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琵琶湖の湖岸で採集したナリタヨコエビです。
汽水性ヨコエビ類ですら、同定が難しいのに、淡水になるとお手上げに近いです。
湖岸でも伏流水が出ていそうな水温の低いところで捕れました。

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岐阜県の水路で3人で採集したヒメアナンデールヨコエビです。
淡水域産のヨコエビ類は、あまり興味はないですが、なんとなく撮影しました。

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捕まえているのがオスで、捕まっているのがメスです。
交尾前ガードと呼ばれている行動ですが、このメスは俺のものという感じです。
このオスは私のものよ。という逆はないのだろうか。このオスは俺のものとかも。

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汽水域で採集したシマドロソコエビです。
採集地は愛知県か三重県だと思うけど、両県で確認しています。
写真の個体は卵持っています。汽水魚水槽で長期飼育できるヨコエビ類はだいたい3種、
ヒゲツノメリタヨコエビ、シミズメリタヨコエビ、シマドロソコエビくらいです。
フサゲモクズも数ヶ月は生きますが、これは飼ったとは言えないレベルです。

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ヒゲツノメリタヨコエビとシミズメリタヨコエビは
放浪的な生活をしますが、シマドロソコエビは巣を作ります。そして勝手に増えます。
写真の左側は1個体、右側は2個体います。水槽のガラスに沿って巣が作られています。
右側の巣の一番上に緑ぽいものがありますが、これは枝豆の潰したものです。
そして下に目をやると、シマドロソコエビの1個体が掴んで枝豆を食べていますね。
お腹には卵があって、その下の個体はないので、ペアで1つの巣にいるのだと思います。

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さて、ここにも1つの巣に2個体がいます。わかりますか?

一昨日、ずーっと放置していた水作が、エアが出なくなったので出して見たら、
やっぱり泥々になっていて、そこからシマドロソコエビが数個体ほど出てきました。
それと出られる隙間は絶対にない大きさのタカノケフサイソガニも出てきて、
おそらく小さいうちに水作の中に入って、そこで成長したようです。恐ろしい…。

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愛知県の汽水域で採集したニホンドロソコエビです。
抱卵しているように見えますね。汽水魚水槽での定着はよくありません。
ニホンドロソコエビは「汚れた水の指標生物」としてレッテルを貼られ、
汽水生物なのに長野県とかで記録されたり、なんだか可愛そうなヨコエビさんです。

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全国水生○物調査は小中学生が対象とはいえ、もうちょっとなんとかならんかなぁ。
水の汚れが30種類の生物でわかるわけもなく、調査結果の信頼性はかなり低い…。
それよりは採集した生物をインターネットなどを使って子供たちに調べて記録させ、
全ての種類を標本にして、学校で保管した方がよっぽど後に価値があるような。
数年前に淡水魚を指標生物化する研究をしたいという人がいて、
それは無理だよと言ったことがあります。何でも単純化できれば楽なんだけどね…。


追記 2014年09月10日
画像2枚目の右はヒメドロソコエビの誤同定と思われます。

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紀伊半島の汽水域で2008年4月6日に採集したヨコエビ目の一種です。
めちゃめちゃ小さいです。デジカメで頑張って寄ってこれです。
串で突くとちょろちょろっと素早く動きました。
ゾエア系かと思ったのですがヨコエビ類ぽかったです。