和歌山県の海で採集したフウライボラです。
河口近くの海では見られるのに、汽水域には全く入ってくれないボラです。
他のボラは入ってくれるのに、フウライボラは敏感に、低塩分を避けているのかな。
河口で思い出した、どうでもいい話。
河口とは「河川が海や湖に注ぎ入る所。かわぐち。」です。
図鑑などで生息環境として「河川の河口域」「川の河口部」「川の河口付近」といった、
表記を見かけます。これらは重言(重複表現)です。河口は河川・川にしかないからです。
すなわち「河口域」「河口部」「河口付近」だけで同じ意味が伝わります。
但し、「大河川の河口域」「長良川の河口部」「琵琶湖流入河川の河口付近」は、
重言ではありません。この使い分けがややこしいので、間違えてしまうのでしょうね。