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2025年5月24日は琵琶湖と周辺で採集しました。
1箇所目はかつてビワコドブシジミが2回は捕れた場所。頑張りましたが捕れませんでした。
ここでは初めてクロダカワニナが捕れました。温暖化で貝種交代が起きている?

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2箇所目は空振り。3箇所目はタテヒダ。4箇所目はタテヒダとカワニナ種群。

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5箇所目は釣り。6箇所目はクロダがたくさんいました。カワニナ種群も混じっています。
琵琶湖周辺に多いクロダだけど、琵琶湖内で捕ったのは2回だけ。ニッチの問題かな。

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2024年11月30日に三重県でスダレハマグリを捕りました。
記録あったかなぁと、Xでポストしたのですが、無いと気が付いて一応削除しました。
師匠に報告したら、短報にしたいということで、報文化がすぐに決まりました。

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2025年1月1日に2個体目のスダレハマグリを狙って、かなり頑張りましたが殻1つだけでした。
前回のはラッキーパンチだったようです。和歌山県ではたくさん捕れたのになぁ。

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かきつばた50号で報告されました。同じ場所で捕れることはもう無いかもしれません。
黒潮大蛇行が終わりそうなので、スダレハマグリくらいは普通に流れ着きそうですね。
こういう記録の大事さはわかっているつもりですが、北限・東限・県内初とかは、
もういいんじゃないの?って内心は思っています。淡水生物は河川湖沼からの移動が、
陸や海で容易ではないため、新産地が見つかれば報告は重要だと思いますが、
海は繋がっているし、黒潮川の生き物だし、温暖化なので、そりゃいるよねと思います。
ただ、いつから見られるようになったという記録は、後々に重要になるかもしれません。

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カワニナ図鑑の採集ページへ載せた、垂直潜行の図ですが、ここでも少し書きます。
私は小学生時代にスイミングスクールへ通い、バタフライ以外はほぼ泳げるようになり、
中学生時代は水泳部で、1日7500mを泳いだこともあります。水泳は得意な方です。
素潜り(スキンダイビング・シュノーケリング)は、子供の頃に海で1回だけ試して、
排水が上手く出来ず、海水をがばがば飲んで、死にそうだった記憶が鮮明に残っています。

大人になってシライシカワニナを捕るため、マスク・シュノーケル・フィンを装着して、
沖の白石近くにアンカーを降ろした船から飛び込み、おもっきり湖水を飲んでしまい、
ほぼ溺れた状況になり、フィンの機能を無視して、平泳ぎで何とか沖の白石へ辿り着き、
岩にしがみ付きました。そしてPさんに見守ってもらい、20分ほど素潜りの練習をしました。
初心者が沖の白石に飛び込んで、素潜りの練習をしたのは、私くらいではないでしょうか。
何が言いたいかというと、水泳と素潜りは違う。過去の記事でも水泳に長けた人が、
素潜りは出来ませんでした。Mさんは素潜りは出来るが、水泳は苦手と言っていました。

素潜りが出来ない原因で、最も大きいのが勇気、そして少しの技術です。
水面から潜り始めると、1~2mは誰でも到達できます。3mくらいから急に命の危機を察して、
脳(扁桃体)から引き返せと命令が出ます。それを無視してより深くへ潜る勇気があるかです。
3mの壁の克服は全く出来ない人と、練習で少しずつ深さを伸ばせる人に二分されます。
全く出来ない人は諦めましょう。生まれ持った危機回避能力が高いのだと思います。

勇気のある果断な人は、潜る技術を覚えて、より楽に採集できるようになりましょう。
それがこの図ということです。斜め潜行はゆっくり深くなり、進む場所を常に目視するため、
気楽に潜ることが出来ます。しかし、捕る行為をする時間はほとんどありません。
垂直潜行は頭をおもりにして、湖底まで落ちて行くような感じで、逆立ちに成ります。
急激に水深が変わり、浮上時は頭上を見ないため、水面までの距離が長く感じます。
恐怖心に打ち勝つ勇気は必要ですが、効率的で何度も続けやすい潜り方です。

脳の命令を無視し続けるのは疲弊しますので、水深4~7mで垂直潜行をしばらく行ったら、
0~3mで斜め潜行するなど、交互に行うことで精神的に長時間続けることが出来ます。
私は8~9mまで潜っていますが、10m以深は無理です。ここにも壁があるのだと思いますが、
カワニナ採集は6m潜れば、たいていの種類は把握できるので、克服できなくても良いです。

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滋賀県の道端で撮影したタネバエです。
仮設トイレにしがみ付いていました。たくさん似た種類がいるようで同定は自信なし。

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滋賀県の道端で撮影したヤミイロカニグモです。
気温8℃の側溝でしがみ付いていました。先月は公園の自販機に、
セアカゴケグモがいて、枝で潰そうとしたら、すすーっと逃げられました。
最近はセアカゴケグモの報道もあまりされないし、もう普通種扱いになったのでしょうね。