愛知県の汽水域で採集したニホンドロソコエビです。
抱卵しているように見えますね。汽水魚水槽での定着はよくありません。
ニホンドロソコエビは「汚れた水の指標生物」としてレッテルを貼られ、
汽水生物なのに長野県とかで記録されたり、なんだか可愛そうなヨコエビさんです。
全国水生○物調査は小中学生が対象とはいえ、もうちょっとなんとかならんかなぁ。
水の汚れが30種類の生物でわかるわけもなく、調査結果の信頼性はかなり低い…。
それよりは採集した生物をインターネットなどを使って子供たちに調べて記録させ、
全ての種類を標本にして、学校で保管した方がよっぽど後に価値があるような。
数年前に淡水魚を指標生物化する研究をしたいという人がいて、
それは無理だよと言ったことがあります。何でも単純化できれば楽なんだけどね…。
追記 2014年09月10日
画像2枚目の右はヒメドロソコエビの誤同定と思われます。