2013年3月3日(ひなまつり)にタロベエさんと要芽さんと3人でハマグリ捕り。
この日の最低潮位は61cm、前にタロベエさんと行った時は-12cm、比べると73cmも高い。
通常は行かない、潮の高さですが、2人の都合もあって、無理して行く事になりました。
AM01:50頃、気温約2℃、風速約5m。私とタロベエさんは三本鎌、要芽さんは5本熊手。
干潟に三本鎌を差し込みます。砂泥が硬い。奥まで入らないし、引くと手首が痛いっ。
三本鎌は砂泥では使えない。砂専用だ。タロベエさんも同じ意見で、2人とも熊手に変更。
20回くらい引っ掻くと、アサリやハマグリがぽつぽつ捕れる程度。成果が上がらない。
川を渡って胴長軍団しか入れ無さそうな場所へ。掘ると捕れる確率はアップ。
そして殻長8cmくらいのが捕れた! 私はもう満足だ。ほくほくで帰られる。
これが刺激となって、雰囲気が変わった。2人がしゃべらず、本気でやり始めた。
潮が高くなって、そろそろ終わりだ。私は数と大きさの両方で、2人よりも勝っていた。
と思っていたら、網袋が破れている! そして捕った貝が数個しか残っていない(泣)。
キャッチ・アンド・リリースしてたっ。こういう役割はタロベエさんのはずなのに(笑)。
まぬけすぎだ。2人に協力して探してもらったが、ぽつぽつ見つかるが、撒き散らした感じ。
本日最大の殻長8cm個体は、見つかりませんでした。あーあー写真だけでも撮っておけば。
私の内心としては、またおもろいネタ増えたわ(笑)。今シーズンはたくさん食べたし、
こんな悪い潮で、2人はそこそこ捕れたし、まぁいっかという気持ちで収まったのですが、
2人の様子を見ると、可愛そうな西村さん、になっている(えっ)。私に気を使わなきゃ、
というオーラを凄く感じるので、それを収めるのに苦労しました。お気持ち感謝です。
写真の網袋は、よく見ると、下の方が破れています。マガキと接触したのだろうなぁ。
マガキの怖さはよく知っているため、破れるかもしれないなぁと思ってはいたけど…。
ジッパー袋にあるものは、網袋に残存していたものと、僅かに回収できたものです。
大きめの1個体以外は、少ないので食べるのは止めて、汽水魚水槽へ入れました。
要芽さんの成果。ジップロックが破れたら、私と同じことになっていたかも。
タロベエさんの成果。この入れ物だと穴は開かなくて、ハマグリ捕りに良いね。
貴重な1個体は、採集2時間後に、茹でてしょうゆに付けて、食べてみました。
腰砕けになるほど美味すぎる! 軟らかさと弾力の両方がはっきりした食感、
塩気があって口一杯に上品な旨みが広がり、砂シルトは無く、ケミカルさも無い。
これだよ。ハマグリの凄さは。1個体だけで幸せになれる破壊力。大満足ですっ。
今日は雛祭り。多くの人が「はまぐり」を食べるだろう。それハマグリですか?
スーパーで、中国産と書かれていたら、99%以上はシナハマグリ。
スーパーで、千葉県産などの国産であれば、ほとんどはチョウセンハマグリ。
高級料亭を除いた、はまぐりと書かれた料理は、ほとんどはシナハマグリ。
K先生によると、シナハマグリは量が減り、小型化しているそうで、代用品として、
タイワンハマグリ、ミスハマグリ(冷凍)、インドネシアのハマグリの一種(冷凍)などが、
輸入されているそうです。東京湾ではホンビノスガイ(白はまぐり)も代用品ですね。
ちょっと待って。シナハマグリはハマグリの代用品ですよ。代用品の代用品まである。
若い人に「はまぐり」を食べたことがあるかと聞いたら、たぶんあると答えるでしょう。
しかし「ハマグリ」を食べたことがある人は、そのうち僅かだと思います。
私は東海地方のスーパーで、ハマグリが売られているのを、見た記憶は1度だけです。
明らかに漁獲規制されそうな、小さな個体がたくさん入って、500円と安かったです。
おそらく正規ルートに流せない密漁ものでしょう。ハマグリは普通に売っておらず、
簡単に手に入るのは、シナハマグリばかりです。但し、年配の方は昔に食べているかと。
それもあって、本物のハマグリを捕り、味わえる幸せは、格別なのです。止められない…。
どうでも良いですが、日淡こぼれ話用のアイコンを作りました。
ブラウザに表示されているはずです。前までは魚の形で、日淡会と同じでした。
ごちゃごちゃして分かり難いですが、カワニナ丸をイメージして描きました。
maiky - 2013/03/03 (日) 17:20 edit
デカイのを見せられるとアドレナリンが噴出しちゃいますよね。
お二人の姿が容易に想像出来ます(笑 自分がいつもそうですから。
ハマグリは貴重ですね。まだ8cmは無いです。羨ましいっす!