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2006年4月29日に三重県の汽水域で採集したフトオビイソテッポウエビです。
nさん同定個体です。この種はテッポウエビ属の一種(コテジロテッポウエビ型)と酷似し、
数ヶ月前まで混同していましたが、yさんのご教授で同定できるようになりました。
とても感謝しております。この写真は同定ポイントが写っていますが、
その詳細な特徴などは論文化されるまで待ちたいと思います。

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ジャンケンはチョキとピストルしか出せません。
テッポウエビ類のピストルで手が血豆になっていた方の記憶があります。
水槽でもパッチンとガラスが割れるんじゃないかというくらいの音がします。

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2008年7月5日に和歌山県の汽水域で採集した個体です。
三重県産よりも太っているような印象を受けます。

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左がフトオビで右がコテジロ型です。
色が違うから簡単に同定できるのではないかと思えるかもしれませんが、
この色はあくまで傾向的な特徴です。両者が同じ場所で捕れる場合は、
フトオビは砂礫底で、コテジロ型は泥底に多い傾向があります。

コメント一覧

mocchy URL - 2009/05/29 (金) 22:46 edit

はじめまして、Mocchyと申します。

引越しを転機に汽水水槽を立ち上げました。
エビジャコ、イソテッポウエビ、タテジマイソギンチャク、ユビナガホンヤドカリ
あたりが気になっています。

また勉強させてもらいにきます。

よろしくお願いします。

西村 メール - 2009/05/30 (土) 17:27 edit

mocchyさん。コメントありがとうございます。
汽水仲間としてこちらこそ宜しくお願いします。
当ブログで勉強になることはないと思いますが、
汽水域のことを多くの方が知って下さると嬉しいと思っています。
エビジャコ類は飼うのは難しいです。イソテッポウエビ種群もちょっと難しいですが、
テッポウエビ属の一種Eは簡単で何年も生きます。ユビナガホンヤドカリも同じです。
タテジマイソギンチャクは持ち帰るつもりないんですがマガキとセットなので…。