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2026年2月21-22日は濃尾平野と琵琶湖および周辺で採集しました。
1~7箇所は魚捕り。8箇所目は魚捕りのついでにカワニナ採集。
ドライスーツ、23:53~00:47(54分間)、948m遊泳。冷たかったです。左上がイボカワニナ、
その他がタテヒダカワニナで、この場所の採集個体は持ち帰れませんでした。
フィンの上に置いたのを忘れて片付け、現地で散らばっているかも。貝さんすみません。
ここまで殻の皮が剥がれて白化し、生きている個体は珍しくて捕ったのですが…。

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9箇所目は胴長で頑張りましたが貝類が全くいない。浚渫で底生生物が消えたのかも。
10箇所目ドライスーツ、01:52~02:31(39分間)、427m遊泳。前から気になっていた場所ですが、
昼間は人目に付くので、未明に潜るしかなかった。ここはもっと冷たくて手が痺れました。
ドライスーツの袖口が裂けて水が入るように。簡単に直せる方法はないだろうか。

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採集個体です。カワニナ、イボカワニナ、タテヒダカワニナ or ケショウカワニナ、
アザイカワニナだろうと思います。おびただしい数のタテヒダカワニナがいました。

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マツカサガイだと思います。琵琶湖流入河川には今もたくさん見られますが、
琵琶湖だと13年前に南湖で1個体を捕ったことがあるだけです。今回捕ったのは北湖です。
河口域でもなく岸から100mは沖です。北湖はざっと文献を調べても記録がありません。
北湖では初記録かも。今は水槽に入れていますが、研究や記録の使用でしたら提供します。

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動画からの切り抜きです。動画 https://youtu.be/tFH_KyawxAY
二枚貝(主にタテボシガイ)の水管がたくさん見えるのがわかるでしょうか。
琵琶湖でこんな密度は見たことが無いです。ここに集まる理由がわからない。

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2026年2月14-15日は1人で濃尾平野、ささき君と琵琶湖で採集しました。
1-2箇所目は濃尾平野で魚捕り。3箇所目は琵琶湖で1人でカワニナ拾い。ヤマト系だけ。
ささき君との待ち合わせ場所へ先に着いたので、琵琶湖の水温を測ってみました。
この水温計は1.3℃低く出ます。9.6℃でした。この時期にしては高いです。
国交省の三保ヶ崎観測所(琵琶湖南湖)は、14日09時5.9℃(20時7.6℃)です。

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本当は某君も一緒に採集する予定でしたが、来られなくなってしまって残念です。
ささき君と合流して愚痴を聞いてもらい(感謝)、体が冷えてきたところで入水です。
4-5箇所目、ドライスーツ、21:50~22:53(1時間3分間)、641m遊泳。
この時期ならばドライでも、手や顔は痺れますが、ずっと泳ぎ潜り続けたので、
寒さは何とかなりました。5箇所目は160mほど泳いで移動し、別の場所として採集しました。
動画 https://youtu.be/NtbzDO3SfdI

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左は4箇所目のささき君、中央は4箇所目の西村、右は5箇所目の西村の成果です。
この場所のカワニナ類は、さわだ君がご所望なので、ほとんどは進呈用です。

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6-7箇所目は前から行きたかったけど、諸事情で入り難かった場所。
貝類そのものが少ない中、ささき君が見つけてくれました。これは思わぬ成果でした。
ここの個体もさわだ君の方へ翌日安着しました。ドライの動き難さで1時間余りの潜りは、
翌日に筋肉痛でしんどかったけど、成果は出て良かったです。楽しかったです。ありがとう。

カワニナ採集調査水域のうち、琵琶湖淀川水系が503地点(通常243+潜水257+漁3)になり、
漁3を抜いても500になりました。お陰様です。もう十分でしょうと思われそうですが、
琵琶湖のカワニナは100m違えば、別の場所という認識なため、まだまだ隙間があります。
更にこの下方でも記しましたが、潜った面積は1%未満です。一生や十生でも足りない。

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2025年11月29日はSatoさんと淡水貝類研究会へ行きました。
Satoさんは青森県から前日夜に名古屋入り。29日朝に近鉄名古屋駅前でおはようございます。
昼過ぎから淡水貝類研究会。右下はK先生のイケチョウガイ標本で撮らせてもらいました。

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三重博の展示物。ノースヴィレッジが日本産イシガイ目全種を集めるそうです。
この日はSさんが遺伝解析された、本物のオトコタテボシガイ(ヒラガマノセガイ)を、
持って来られて展示開始。琵琶湖で捕ったらニセマツカサガイ琵琶湖型(セタイシガイ)と、
言ってしまいそうな個体だ。オトコタテボシガイは知らないうちに結構捕っているかも。
今年7月画像2枚目の右下とそっくり。これも画像2枚目の上中はオトコ、下はセタイシかも。

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私とSatoさんはうみへびえらぶさんの車に乗せてもらって懇親会の会場へ(感謝)。
12人で2時間の懇親会です。興味深い発表があって、いつもの個性的な良い人たちがいて、
とても楽しい時間でした。会場設営や準備などして下ったI先生やKさんお世話になりました。
翌日は採集なので二次会はご遠慮して、津駅のホームへ行くとTさんがいたので、
3人で名古屋方面へ。私なんかをお相手して下さった方々、ありがとうこざいました。

