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2013年8月12-13日はmaikyさんと琵琶湖で素潜り採集です。
12日は朝から体調不良で、体がふわふわした感じ。頭もぼーっとしてました。
余裕を持って21時30分頃に家を出る。車で10km近く走って気が付く。
ずっとセカンドギアで走ってた(ボケてる)。22時05分頃にmaikyさんのお宅近くに到着。
約束時間までに25分ほどあるので、車中で仮眠するも、暑くてずっと意識があるまま起床。

体調不良の私に代わり、maikyさんが運転。22時35分頃に一般道で琵琶湖へ向かいます。
この2人が揃うと、いつも何か捕れます。maikyさんは何か持っている人だと思っています。

夜間はウナギを狙います。1箇所目に潜ろうと着替えると、キイロスズメバチが車内に。
車の外から、たも網の柄で、電気のスイッチを切り、おとりで懐中電灯を点けて、
離れたところに放置してみた。するとキイロスズメバチは車内から出て行った(ほっ)。

1箇所目は水温が低い。ここ見て29.5℃前後だったのに、25.6℃でした。
新しく買ったロングフィンを試す。泳ぎ難い。小回り出来ず、底からの浮上が遅れる(怖)。
新しく買ったシュノーケル(逆止弁・排水弁付き)を試す。呼吸のたびにブクブクうるさい。
力強く息を吐かないといけない。潜ると空気があるので、シュノーケルが浮こうとする。
両方とも1回の使用で封印した(損)。そして中型のウナギはいたけど捕り逃した…。

くもりが酷かった排水弁付きのマスクですが、研磨剤の入った洗剤で洗い、
それでもまだくもったので、中性洗剤で洗って、80℃くらのお湯を2回ほどかけました。
結果として、くもりはほとんど、気になくなりました。この体験で色々とわかりました。
琵琶湖の海パンでの素潜りは、排水弁付きのマスク(湯で洗ってくもり除去)、
シュノーケル(排水弁だけ付き)、ショートフィン(靴を使うタイプ)、これが最強です。
次の場所へ向かいます。写真はその途中で登場した、2つの落石さんです(笑)。

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一旦は通り過ぎたのですが、危険と判断して、引き返しました(そこそこいい人です・笑)。
2人で道の脇へ移動させました。晴れが続いているし、落石なんて考えられないのですが、
この日はいつもよりシカが多かったので、崖にいたシカが落としたかも…。
2箇所目は水温が高く、これぞ夏の琵琶湖という感じ。カワニナは良いのがいて満足。
ウナギは全くいないので、300mほど海パンで歩いて、前にいた場所へ移動する。

3箇所目。イワトコナマズ約55cmを浅場で目撃!この水温でイワトコおるんやぁ。
ヤスで突く前に逃げられた(ぁ)。ウナギは1匹だけ見たけど小さいのでスルー。
約35cmの巨大ハスを初めて見た。maikyさんは約70cmのウナギを刺したが、
逃げられたとかなり悔しそう。ヤスの反しの部分まで、ウナギの粘液が付いていた。
琵琶湖に浸かりながら見上げると、流星(ペルセウス座流星群)が1分に1個くらい飛ぶ。
「ウナギが捕れますように」と叫ぶも、流星とのタイミングは合わなかった…。

4箇所目。潜り慣れた場所。maikyさんはとにかくウナギ狙いでヤスを持って潜る。
私はレモンヒガイを捕るため、カニとりくんを持って潜る。往復約300m探すがいない。
カニとりくんをヤスに持ち替え、約100m泳ぐと小さなウナギ。ボウズ逃れで突く。
約100m戻ってバケツへ入れる。ここまで約500mは泳いでいますよっと。
そしてmaikyさんを追うように、約500mほどウナギを探すが、小さいのしかおらん。
戻った頃には夜が明けた。体調不良で計約1.5kmも泳いで、へとへとになった。
結局は突いた小さなウナギは逃がした(ごめん死ぬかも)。蒲焼ウナギはまた捕れず…。
ちなみに、琵琶湖は天ヶ瀬ダムのお陰で、海から遡上することが不可能になり、
99.9%は放流の外来生物。00.1%は琵琶湖疏水や地下水から遡上する可能性があるため。

