記事一覧

ファイル 1545-1.jpg

2021年2月6日夜~7日未明は愛知県で採集しました。
狙いはマツカサガイとクロダカワニナです。1箇所目。ヒメタニシすらいない酷い環境。
2箇所目。捻挫の痛みに耐えて頑張りましたが、カワニナ種群しか捕れない。
写真はその場所です。軟体部の色は黒っぽいけど、カワニナとチリメンの中間形態です。
マツカサガイの殻は、数個ほど見つかったので、希望はあると思って上流へ移動しました。

ファイル 1545-2.jpg
3箇所目。5分くらいで2個体が捕れました。レッドデータブックあいち2020によると、
「県内における生息場所は木村(1994)を含めて現在5カ所しかなく」とあります。
岡崎市、豊川市、木村(1994)は確認していませんが、写真から安城市だろうと思われます。
ようするに三河地方です。私が捕った個体は尾張地方です。それに加えて、
「1960年代中頃までは木曽川水系の日光川、五条川、矢作川水系、豊川水系など」
で確認されていたとありますが、どの川でもないです。こうした場所は移入の疑いもあるため、
遺伝子・文献・標本など調べる必要はありますが、生息場所は6カ所になったと思います。

ファイル 1545-3.jpg
4箇所目。こうなると次はクロダ探しです。カワニナ種群はまあまあ見られます。
その中に紛れて1個体が捕れました。先にクロダがいて、生態地位的として同じと思われる、
カワニナ種群が侵入すると、クロダの方が弱くて、絶える方へ向かうのだろうか。

ファイル 1545-4.jpg
左がクロダ、右がカワニナ種群。クロダの胎殻は受精していないのかも。
1個体しかいなかったので、雄と出会えていなくて、繁殖が出来ない雌なのかなぁ。

ファイル 1544-1.jpg

2021年1月30日夜~31日未明は愛知県でmaikyさんと採集しました。
1箇所目。カダヤシくらいしかいない。2箇所目。マツカサガイを狙うも貝殻ばかり。
3箇所目。ハマグリ捕りです。干潟に5人もいる。ここで人を見たのは初めてでした。
干潟へ行く途中にある階段で、左足首をくじいて、あまりの痛さで、動けなくなる。
maikyさん先に行って下さいと言うと、本当に先に行ってしまい、捨て置かれました笑。
捻挫の痛みを堪えて、両手を使って坂を這い上り、maikyさんへ追いつきました。
足首を動かすと痛みが走るので、ゆっくり歩いて、干潟に座り込んで、鎌で引っ掻きました。
カガミガイとムラサキガイは、たまに出てきますが、ハマグリはとても少なかったです。
さわだ君が佃煮が美味しいと言っていたので、カガミガイを持ち帰ることにしました。

ファイル 1544-2.jpg
4箇所目。maikyさんが一番行きたがっていた場所。私は3箇所目に人がいたことから、
ここは狭いし人目に付くので、もう捕られて駄目だろうと思っていました。
足が痛いのでゆっくり準備しました。maikyさんからはワクワク感が伝わった来たので、
先に行ってくださいと。私はなだらかな場所しか歩けないため、遠回りして合流しました。
ハマグリは捕れないそうです。やっぱりなと思いました。その後に私も100回以上は、
鎌で引っ掻きましたがゼロでした。maikyさんが1個体を捕りましたが、ここは諦めて、
3箇所目へ戻りました。雨と風が強くなって来たからか、5人は一斉にいなくなりました。

風雨でもやるのです。maikyさんは元気です。干潟に小さな穴がたくさん開いています。
5本又やすで干潟を刺して、ハマグリに当たったら、そこを掘っていたようです。
ハマグリにやすを使うことは知りませんでした。でも深いところのは捕れなさそう。
足をかばいながら、鎌で引っ掻き続けました。ハマグリに当たるのは、たいてい深い場所で、
やすが届かなかった場所のを、拾っている気がしました。写真左は2回目の成果で7個体です。
右はmaikyさんの2回分の成果です。満足行く結果ではないですが、とても楽しかったです。
5箇所目。飼育魚用の塩水汲みを、maikyさんに手伝って頂きました。ありがとうございます。
ここで解散です。右足首をくじいていたら、アクセルペダルを踏めなかったなぁと思いました。