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2025年11月30日はSatoさんと濃尾平野で採集しました。
1箇所目は論田川。琵琶湖由来のケショウカワニナが蔓延っていますが、少し減った感じ。
そもそも本当にケショウだけなのかは不明。Tさんは未記載種だと言っていたけど根拠薄弱。

2箇所目は魚捕りだけどマツカサガイも捕れました。3箇所目も魚捕り。
4箇所目はミミドブガイ(外来)を捕りましたが、これ過去に何度も見たことあると思いました。
濃尾平野でミナミタガイぽくない大型個体は、だいたいヌマガイとして処理していて、
そのほとんどはミミドブガイだろうと思います。この画像1枚目もそうだろうなぁ。
ミミドブガイの他に二枚貝は、カワシジミ(タイワンシジミ・マシジミ)、タテボシガイ、
マツカサガイ、ササノハガイなども見られました。割と良い環境に外来貝がいる感じですね。

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5箇所目はクロダカワニナを捕りました。キタノカワニナも写っています。
ここの個体は付着物が少なく、成貝でも色帯が明瞭で黄色ぽいです。
採集を終えて名古屋駅前へ。Satoさんとお別れ。聞き上手でとても楽しかったです。
長距離移動お疲れ様でした。無事に帰られたかな。また来年です。次は岐阜なのかな。

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2025年11月24日は三重県でカメラぶっこみと採集しました。
ついでにカワニナ捕り。1箇所目は空振り。2箇所目はカメラぶっこみを待つ間に、
二枚貝の殻が落ちていたので、タテボシガイかなと思って拾ったら、思わず声が出ました。
まじかよ!すぐに底砂を探すと、生体が出てきました。うそだろ!カタハガイやん。

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カワシジミ(タイワンシジミ・マシジミ)を除いて、二枚貝は全てカタハガイでした。
カタハガイはマツカサガイなどとセットがほとんどで、単種でいることは珍しいです。
スマホでこの水系や地域に記録があるか、調べてみましたがどうやら無いようです。
移入にしてもカタハガイだけを選んで入れるかなぁ。とりあえずS先生に報告しました。

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3~5箇所目は空振り。6箇所目はカワニナ種群(分布的にキタノカワニナ)がいました。
水草の上に露出しているのは珍しい。水草が多過ぎて底や壁は食べ物が無いのでしょうね。

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カワニナ種群は小型のばかりで、2巻半くらいが多くて、ナカセコ化していました。
右はハブタエモノアラガイかなと思います。モノアラガイ類の整理はかなり頭痛い。

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2025年11月16日は愛知県で採集しました。
サキガケカワニナが絶滅の恐れが高いことは、このブログで何度も書いてきましたが、
改めて要約すると、生息水域は一雲済川・都田川、豊川・(梅田川)・矢作川の4水系だけ。
一雲済川と矢作川は絶滅疑い、都田川は風前の灯、豊川は狭い範囲に少数、梅田川は不明。

サキガケを新種記載したSawada et al. (2025)では、高見 (1997)の採集地点(Fig. 1)の、
多くを調査しています(下方の図表)。その中でもサキガケの分布域(St. 2-8)のうち、
St. 4だけが未調査です。そこにサキガケが残っていないか、調べる必要があると思いました。

1箇所目はSt. 4の少し下流側の場所で、現地へ着くとコイ釣りの人がいて断念。
2箇所目はその少し上流(St. 4の範囲)で、何とか入れそうだったので潜ることにしました。
ドライスーツ、01:02~01:32(30分間)、181m歩いて行き、429m泳ぎ、83m歩いて戻りました。
10分くらいはカワニナ類だけを探しましたが、貝類すら見られない環境で駄目でした。
1989年当時は生息していたのでしょうが、今は絶滅していると思います。

3箇所目は支流を胴長で探しましたがカワニナ類はおらず。
4箇所目は前から気になっていた場所で、ここにもコイ釣りの人がいて驚きました。
川を覗き込んだらカワニナ類が見えました。コイ釣りの人に挨拶と許可を頂いて、
邪魔にならないように傍らでカワニナ捕りさせてもらいました。その成果が写真です。
サキガケが2個体とカワニナ種群L4が3個体です。割合的には1:10くらいです。
それでもこれまで記録の無かった場所なため、新規開拓できて良かったです。

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5箇所目は今年8月に200mで7個体しか見られなくなってしまった場所。
探してみるとコンクリート面にL4は2個体、サキガケは1個体が見られました。
写真はL4。転石場へ移動するとL4は7~8個体、サキガケは2個体も見られました。
8月よりも僅かに増えた印象ですが、数年前の1/20くらいだろうと思います。

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サキガケとL4が同所的に生息する場合に、サキガケは水深(陸)0~70cm程度の浅場、
L4は水深10~150cm程度の少し深場、どちらも水深250cm以深には見られない印象です。
感潮域の浅場は干上がるため、真夏の直射日光が当たれば、焼け死ぬ恐れが高いです。
水溜まりがあっても茹で死ぬと思います。地球温暖化には適応し難い生態をしているようです。
更に地球温暖化が進めば、サキガケは全域絶滅する可能性は高いです。手を打つならば今です。

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