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奥の洲へは2011年3月6日に行ったのですが、maikyさんの希望もあり行くことに。
無理せず、GWとか暖かくなってから、行けば良いのですが、少し事情があります。
奥の洲は4月1日~7月31日にフナとモロコは採捕禁止区域になるんです。
もちろんカワニナ捕りは禁止されてませんが、この期間に大人がたも網を持っていたら、
あらぬ疑いを掛けられかねません。でも、8月まで待てないっ。そこで3月中に行くことに。

2011年3月27日は10時から魚類自然史研究会が琵琶湖博物館であるため、
これはちょうど良い機会でもありました(それがなくても行っただろうけど・笑)。
02時55分にタロベエさんが西村宅へ、そしてmaikyさん宅へ、現地は04時45分頃に到着。
車から出てカワニナ丸を組み立てます。真っ暗。気温は-1℃。風があるので頗る寒い。
気温が低すぎて、パドルのアルミ部分が縮んだようで、接続部分がピッタリと合わない…。
本体には破れているところを発見。百均の接着剤で補修したが、直ったかどうか不明。
そんなこんなでカワニナ丸完成。船は2人しか乗れません。水路から奥の洲までは約300m。

初めは水路からmaikyさんとタロベエさんが奥の洲へ行き、タロベエさんを奥の洲で降ろし、
maikyさんが1人で水路へ戻り、水路で西村を乗せ、再び2人で奥の洲へ行くことに。
帰りはmaikyさんとタロベエさんが水路へ行き、maikyさんを水路で降ろし、
タロベエさんが1人で奥の洲へ戻り、奥の洲で西村を乗せ、再び2人で水路へ行くことに。
そう。私は1人で漕ぐことはないのですが、それはまだ左肩が治っていないからです。
6割くらいは回復した感じですが、まだ痛みが走ります。1人で漕ぐのは辛いです。
こんなときは2人に甘えさせて頂こうと。ありがたいことです。

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maikyさんとタロベエさんが乗ったカワニナ丸は06時00分に出船です。まだ薄暗いです。
私は写真を撮りながら、水路脇の漁港から様子を伺います。左奥は竹生島です。

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順調に奥の洲へ向かっていましたが、何だか船首が左側に向きました。
そしてこちらへ向かって漕ぎ出したのです。2人ではちょっと不安はありました。
その不安とは、波があるとか言って、戻ってくるのではないかと。それが的中…。
どうした~ぁ?と私が呼びかけると案の定。こわばった顔で、波が危ないと。
後ろから見ていて、問題なく行ってたよ~っ。と言うと、西村さんも乗ったらわかると。
こんな波なんでもねーよ。時間ないんだし行けよ。戻ってくんなよ。と思う私。
仕方がねぇ俺が行く! 水路へ戻る2人へ、maikyさんだけ降りてもらい、そこへ私が乗る。
タロベエさんは水路を出ると、急に波が高くなって、怖いのだと頻りに訴える。
そんなのシルカ(爆)。こんな波で戻って来たら、沖の白石なんて行けへんぞ(爆)。

水路から出て琵琶湖へ入ると、カワニナ丸を突き上げるような波。そんなのシルカと漕ぐ。
タロベエさんが漕がなくなっても、私だけでも漕いで、奥の洲へ行ってやるつもりで漕ぐ。
奥の洲が近づく。そろそろ浅くなって降りれそうだ。タロベエさんに降りてもらう。
すると、タロベエさんが降りるときに、琵琶湖へドバ~ン。濡れたけど大丈夫だと。
あまり時間がない。研究会に間に合わなくなるので、私は1人で水路へ漕ぎ出す。
右は普通に漕げるが、左は左肩が痛くてかなり辛い。水路が近づく。
maikyさんが不安そうな顔をして待っている。maikyさんに波なんて大丈夫っ。
だから行くよと伝える。maikyさんともあろう冒険者が、こんな波で尻込みとは…。
水路でmaikyさんに乗ってもらう。左肩はもう限界。私は右だけmaikyさんは左だけ漕ぐ。
本来なら私が1人で漕ぐことはなかったはずなのになぁ…。と思いつつ奥の洲が近づく。
タロベエさんの出迎えを受け、2人とも無事に上陸。ほら行けた。こんなん余裕だよ。

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採集開始っ。奥の洲は広い。時間がない。ちゃちゃっとたも網を入れて移動する。
波が強くなったとか不安がる2人。白波になっていないので大丈夫だと説得する私。
しばらくすると白いものが落ちて来た。雪です。遠くの方はかなり降っている感じ。
波にも負けず、雪にも負けず、肩の痛みにも負けず、カワニナ捕るぞーっ。
カワニナ病には負けているようですが…。そんなのシルカワニナ。ポポポポ~ン♪

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採集終了の予定時間を1時間近く過ぎてしまった。だってカワニナ捕りおもろいもん。
風が収まり、波が静まり、雪が止み、日が出て来た。2人は安堵した表情。
そんなこんなで、帰りは何の問題もなく、3人とも水路へ戻ることが出来ました。
当然ながら研究会は大幅に遅刻…。研究会が終って、琵琶博を観て、ビワヨシ捕りして、
夜にホンモロコ捕りして、家に戻ったのは28日00:20。ちょっと欲張りすぎたかな…。

コメント一覧

かっちゃん メール URL - 2011/03/31 (木) 00:40 edit

研究会に来る前にこんな大冒険していたとは・・・・
全然そんな風に見えなかったですよ、皆さん普通どおりでした。
タフですね。

maiky - 2011/03/31 (木) 09:50 edit

おはようございます。
あの波はマジで凄かったですよ!弱気で済みませんでした。泳げないもので(爆
しかし…成果は最高でした。ありがとうございます。

スギタ - 2011/03/31 (木) 14:18 edit

カワニナ病恐るべしですね!
maikyさんとタロベエさんの恐怖が伝わってきます(笑)

西村 メール - 2011/04/01 (金) 00:05 edit

コメントありがとうございます。

かっちゃんさん。大冒険ではないですよ。この程度はカワニナ採集につきものです(笑)。
睡眠時間は1時間半でやってました。カワニナやり始めてからこんなの常態化です…。

maikyさん。私よりも泳げるのに…。成果は出てよかったです。
左肩さえ大丈夫ならもっとスムーズだったのになぁ。GWは小島へ行くぞ(本気で検討中)。

スギタさん。水路から奥の洲まで300mなため、真ん中で落ちたとしても150mも泳げば、
岸へ辿り着けるんですよね。軽度の低体温症は避けられないかもしれませんが…。
カワニナ病は怖いです。10月までは完治しない予定です。スギタさんも感染しますか(笑)。

タロベエ メール - 2011/04/01 (金) 14:08 edit

こんにちは。
maikyさんに「引き返そう」と提案したチキ○野郎です。開始早々に水没は有り得ないので勇気を出して告白しました。
結果的にドボンをしたのでそのまま行っとけば良かったかもしれませんね。

西村 メール - 2011/04/01 (金) 23:40 edit

タロベエさん。コメントありがとうございます。
hさんからのメールで知ったのですが↓奥の洲と早崎町はすぐ近くです。
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20110331000181
ライフジャケットを着けていて、強い風は吹いていなかったとしても、
落ちたら同じことになっていたかも。タロベエさんはチキ○ではなく普通の感覚ですね。
私の感覚がおかしいのでしょうが、今回は結果的に無事で良かったということかな。