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ファイル 978-1.jpg

琵琶湖で採集(後に逃がした)したイケチョウガイ×ヒレイケチョウガイです。
文献1を参考に、成貝なのに翼状突起があるため、雑種(改良母貝)だろうと判断しました。
文献2文献3によると、雑種は養殖場でしか、確認されていないようですが、
写真の個体は養殖場ではなく琵琶湖なため、自然界への逸出が始まってるのでしょう。

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潜って目の前にあった、見慣れない形の貝。掴むと重さと硬さで、すぐにわかりました。
浮上してから、翼状突起がヒレ状に確りあるのを見て、あーあと思いました。

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非常に薄っぺらいです。タガイを押し潰した感じ。

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下2つは要芽さん採集。左下はイケチョウガイに近い感じですが雑種でしょうね。
いつか本物のイケチョウガイを琵琶湖で捕りたいです。もう諦めた方がいいのかな…。

コメント一覧

maiky - 2014/05/29 (木) 22:32 edit

こんばんは。
なるほど、翼状突起が羽のようにとびだしてますね。
薄っぺらいのにも驚きました。
本物は難しそうですね。西村さんに拾って頂いたお皿が限界ですかね。

西村 メール - 2014/05/30 (金) 20:32 edit

maikyさん。コメントありがとうございます。
今回の経験で、羽が飛び出さないのも、どんなところを好みそうだというのは、
何となくわかりました。真夏から秋は抽水植物で、入れないところだと思います(笑)。
現在は潜水84箇所なため、今年はあと16箇所は潜って、生きたお皿を見つけたいです。

white-wings - 2014/05/30 (金) 21:24 edit

おお、素晴らしい!おめでとうございます。

どうでもいいですが、子供向け歴史漫画で
縄文人だか弥生人だかの男の子が、食べていた淡水二枚貝から真珠を発見する話を思い出しました。
日本だと淡水パールが最初に利用されていたのかなぁ?

西村 メール - 2014/05/30 (金) 21:38 edit

white-wingsさん。コメントありがとうございます。
外来生物なため微妙ですが、後学のためには、とれて良かったと思っています。
何かそんな話は私も覚えがありそうで、詳しくは思い出せないです。
イケチョウガイは琵琶湖固有種なため、他の地方だとカラスガイとかでしょうね。

サレンダー メール - 2014/05/31 (土) 00:25 edit

こんばんは。

突起がすごいですね。

養魚場から流出したはいいかげんやめて欲しいですね。その件に関して反省の声が上がる様子もないですし。

西村 メール - 2014/05/31 (土) 00:48 edit

サレンダーさん。コメントありがとうございます。
雑種を使っている淡水真珠養殖場は、琵琶湖や内湖と水が繋がっているため、
グロキディウム幼生を出せば、琵琶湖に定着することは、容易に想像できますが、
そんなことはどうでも良いのでしょう。琵琶湖のイケチョウガイは雑種化で絶滅するかも。