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夜が明けたら崖降りする予定でしたが、そこへ行く道が通行止めだったので湖東へ移動。
5箇所目。適当に潜る場所を決めて行くと、バサーが多くてやり難い。ジーンズをめくって、
浜へ入ったり、波消ブロックの上を歩いて、カワニナを捕る。ずるっと滑ったと思ったら、
波消ブロックに右足を打ち、擦り傷とジーンズまで両足水没。後で右足が腫れて来た。
右足がジンジンと痛む。これで潜る気力が一気に無くなった。次の場所へ向かう。

6箇所目。maikyさんがタテジワカワニナを捕りたいということで写真の場所へ。
右足のジンジンが継続中の私は休憩。と言っても、ジーンズをめくって岸沿いで採集。
08時過ぎにmaikyさんが戻って来た。「目の前にビワコオオナマズがいた!」と。
1m級らしい。こんな場所でいるなんて聞いたことも無いぞ。しかも、まさか日中に、
ビワナマが見られるなんて、なんで私は潜らなかったんだー! 激しく後悔しました…。
結局、タテジワは捕れなかったそうで、過去に捕った私の方がタテジワ運はあるかも。
予め言っておきますが、同じことしてビワナマ見れる確率は、00.1%だと思います(笑)。

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タテジワをしつこく狙うため、別の場所へ行きます。7箇所目。ここは私も潜ります!
体調不良で右足がジンジンなんて知るか。潜るぜ。私はタテジワぽいのは少し捕れた。
タテジワは浅場にいるが、maikyさんは典型的なのが捕れず、沖の方で深場へ潜っている。
こちらに来て、おもむろに採集個体を見せてくれた。おーっ。これカゴメじゃないか。
説明しよう。カゴメカワニナは、通常7m以上の深場にいる、捕るのに命がけな種類です。

それ私も捕りたいっ。maikyさんの案内で深場へ移動する。5mほど潜って探すがいない。
防水デジカメを携帯しているが、防水限界が3mなので、これ以上はさすがに壊れる。
過去に浸水したことがある。カゴメとデジカメ壊れるの天秤に、カゴメが負けた…。
なんで私はデジカメ携帯してきたんだー! その後はmaikyさんもカゴメは捕れず。

8箇所目は某漁港へ。たも網でカワニナ採集。チリメンばかりでガッカリでした。
腹が減り過ぎて、久しぶりに天下○品(堅田店)へ。伸びた麺で美味しくなかったデース。
アンケート用紙にそれを書いて出すmaikyさん。気を取り直して次へ行くぞーっ。
この先はちょっと凄いものが捕れちゃったので、場所情報はぼやーっと書きます。

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9箇所目はmaikyさんが捕りたいメンカラスガイ、私が捕りたいオグラヌマガイを狙います。
新規開拓なので捕れるか分からないが、適当に場所を決めて現地到着。笑うしかない汚さ。
もっと別の場所探そうかとも思ったが、車でうろうろする気力と体力も無くなっていた…。
こんな普通では入らない場所にこそ、何かいるはずだ。泥深くて胴長では入れそうも無く、
maikyさんはウエットスーツ、私は海パンに着替えます。先にmaikyさんが入って行きます。

写真を見て下さい。底から約70cm左足付近まで、真っ黒な泥が巻き上がっています。
私も入るが泥にフィンが持って行かれそうになる。四つんばいで歩くように泳ぐ。
海パンでは前人未潜の場所に違いない。岸近くの水草地帯を抜けて、ようやく泳げた。
水に顔を付けると、透明度は約20cmで、水温27℃くらいで、ちょっと低め。

maikyさんが早速二枚貝を捕った。見せてもらう。マサカだと思うけどオグラかぁっ。
オグラヌマガイは他の二枚貝と区別が難しい。幼貝を捕って翼状突起があれば、
間違いないんだけど、とりあえずキープしましょうね。私も底をまさぐってみる。
殻幅5cmくらいの幼貝が捕れた。ぐがー! 翼状突起があるぞ!! オグラヌマガイだ!!!
ということは、maikyさんのもオグラヌマガイで間違い無さそうであーる。
1個体目からオグラ捕るって、どんだけ持ってるんだ。ここ潜ってよかったーっ(嬉)。
ちなみに、論文いくつか見ましたが、ここは未報告水域だと思います。発見デース。

