
2019年10月26日は淡水貝類研究会(岐大)へ行きました。
その前に大垣駅で、さわだ君とささき君に、拾ってもらって採集です。
ちなみに、小生は大垣駅から南に1kmくらいのところで生まれました(どうでもいい)。

目的の場所へ着くも、目的のカワニナ類はおらず。写真はミノマイマイだそうです。
その後は魚捕りとカワニナ捕りするも、狙っていたものは捕れずでした。

カワニナ属未記載種5種というホットな発表を拝聴。その他にも気になる演題ばかり。
論文が公開されていない新種情報まであって驚きました。でも受理はされているみたい。
懇親会は酔っぱらって、気が大きくなった私が、より傍若無人になる時間です笑。
カワニナ屋のT見さんと侃々諤々。周りは引いていましたが、言いたいこと言ってスッキリ。
この会には珍しく、私の大嫌いなK村さんがいて、何年かぶりにどっぷり話しました。
今後は顔が合っても挨拶もしない、お子様の関係からは、脱却すると思います。
こうした楽しい場になるのも、I先生や学生さんのお蔭で、毎年感謝しています。
さわだ君とささき君には、最後まで見守ってくれて、ありがとうございました。

帰りはK先生にアレを頂いたので、とても助かりました。バス停でT居さんと会いました。
この方とも過去に一悶着あったので、ちょっと距離感はあったのですが、
バスに電車と隣の席で、名古屋方面まで一緒に帰りました。お付き合い下さり感謝です。
写真は岐阜駅からいつも見える「じゅうろく」です。私は縦肋と脳内変換されます。

写真はT見さんに頂きました。これに乗せて胎児殻を撮れとご助言を頂きました。
前もスケールバーを置けとか言われたので、カワニナ図鑑の写真のファンみたいです。
私は胎殻だけで同定は出来ないと思っていますが、胎殻が同定キーという方もいるので、
写真を載せているだけで、そこまでやって撮る気はありません、とお伝えしました。
カワニナの胎児は、胎貝、胎児殻、胎殻などの表記があります。
胎貝は「たいがい」と呼ばれれることがほとんどですが、音(たい)と訓(かい)で、
重箱読みになっています。「たいばい」もしくは「たいはい」の方が良いでしょう。
また、イガイ科貝類のイガイ(胎貝)と同じ漢字で、紛らわしさもあります。
胎児殻(たいじかく)と胎殻(たいかく)は、どちらも胎児の殻という意味にも取れ、
胎児そのものを指す場合は、胎貝(たいばい)の方が良いかもしれません。
私は貝のS師匠が胎殻と使われるので、それに従っています。どれでもいいですけどね。
ただ、話し相手が、胎殻と使っているのを、胎児殻などとわざわざ言い直すのは、
ちょっと失礼に当たるので、そこは自分が決めた呼称を少し曲げて、
合わせる方が良いでしょう。もう胎児でいいんじゃないかと思ったりしています。
ちなみに、稚貝(ちがい)も重箱読みです。稚の訓は送り仮名が必要な、
「わかい」と「いとけない」ため、音に合わせると「ちばい」が良いでしょう。
ここで問題になるのが、親貝(おやがい)です。訓だけで違和感なく読めてしまいます。
稚貝(ちばい)に合わせるのであれば、親貝も「しんばい」ですかね。他には、
仔貝(しばい)・幼貝(ようばい)・若貝(にゃくばい)・成貝(せいばい)、それとも、
仔貝(こがい)・幼貝(おさながい)・若貝(わかがい)・成貝(ながい)でしょうか。
なんか変ですが、稚貝(ちがい)を魚に置き換えると、稚魚(ちざかな)です。
こっちの方が変な気がします。重箱読みや湯桶読みが悪いというわけではないため、
どれが正しいという結論はありません。さて、今週末も琵琶湖に潜るぞぉ。