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2013年9月21日夜~22日未明にオイカワムツさんと琵琶湖へ素潜り採集してきました。
21日夕方に名古屋を出ます。ワムさんを乗せて、高島市安曇川地区へ向かいます。
琵琶湖は湖岸5km以内に、1箇所以上の採集地点という目標で、7月にクリアしたのですが、
6kmくらい離れている気がする場所を見つけ、そこを採集して埋めるのが今回の目的です。

とりあえず、この範囲にある、魚捕りで何度か行った漁港を、覗いてみることにしました。
増水して白濁。港外を覗くも同じ。台風18号の影響が、まだ色濃く残っていました。
場所を移動し、湖を覗くと、月光が水面に映って、綺麗でした。よしっ。もうここに潜る。
ワムさんに無理して潜らなくてもいいよと言ったが、潜るという返答に気合が入りました。
なんで気合がいるかって。水温約25℃+気温約18℃=約43℃(プールは通常50℃以上)。
水温的には何とか耐えられるけど、気温的には半袖でいるだけで寒いのです。

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海パンに着替えて、私が先に入ります。うおおおーっ(叫)。夏が終わったことを実感…。
透明度約50cmの中を潜ります。水温は上層約25℃だが、下層約19℃で冷たいっ。
それでも底に行かないと、カワニナは拾えないし、魚の姿も見られないので頑張る。
先週の台風直前に潜ったときは、水温が約27℃だったけど、台風の荒波による撹乱で、
上層の温水と底層の冷水が混ざり、国交省のサイトによると、19℃まで下がったようです。
その後の晴天で上層だけは約25℃まで戻し、下層は台風直後のままという感じでした。
写真は白装束の幽霊ではなく、ワムさんです。墓場も近いので、なかなかの雰囲気でした。

次はワムさんの希望で、先週にmaikyさんと潜って、ゼゼラとカネヒラを目撃した場所へ。
ここも増水している。前にバケツを置いた場所が水没している。どれだけ増水したのか。
こちらを見て下さい。先週13日(-24cm)が只今21日(54cm)で78cmの水位上昇です。
2日間の雨量が276.8mmもあって、台風前15日(-24cm)で台風後17日(76cm)と、
100cmも水位上昇したようです。広大な琵琶湖で1mの水位変動は滅多にありません。
凄まじい台風力。不謹慎ながらこの変化を体感できて、後学のためには良かったです。

夜に気温約18℃で、濡れて冷えた海パンと長袖を、ぐおーっと言いながら着る苦行…。
そのときに気が付く。ワムさんのマリンシューズが無い事を。前の場所へ忘れたようです。
せっかく着たのを、脱いでまた着るなんて、やりたくないっ。私の予備を貸しました。
この場所も水は濁って、水温も同じ感じだが、下層だけではなく、中層までもが冷たい。
ワムさんの納得の行く、成果がなかなか出ず、結局は約1時間も潜りました(寒)。

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次はマリンシューズを取り戻す。今でしょ。前の場所へ引返しだ!! 出向。あった(‘jjj’)/
冷え切った体を、近江ちゃんぽんで、温めようと思ったが、営業時間に少し間に合わず。
コンビニのカップ麺で我慢する。2人とも汁を飲み干す。次の場所はナガタニシ狙い。
8月にワムさんが捕れなかったリベンジだ。深夜にも関わらずコイ釣り師がいて断念。
別の場所へ移動するも、水が濁り過ぎて、これじゃぁ潜っても、捕れる気がしない。

水が濁ったのを見たことがない、北岸の某所へ向かうと、台風による土砂崩れで通行止め。
北岸の中でも、水の濁り難い、4箇所を見て周るが、見たことがないほど白濁している。
潜ったところで透明度は20cm以下で、何も出来ないだろう。恐るべしクリリンの嫁。
仕方がないので、琵琶湖周辺の水路で、オバエボシを狙ってみるが、捕れるわけもない。

終了です。悪条件の中で我々はよく頑張った。琵琶湖から一般道でワム宅へ53分で到着。
琵琶湖から1時間も掛からないなんて、いいところに、住んでいるなぁと、羨ましかった。
何か物足りなさがあったので、先日にトゲノコギリガザミを捕った漁港へ行くも、
ここも人造人間の影響で、白濁して何も出来なかった。わしの漁場を荒らしよって。
今年の琵琶湖は荒れず、水草が伸び放題でマット状、南湖はアオコだらけと酷かった。
台風が来れば撹乱で、正常になると思っていたが、これ以上の台風はもういらないよっ。

コメント一覧

maiky - 2013/09/24 (火) 16:18 edit

こんにちは。
すごい状況の中、採取には脱帽です!
かなり寒かったのではと想像して凍えます。
ワムさんと月が幻想的でいいですね(笑
カワニナはイボや黒ですか?!

西村 メール - 2013/09/24 (火) 22:05 edit

maikyさん。コメントありがとうございます。
この温度でも20~30分程度であれば大丈夫ですが、1時間も入ると寒くなりました。
短時間であれば11月中旬まで潜れますよ(笑)。月光と穏やかな湖面は幻想的でした。
カワニナは左が全てタテヒダ、右がヤマト、ヤマロク、ハベということにしました。
左のイボっぽいのは、胎殻が出なかったですが、縦肋が顕著で間が広いのでタテヒダ。
右のハベはタテジワぽさも出していますが、殻底肋がやや多いのでハベにエイヤー(笑)。