次はメンカラスガイだと探すが、死殻が捕れただけで、諦めて終了です…。
水草地帯をテレビから出る貞子のように、必死になって陸へ上がります(はぁはぁ)。
全身が泥と浮草だらけに。写真右上のシューズ紐は白色でしたが、泥染めになりました。
こんな状態なのに、水道水を持って来ていない。近くに水浴びできるところを探す2人。
maikyさんがここなら何とかなると。そこは民家の横にある、幅50cmも無いドブでした(汗)。

他に方法はありません。とにかく気持ち悪い体の状態を何とかしたい。
早く綺麗にしないと変な病気になりそう(ドブの水を浴びるのも同じことな気もするけど)。
コマセバケツを使って、ドブの水を掬って、かなーり躊躇しながら、頭に掛けると、
水温20℃くらいで冷たいっ。冷たぁーっと叫んでいると、ドブの隣に住むおばちゃんが、
「そんなとこ汚いよ」と声を掛けて来た。そんなのわかってるわ(涙)。追い討ちするなよ。

ドブ水を何度も浴びる上半身裸の大人2名。やばすぎる光景。珍百景の登録お願いします。
ドブから車へ戻る。口の中が泥っぽい(おぇ)。ビタミンウォーターで何度も口をゆすぐ。
バスボートが近づいて来た。そこへボートを上げるから、車を退かしてくれと言うバサー。
パンツ1枚で車を運転して退かしましたよっ。着替え終えると、色々なところが痒い。
これは本当に病気になる。洗浄潜水する場所を、地図で適当に決める。

10箇所目。風が強くなった琵琶湖は荒れていた。ドバーンドバーンと波が打ち寄せる。
人はたくさんいるが、誰も水に入っていない。砂が巻き上がって、茶色くなっているのだ。
ここに入れば今度は砂だらけになるが、泥よりマシだ。泥で汚れた海パンを着るっ。
汚れたものを洗う。泥から砂に変わるが、まあ良しとする。カワニナ捕りもしてみる。
透明度は約50cmと濁る。手探りで何とか捕れた。口の中が砂っぽい(もういいっ)。

15時を過ぎていた。これで今回は終了です。帰りはmaikyさんの運転で、
30分ほど寝てしまいました。2人とも徹夜でしたが、2人とも30分ほどの助手席眠で帰宅。
00時30分頃~15時過ぎまで10箇所で採集。maikyさん8箇所、私は7箇所で素潜り。
結果は色々見られて、最高の日でした。そのためには、色々と無茶しましたけどね(笑)。
やっぱり琵琶湖はおもしろ~いぃ。もうどんなに汚いドブでも潜れそうな気がします!


追記 2013年08月21日
カゴメカワニナはコセイカワニナの誤りでした。

コメント一覧

maiky - 2013/08/15 (木) 12:57 edit

西村さん、こんにちは。
久しぶりに潜りを満喫出来ました。ありがとうございました!
タテジワに関しては持ってない事がよ〜くわかりました(笑
ウナギはホントに悔しかったですがあれでテンション上がり最後まで行けました。
抱きつけそうなビワナマ、久しぶりのカゴメ、初オグラと最高の成果でした。
私は持ってないですよ。西村さんの案内がいいから結果が出るんですよ〜!

サレンダー メール - 2013/08/15 (木) 22:47 edit

こんばんは。

満喫してますね。徹夜お疲れ様でした。知らない二枚貝の名前が出てきて勉強になりました。

西村 メール - 2013/08/17 (土) 14:22 edit

コメントありがとうございます。
遅くなってすみません。16日に琵琶湖行こうか迷っているうちに…。

maikyさん。こちらこそ。タテジワよりカゴメ捕りたいです。だから捕って来ました(笑)。
オグラは近日中に記事にします。maikyさんは持ってます。私が一生懸命に案内しても、
結果でない方はいますから(笑)。でもその方は憎めません。むしろ楽しい気持ちにt。

サレンダーさん。満喫してます。maikyさんのお陰でかなり楽しかったです。
オグラヌマガイはマイナーですからね。まあまあ発見と言えることなのですけどね…。