ファイル 1544-3.jpg
31日明け方に寝て昼に起きましたが、捻挫したところが腫れていて、痛くて歩けなくなり、
右足と体を壁にもたれかかって、トイレなどに何とか行ける状況でした。
夜になると無理すれば、両足で歩けるようになりましたが、階段を降りる時は激痛でした。
今も階段を降りる時は痛いですが、普通に歩けることの幸せを感じています。

ハマグリは1日弱ほどシルト抜きしましたが、バケツの底にほとんどシルトが無く、
ここのハマグリはあまりシルトを持っていないようでした。前回とは大違いです。
茹でた汁は冷蔵庫で保存。これを小鉢に注いで、レンチンすると旨みの塊で美味しいっ。
ハマグリはこれが一番美味しいと思っています。身はいつもの紅生姜煮です。
食べ慣れた味なので、あまり感動はないですが、いつものように美味しいです。
1個体はオリーブオイルで焼いて、麵つゆで味付けしました。焦げ目が香ばしく、
中はハマグリの旨みが確り残っていて、これは今後もありだなぁと思いました。

ファイル 1544-4.jpg
カガミガイは茹でて、砂袋を切除し、よく洗いました。うなぎのたれを作り過ぎていたので、
それと紅生姜を入れて煮ました。冷蔵庫で半日ほど寝かして食べてみました。
貝自体の旨みはハマグリとは比較になりませんが、食べられるなぁと思いました。
甘辛いのと足が硬いので、酒の肴によく合いました。殻が重いので、干潟で持ち歩くのが、
ちょっと嫌だなとは思いますが、干潟から上がる際に、回収する感じだといいですね。

ファイル 1544-5.jpg
2箇所目でカワニナも拾いました。少し前ならばチリメンカワニナで良かったのですが、
キタノカワニナかカワニナですかね。しばらく蛤汁を飲んで楽しみます。
maikyさんお疲れさまでした。心残りのマツカサガイを、次こそ捕りましょーう。

ファイル 1543-1.jpg

サザナミカワニナ Semisulcospira davisi Sawada and Nakano, 2021
新種記載されました。さわだ君が筆頭著者です。とてもおめでたいです。
第二著者の中野さんは存じ上げませんが、お二方とも大変にお疲れ様でした。
浦部先生がブログでわかりやすく解説されています。原記載のリンクもあります。

写真は模式産地の月出で採集したサザナミカワニナです。解説を書き進めてみましたが、
シンタイプからレクトタイプを指定し、それは不明種でイボは未記載種でと難解なので、
ようするに、イボカワニナと呼ばれていたものは、サザナミカワニナになったんです。
日本産カワニナ属の現世種では、26年ぶり(1995年以来)の新種発見ということですね(凄)。

さわだ君にはビワメラニアの分類やるなら、全種の模式標本を必ず確認しなさいと、
くどいくらい言い続け、2019年にイボのシンタイプ画像を見せてもらったときに、
あぁやっぱりなと思いました。これハベやん。琵琶湖ならばヤマグチかぁ。
それから1年余りで、こんなに素晴らしい論文を、2人で書き上げるとは驚きました。
ベタな調べなあかんところ、みんなやったんで、これなら論文通すしかないやろ感が、
伝わって来ました笑。その分だけ S. multigranosa を不明のままにするしかないよね。

ファイル 1543-2.jpg
イボカワニナと呼ばれてきたものは、種群(種複合体)だろうと思っています。
そのうち深場にいて、胎殻の大きいものが、サザナミカワニナとして新種記載されました。
それ以外も複数に未記載種の疑いが残っています。写真の9個体は広義のイボです。
左上なんかは逆くの字イボと、さわだ君と呼んでいるもので、サザナミとは全然違います。
カワニナ図鑑のイボのページを、サザナミに書き換えるだけでは、事が済まないのです。
そのためカワニナ図鑑は、このブログ記事のリンクだけ張って、放置を続けます。

