
2025年8月14日は琵琶湖とその水系でうみへびえらぶさんと採集しました。
1箇所目はこの記事で触れた、長浜市西浅井町月出にある、湖面から露出した岩です。
Google マップで殿岩と表記され、根拠薄弱な内容だったので、潜って確認しました。
岩を一周しましたが鎖は沈んでいませんでした。岩は円錐形で頂上付近だけが露出し、
潜ればすぐに引き抜けないのは自明。船で近付いただけでもわかると思います。
江戸時代と殿様という漠然とした表記ですが、この場所にそもそも行くには船が必要です。
1888年の地図に岩へ続く道はありません。殿様はどうやってその存在を知って、
引き抜けたとして、どう運ぶつもりだったのでしょうか。言い伝えはどこ起源なのか。
投稿者の創作(作り話)としか思えません。こういう嘘由来の名称と言い伝えを載せるのは、
やめて欲しいです。削除依頼も検討しています。動画 https://youtu.be/7khMEtmu5xo

2箇所目はアザイカワニナの模式産地。右奥はかなとこ雲で、何度も雲放電していました。
水深5~7mは右のカゴメカワニナだけで、4~5mにアザイは見られるものの、
水草が多くてそれが肌に触れると、ザーッと擦れて痛く、長く続けられませんでした。

3箇所目はヒメタニシしかおらず。ヒシの実を踏んで、靴を突き抜けて激痛。
3年前に沈降破傷風トキソイドの注射を打ってもらっています。
4箇所目(動画の3箇所目)は水深0~4mは白濁して、水温28℃前後でしたが、
水深4mくらいに赤い水温躍層があり、4~6mは透明度が高く、水温20℃前後でした。
海パンでは長く潜っていられない冷たさで、カワニナや魚は全くおらずでした。
5箇所目は水が汚い。大腸菌群がたっぷりな感じ。水から上がって口をすすぎました。
6箇所目は昨年にナガタニシがまあまあいた場所。深潜り10本くらいしてもおらず。
えらぶさんとはここでお別れとなりました。とても楽しかったです。お疲れ様でした。
7箇所目は1人でオオウラカワニナの模式産地。過去に水深0.5~1mの浅場で捕っていましたが、
記載論文に水深2~4mとあり、それに合わせて捕りました。浅場よりも少なかったです。
1箇所目、琵琶湖、海パン、16:43~17:05(22分間)。
2箇所目、琵琶湖、海パン、18:06~18:17(11分間)、18:36~18:50(14分間)。
3箇所目、琵琶湖水系、平服。
4箇所目、琵琶湖水系、初めての場所、海パン、20:30~20:48(18分間)。
5箇所目、琵琶湖水系、初めての場所、海パン、21:19~21:27(8分間)。
6箇所目、琵琶湖、海パン、22:14~22:42(28分間)。
7箇所目、琵琶湖、海パン、22:58~23:19(21分間)。

えらぶさんから頂きました。カワニナストラップです。ありがとうございます。
えらぶさんは私と会う前に、サキガケ・クロダ・ユメ・タジマを捕られ、
1人で磯沖暗岩まで泳いでアンガンを捕られ、私とも5箇所潜りで凄まじいです。

上が4箇所目、下が5箇所目。もう形態識別の限界を感じます。
上左はヤマト?、上中はヤマト×クロ?、上右はトキタマ×アザイ?、
下左はモリ×クロ?、下中はイボ×クロ?、下右はイボ?とか言いたくなります。
これらの整理は大変そうです。まだまだ新種記載は続きそうで楽しみです。