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愛知県の汽水域で採集したマガキです。
ヒゲツノメリタヨコエビぽいのとタテジマイソギンチャクが付いています。
このマガキを水槽に入れるということは、こうした微小生物も一緒に入れることになり、
有機物の分解などでとても役に立ちます。汽水魚飼育でマガキは外せませんね。
マガキは刃物みたいなものですので、触るときは軍手も外せません。
このマガキでどんだけ胴長やタモ網が切れて捨てたことか…。危険生物です。

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マガキは場所によっては、とんでもない量あったりします。
写真左上は泥に埋もれるような形でマガキが立っています。
写真右上は砂利のように見えるのはみ~んなマガキ(カキ礁やカキ帯と呼ばれる)です。
こんな場所の資源量はとんでもない量あるので、水槽用にもう捕りたい放題です。
写真下は2月の雪が降る中に撮影したものです。このマガキを持ち帰ったら、
中からトサカギンポが出てきました。おそらく気温は3℃以下でしょう(寒)。

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イシマキ(イシマキガイとも呼ばれる)にマガキが固着しています。
敵が現れるとアイスラッガーとして飛ばせます。

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水槽に入れたマガキです。写真左はマガキではないと思ったのですが、
マガキだそうです。様々な形や色があって面白いですね。
写真右はスピルリナを溶かし、水槽に入れたところ、偽糞として出しました。
それが海藻のような緑色の塊です。このような塊にして水を奇麗にしてくれます。

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マガキの産卵期は5~8月で、放卵・放精によって水槽が白濁することがあります。
たいてい3日もすれば問題ないのですが、立上げ直後の水槽は不安定で、
マガキが次々と死んで水質悪化し、水槽からは腐敗臭が出て、魚も死に始め、
水を何度か変えても改善されず「崩壊水槽」と化すことがあります。
写真の水槽は崩壊せずに済みましたが、崩壊を防ぐには、立ち上げたばかりの水槽に、
生きたマガキを5~8月に入れないことです。カキ殻は入れたほうが良いと思います。

マガキを真夏に捕って、レンジでチンして、たくさん食べて美味しかった。
と、nさんに話したところ、自殺行為だと言われました(大汗)。
貝毒はチンしても消えませんからね。これからは食べないようにします…。
ちなみに、真夏に旬なのはこのマガキではなくイワガキです。

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2008年10月12日に三重県の汽水域で採集したイオウハマグリです。
この場所は何度も採集しているのですが初めて捕れました。
近年はスダレハマグリが北上しているので、最初はスダレだと思っていました…。

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和歌山県の汽水域で採集したマクガイです。
12-13日は3人で紀伊半島1周したのですが、三重県と和歌山県の両方で確認しました。

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汽水水槽に入れると、すぐに死んでしまう二枚貝も多いですが、
マクガイは飼育には強いです。板みたいな貝なので水質浄化効果は低いのかなぁ。

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愛知県の海で採集したサルボウです。
正確に言うと海よりは塩分が薄かったですが、汽水域で見たことはありません。

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アカガイ(赤貝)の代用品として、重宝されているようです。
そのうちちゃんとサルボウと表示せいってなるかもしれませんが…。

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愛知県で採集したマテガイです。
有名な貝過ぎて何もコメントありません(笑)。私はしょうゆバター焼きが好きです。
三重県で捕っていたときに、時雨煮が美味しいと教えてもらって、やってみたところ、
これがうまかった。でも形をまじまじ見てから噛むと、男としてはある意味痛い。