コセイの方が早く新種記載されると思っていましたが、次々にハードルを作られるので、
発見から10年半も経ちました。それでも諦めずに挑んでくれるさわだ君には感謝しています。
今後も全解明・川蜷の呼吸で、病まない程度に頑張って下さい。引き続き応援しています。

ファイル 1541-1.jpg

2021年1月15日夜~16日未明は、さわだ君、かおるさん、ささき君、西村で採集しました。
1箇所目。クロダカワニナの記録がある場所。私が先に着いたので、1人で探すが全くいない。
3人が到着。こんばんは。カワニナのバッドニュースと、グッドニュースを教えてもらう。
バッドは落胆したが想定内です。グッドの方はとても喜ばしい。近いうちに拝読できるはず。
2箇所目。初めての場所。ニセマツカサガイ三重県中部型とマツカサガイがいました。
3箇所目。ミナミメダカくらいしか見られず。クロダカワニナは諦めて干潟へ向かいました。

ファイル 1541-2.jpg
実は1月2日未明に川ですべって、左の乳首上付近を強打し、泣きそうな痛みで悶えました。
あっ肋骨が折れたなと思いましたが、打ち身によるじわっとした痛みは我慢できて、
特定の動きをしなかったら、激痛はなかったので、採集をそのまま続行しました。
後で色々と調べると、第三肋骨と第三肋軟骨の間くらいが、折れたか変形したと思います。

それから2週間経ちましたが、通常時の痛みはゼロですが、肋骨を動かすと痛みが走ります。
特にくしゃみは肋骨をよく動かすので、もう花粉症が始まった私には辛いです。
病院へ行けよと言われそうですが、過去に肋骨を折った時に、何か手当するわけではなく、
レントゲン撮って折れてる確認して終わりだったのと、感染症で困っている中に、
肋骨折ったくらいで行きたくなかったのと、病院が大嫌いというのが行かない理由です。

さて、前置きが長くなりましたが、ようするに、ハマグリ捕りできる体じゃないんです。
出来るだけ肋骨に負担のない体勢で、鎌を使って短時間集中で10個体を捕り、
その後は座ったり、人の様子を見に行ったり、たまに鎌入れして休みました。
さわだ君はひたすらハマグリ掘り、かおるさんはハマグリ掘りと時々マテガイ、
ささき君はマテガイと少しハマグリ掘りを狙い、予定していた時間を大きく超えて、
約2時間半も干潟にいました。鎌にはビニールテープで、グリップを作りました。
これがあると、すっぽ抜けなくて、握力も弱くて済み、少し掘るのが楽になりました。

ファイル 1541-3.jpg
陸へ上がり、私は左手がビニール手袋の中まで水が入る。匍匐前進したときに、
頭部右半分に波がかぶって、耳から砂が出てきました。さわだ君は胴長水没でした。
左がさわだ君とかおるさんの成果。カガミガイはどうするんだろうなぁ。
右はささき君の成果。マテガイは好きだけど、砂抜きが完全に出し難いのと形がねぇ。
私のハマグリ10個体のうち、5個体はさわだ君にあげました。いつものことです。
4箇所目へ行く話もあったのですが、睡魔との闘いに負けて、帰れなくなりそうだったので、
ここでお別れました。お疲れさまでした。楽しかったです。みんなよく頑張りました。
3人はクロダカワニナの場所へ向かったようです。その後の消息は不明。

ファイル 1541-4.jpg
半日ほどシルト抜きして、いつもの茹ハマにしました。身の中には感じませんが、
外側に少しシルトが付着しているので、1日ほどシルト抜きしておくべきでした。
美味しいですが、考えながら食べると、ハマグリとしては、味と食感は中です。
出汁は5個にしては水を入れ過ぎたので、少し薄めですが美味しいです。
しばらくレンジでチンして楽しむことにします。

ファイル 1536-1.jpg

琵琶湖流入河川(河口域)で、さわだ君が見つけたカドヒラマキです。
ヒロクチヒラマキとの関係が微妙でしたが、こちらによると両者は別種のようです。

ファイル 1536-2.jpg
ざっくり、丸っこいのはヒロ、角ばったのはカド、中間型はカドのようです。
右はカドで良いとして、左は中間型のように見えるので、カドということでしょうかね。