2011年7月16日に知多半島で汲んだ海水20L(12本)+1L(1本)=250Lは、
汽水魚水槽の水換えに使い、11月11日(現在も同じ)には、20L(2本)余りになりました。
タンクの底には、茶色ぽい沈殿した有機物が溜まります。そうした水も汚いわけではなく、
水換え用として使えますが、たいてい1つのタンクに集めて、最後に上澄みだけ使います。
写真の中央下のタンクは、20L(10本)+1L(1本)=210Lから出た、沈殿物を集めたものです。
上澄みは綺麗で使えますが、底の方は観賞用という意味では、使えない水ですね。
こうした水には、これまで色々な生き物が、知らないうちに成長しています。
汽水域で水を汲むと、シミズメリタヨコエビが多く、海だとゴカイ類が多いです。
もちろん水を汲んでいるときは、そんなもの入っているとは思っていません。
めちゃくちゃ小さいうちに入り込んで、タンク内で育って大きくなっているのです。
水を抜いて生物相を確認してみました。タンクの奥の側面を見たら、
二枚貝が糸足でタンクにくっ付いていました。なんだこの二枚貝は。未同定を増やすなよ。
底の方にはシボリガイぽいカサガイ類(中央上付近)。細長いのはゴカイ類の巣です。
全種類ではありませんが、こんな生き物を採集することが出来ました。
カンザシゴカイ類?、ブドウガイ?、キセワタ?、シマハマツボ?、スガイ?あたりかな。
この生き物を汽水魚水槽へ入れると、たぶん塩分低過ぎで死んでしまうことでしょう。
それではどうすれば良いのか、いつも迷うのですが、汽水魚水槽へ入れています…。
他水域からの水の放流も問題だということです。海や汽水域はある程度は良いとしても、
海外へ持って行くとバラストタンク問題もあります。そうした生物も伊勢湾には多いです。
琵琶湖で捕った魚。東京へ帰る途中にある長良川で水換え。その水を放流。うぎゃーっ。
せめて地面に捨てて欲しいですね。このタンクのことを思い出して欲しいなぁ…。
サレンダー - 2011/11/28 (月) 22:39 edit
これ気付いた人が声を挙げるべきなんですよね。
採集地から自宅に直送の人が多く気付きにくいんですけど。
私は西村さんの提案に賛同します。