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三重県の水路で採集したオバエボシです。
この記事の続きです。捕ったとき、オバエボシだっ。とは口に出せませんでした。
ヨコマハシジラガイで驚愕中に、オバエボシまで捕れたという、何とも言えない恐怖感。
帰りの運転は普段よりも気を付けました。ハマグリは最大火力で長く茹でました(笑)。

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オバエボシは3個体。ヨコハマシジラガイ7個体に、1個体くらいの割合で捕れました。
両種類とも飼育中ですが、オバエボシは足をよく出して、動いています。
3月に岡山県で探そうと思っていたくらいなのに、これで別の採集に時間を使えます。

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これでイシガイ類は、イシガイタテボシガイオトコタテボシガイヨコハマシジラガイ
ニセマツカサガイトンガリササノハガイ(ササノハガイ含む)カタハガイマツカサガイ
オバエボシタガイヌマガイマルドブガイオグラヌマガイ(メン)カラスガイを採集。

残すはカワシンジュガイ、コガタカワシンジュガイ、イケチョウガイ、フネドブガイ、
ドブガイモドキの5種類だけです。このうちカワシンジュガイとコガタカワシンジュガイは、
山にいるようなので興味が無いです。フネドブガイとドブガイモドキ(在来ならば)は、
捕りたいですが、分布的に気軽に行ける地域ではなく、ちょっと遠い感じです。
イケチョウガイ(琵琶湖固有種)は、琵琶湖ではヒレイケチョウガイとの遺伝子汚染で、
純系は移植の青森県にしかいないとか。そうなると、粗方のイシガイ科は捕ったかも。

ただ、イケチョウガイは雑種も捕ったことがないので、今夏は狙ってみたいと思います。
残存していることが知られている某内湖ではなく、本湖に潜って捕ってみたいです。

コメント一覧

maiky - 2014/02/14 (金) 17:24 edit

オバちゃんも素敵でした!夏も是非お誘いください。琵琶湖で捕りましょう~。
イケイケゴーゴーイケチョウガイ!

うなたろう - 2014/02/15 (土) 09:38 edit

お二方に有用な情報を提供できて良かったです(吉報の電話をいただいたときには眠気で朦朧としていました・・・)。確認されている地域と全く別の場所でしたが、maikyさんの「新産地発見かもしれませんよ!」の言葉の後押しが効きましたね。

この場所はもうずいぶん前に見つけていたのですが、当時はたしか西村さんも淡水二枚貝に興味がないということを耳にしたか、見たかでお話しする機会もありませんでした。ヨコハマシジラガイは「なんとなくマツカサガイとは違う貝・・・ニセマツカサガイというのがいたような・・・」、オバエボシは「琵琶湖流入河川で見たような雰囲気のかっこいい貝」という所で止まっていました。昔話で「石より貝の方が多くて」という話を時々耳にしますが、あそこはまさにそのような所ではないかと思います。今後も末永く維持されてほしいです。

西村 メール - 2014/02/15 (土) 22:23 edit

コメントありがとうございます。

maikyさん。ヨコハマのオバちゃんは水槽で元気です。
5月は夏ですか(笑)。イケチョウガイは5月から狙ってみようかな。

うなたろうさん。感謝しています。短時間の狭い範囲での採集だったので他のもいるかも。
二枚貝はタナゴから足を洗ったときに、興味がなくなっただけで、昔はあったけれど…。
琵琶湖でカワニナのついでに捕れる、二枚貝が面白くなって、二枚貝だけ復活した感じ。
琵琶湖のオバエボシは今でも捕りたいなぁ。ちょっと他地域とは形態が異なるようで、
亜種扱いにされることも。殻は捕ったけど、生体を捕りたいと、ひそかにまだ思っている。
岡山県で石より貝の方が多い水路は本当にあった。そこ以上の密度は未だに知らない。
そこも何種類かいて、おそらくニセマツカサやオバエボシも捕っていたと思う。
今はどうなっているかという昔話。あそこは三重県では夢の場所だと思う。
生息地公開されて何とか川みたいにならないといいけど。とにかく超有用でした(多謝)。