁に絶望感。上流側に持参したトラロープを、
ガードレールに括って川へ垂らす。予備胴長を履いて下流側へ移動。
4m壁をお尻を付けながら降りる。ドバーンとなったが何とか川に入れた。
採集していると急にお尻が冷たくなる。胴長の尻部分が破れて大量浸水で萎える。
狙っていたカワニナもおらず。トラロープで登る。成果なしで愛知県は終了…。
写真はカワニナ種群。これはたくさんいました。

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7箇所目、三重県、魚目的で覗き見。8箇所目、三重県、何もおらず。
9箇所目、岐阜県、さわだ君と待ち合わせの時間より早く着いたので1人で採集。
ここは昔に何度か採集したことはあるが、そのときはカワニナ類に興味はなかった。
タテボシガイとクロダカワニナを採集。まあいるだろうね。このあたりに多い種類。

さわだ君が合流。成果を確認し合って議論。この時間が一番楽しかったりする。
私が愛知県で成果を出せなかったので、さわだ君はその同じ水系へ1人で調査へ。
私は寝不足と頑張りすぎてへとへとだったので帰路。結局はさわだ君も成果なし。
この地域は絶滅したのかもしれない。大変にお疲れ様でした。

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2023年8月26日は琵琶湖でさわだ君とカワニナ採集しました。
4箇所潜って、私は海パン、さわだ君はウエットスーツ(ぼろぼろ)でした。
今回はタテジワカワニナ調査。1箇所目は何度も採集している場所。タテジワは少なかった。

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タテジワのホロタイプは、滋賀県安曇川町北船木で、1986年8月13日に捕られています。
模式産地として有力そうな場所で頑張っても、ホロタイプにそっくりな個体が捕れず、
北船木地先を7水域に細分化し、ローラー作戦のようにして、調べることにしました。
採集はヤマノカミ君、ささき君、ハリーさんにもご協力を頂きました(感謝)。

6水域を終えてもまだ駄目。最後の7水域目も入る前から、さわだ君と半ば諦めていました。
タテジワの模式産地は別にあるかもと。2箇所目に入水するとすぐにタテジワが見つかる。
しかもホロタイプに近い個体が多いし、数も多いので選びたい放題。長かった~っ。
まずここが模式産地で間違いないと思います。真トポタイプが捕れて良かったです。
少し場所をずれると個体数が1/10くらいに減り、形態も画一化して変異幅が弱くなりました。

捕れたカワニナ類は画像にあるものだけではないのですが、
二枚貝はマルドブガイとニセマツカサガイ琵琶湖型(ちょっと変な個体)です。

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3箇所目はタテジワの分布域を調査。ここは北限だろうと思います。
二枚貝はさわだ君が捕った、ササノハガイとニセマツカサガイ琵琶湖型です。

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3箇所目から2.5kmほど北上。4箇所目はタテジワは全くおらず。浅場にはイボがいました。
ケショウカワニナが多かったです。深場にはカゴメカワニナとナガタニシもいました。
4箇所目より北はこれまで何度も採集していますがタテジワは捕れていません。
3~4箇所目(2.5km)にタテジワ分布域の境界がありそうです。
今回は色々とわかって成果のある採集でした。さわだ君お疲れ様でした。
動画 https://youtu.be/ipJuL0EJcmQ

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上段が2箇所目、下段が3箇所目のタテジワです。クロカワニナのような個体も。
これを北岸で捕ったならば、これはクロではなくタテジワです、と発する自信は無い。