2006年12月31日に三重県の汽水域で採集したヒメヒライソモドキです。
三重県では初記録かな。もっと前の2001年頃から見かけていたのですが、
教えてもらうまでタイワンヒライソモドキの小さな個体だと思っていました…。
私は今のところ三重県の1箇所しか捕った記憶がありませんが、
こんな可愛いカニが人知れずいなくならないと良いのですが…。
メインサイトに出せない雑記
2006年12月31日に三重県の汽水域で採集したヒメヒライソモドキです。
三重県では初記録かな。もっと前の2001年頃から見かけていたのですが、
教えてもらうまでタイワンヒライソモドキの小さな個体だと思っていました…。
私は今のところ三重県の1箇所しか捕った記憶がありませんが、
こんな可愛いカニが人知れずいなくならないと良いのですが…。
三重県東紀州地方の汽水域で採集したトゲノコギリガザミ(ノコギリガザミ)です。
こんなのが深夜に突然出てくると驚きます。夜行性で昼間に見たことはありません。
浜名湖あたりだとドーマンと呼ばれ、このサイズだと8,000円くらいするかも。
怪獣みたいなハサミをしています。見るからに挟まれたくないですね。
私は軍手した上から手を挟まれ、なかなか取れなくて、男泣きしそうというか、
このままだと痛みで気を失いそう、と思ったほど痛かったことがありました。
これが素手だったら自ら手の一部を裂くしかなかったことでしょう。
この鉗脚でアサリまで潰すらしく、大袈裟でもなく握力は万力並でしょう。
更に対象物にめり込みやすい構造で、危険度は極めて高い生物です!
この日はアカテノコギリガザミも捕れました。
ノコギリガザミ類は他にアミメノコギリガザミの計3種いるのですが、
私には同定が難しくて「よくわからん!」と終わらすこともあります…。
ここでトゲノコギリガザミとしている個体ももしかしたら違うかも。
これは三重県北勢地方の汽水域で採集し、一昨日も同じ川で見つけました。
こんなデカイのが意外と町の川で見られたりするのですが、
普通は夜に行かないと出遭えないので、あまり知られていないようです。
このときはモクズガニと一緒に味噌汁にしました。
カニ味噌はそこそこの味で、2つあるハサミは非常に美味しい。
後は食べるところがほとんどなくて、しゃぶるだけみたいなもったいないカニです。
モクズガニはカニ味噌の部分しか食べないのでもっともったいないカニです。
茹でて食べたこともあるのですが、このノコギリガザミ類の特徴として、
泥の多いところに棲んでいるため、体の隙間から泥が出てくることがあるのです。
奇麗に洗ったつもりでも出てきたりします。洗うにしても切がありません。
また洗っているうちにハサミが簡単に落ちるので悲しい気持ちになります。
同様にモクズガニのハサミにある毛をどこまで奇麗に洗うかというのも迷います。
このノコギリガザミ類とモクズガニの味噌汁も底の方に泥ぽいのがありました…。
近年は泥をもう見たくないため、ノコギリガザミ類とモクズガニは、
捕れても持ち帰らないので、さらにもったいないカニになっています。
2006年6月25日に愛知県の汽水域で採集したクマノエミオスジガニです。
おそらく未記録産地だと思います。また分布の北限と東限かもしれません。
最初はムツハアリアケガニだと教えて頂いたのですが、
何かしっくり来ない感じがありました。直感的な違いを説明するって難しいですよね。
今度はムツハアリアケガニの写真が1枚も無いこことが判明。
ムツハとして3箇所は記憶にあるので、また汽水魚採集の際に撮りたいなぁ。
でも3箇所ともクマノエミオスジガニかもしれないけど…。
和歌山県の河口域で2007年9月23日に捕ったヒライソモドキ属の一種です。
和名がないようなので種小名からアフィニスガニということで(適当)。
四角形でベースみたいな甲をしていますね。
画像を引っくり返したらメドゥーサに見えた(怖)。
オスですね。カニの腹側を撮影するにはタオルが一番です。
タオルの繊維に脚が絡まってしばらく止まっていてくれます。
このカニの学名でググルと5件、ヤフルと3件しか出なかった。
それを同定したマゴコロガイさんはやっぱりすごいなぁ(感心)。
追記 2023年1月27日
マルミカワガニかと思い、メナシストさんに同定をお願いしたところ、
アゴヒロカワガニだと教えて頂きました(感謝)。
7月5日(土)はSさんと和歌山県と三重県に行っていました。
写真はその昼に捕らえられたまだ小さいミナミベニツケガニです。
このカニさんはこれまで和歌山県と三重県で何度も捕っていますが、
写真を撮ったのは今回が初めてで、目が離れて何か不思議な感じですね。
魚で目新しいものは見つかりませんでしたが、
テングヨウジ、イセゴイ、コボラ、カゴカキダイ、ギンガメアジ、
クロホシマンジュウダイ、タネハゼ、オカメハゼなどは見れました。
大変お世話になっているある方が漁協に連絡して下さり、
夕方から夜まで魚キラーを仕掛けることが出来ました。
結果は、少しのイシガニとチチブモドキ、沢山のミナミベニツケガニ。
食べようか迷いましたがクーラーボックスも一杯だったので止めました。
和歌山県で一番良いかもしれない場所を、期待を胸にして深夜に行きました。
川の淵が土砂で埋め立てられ、怒りと虚しさで2人とも呆然としました…。
今年に破壊されたことがわかった汽水域はこれで3箇所目です。
何れも他に類を見ないほど素晴らしいところでした(号泣)。
8月にまた行けたらいいなぁと思っています。でも4箇所目はもうイヤだ!!