三重県北部の小河川で採集したミナミヌマエビです。
カワリヌマエビ属の同定は極めて難しく、ここに載せたものは、
ミナミヌマエビ、カワリヌマエビ属の一種(外来生物)、その交雑の何れかだと思います。
カワリヌマエビ属の一種と思われるものは、次の記事で書こうと思っています。
よく捕れるエビちゃんですが、同定が面倒なので、これまで記事にしませんでした…。
伊勢湾周辺地域では、ヌカエビやヌマエビはほとんどおらず、たいてい本亜種です。
岐阜県産を屋外水槽に入れたら、10年くらい世代交代を続けていたのですが、
2000年の東海豪雨で流れ出し(下水へ)、新たに入れたらまた勝手に増えていました。
ここから下3枚の画像は愛知県の小河川産です。人為的な影響が強い町の川のため、
カワリヌマエビ属の一種かもしれませんが、私の知識では何とも言えません。
この種類自体は好きなんですよ。でも疑って見ないといけないのは辛いです。
2011年1月に採集した直後の個体ですが、抱卵していました。
通常の産卵期ではありません。水温が高いので、1年中産卵期になっているのかも。
ちなみに、抱卵(ほうらん)は、鳥が卵を温める意味なため、卵がぶら下ったエビを、
抱卵していると表現するのは、間違いではないですが、適切な表現でもなさそうですね。
お腹が大きくて、卵を持っている魚を、抱卵していると言う人もいますが、
卵を抱いているわけではなく、これは明らかに間違いだと思います。
ピッタリの言葉は見つかりませんが、孕卵(ようらん)がそこそこ適切だと思います。
まぁ、文字言葉は伝われば良いので、これ卵持っとるわ。で良いと思いますけどね(笑)。