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2011年2月27日はmaikyさんと2人でカワニナ丸の進水式です。
オモチャのゴムカヤック。2人ともカヤック初体験。練習もせず行き成り決行です。
2月の琵琶湖は水温10℃以下。本格的なカヤックやっている人も全く見られません。
サポートしてくれる人なんていませんから、転覆は低体温症で死を意味します。
生死を掛けたカワニナ捕りです。そこまでさせるほどカワニナ病は重症なのです(笑)。

全て組み立てたり膨らますのに、準備時間だけで45分くらい掛かりました(面倒)。
電動ポンプの力が弱く、規定の量まで空気が入らない。フットポンプでもダメ。
こんなので大丈夫かという顔で、mさんが笑い出すのが、私には怖かったです。
だって、私もこんなんアカンわと思うので、恐怖心を煽らないで欲しいです…。

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もうこれで行くと覚悟を決め、浜までカワニナ丸を持って行きます。
進水式用にtさんから頂いたお酒を、パドルや船体に掛けます。
琵琶湖の神様に、命ばかりはお助けを、という気持ちを込めて放酒。さぁ出航です。

その前に、私の体調についてご報告申し上げます。前日の睡眠は2時間です…。
2月初め頃に、酔っ払って階段から落ち、左肩を強打。特定の動きをすると、
急に痛みが走ります。mさん曰く亞脱臼だろうと。病院に行けと強く勧められました。
私はそのうち治るだろうと思っていたら、もう3週間以上経つのに、まだ痛いのです。
更に進水式前日に、左薬指と左股の筋を痛めたようで、動かすと痛い。
ようするに、左半身が3箇所も痛むのです。こんなときになんでこうなるかなぁ。

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カワニナ丸を琵琶湖へ浮かべます。先に私が後部座席へ。何とか沈みませんでした。
次にmさんが前へ。空気圧が規定より弱いので、これで沈むかもと心配でしたが、
何とか浮いた(ふぅ)。パドルで右に漕ぎ、左に漕ぎ、進んでいる(おーぉ)!

初出航は伊崎半島脇のから出て、第一目的地は伊崎不動の棹飛堂(往復約1km)。
途中で何か問題があればすぐに引き返し、逆に余裕があれば、その先へ向かいます。
真の目的地は伊崎磯(軍艦島)へ上陸。棹飛堂から往復約1km。合計約2km(遠)。

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mさんがパドルの操作になかなか慣れず、右に行ったり、左に行ったり、回転したり…。
私は右は普通に漕げるが、左を漕ぐと痛いので弱い。どうもアンバランスな漕ぎ方に。
こんな調子で本当に1kmも行けるのか。しかし、天気だけは最高。風が弱くて凪。
こんな良い条件の日に、伊崎磯へ行けなくて、いつ行けるんだと思い直し、
痛みを堪えて、パドルを漕ぎます。それでも不安定。ゆっくり第一目的地へ進行。

巨石だらけの湖岸から、急に伊崎不動の本堂が見えてきました。渋いっ
かつて伊崎半島は伊崎島で、大中の湖の干拓で、陸続きになったそうです。
そのため、船で来る人を迎えるため、湖から本堂へ階段が延びているそうです。
ちなみに、その南側にある、長永寺山あたりも、干拓前までは島だったようです。
この階段ですが、N○K大河ドラマ(江)の第3回放送で、竹生島として出てました(コラッ)。
竹生島に行くのは大変なんだぞ。往復2,980円(冬季運休)。カワニナ丸なら命がけ。

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初心者らしく蛇行し、時間を掛けて、伊崎不動の棹飛堂へ到着しました(ヤッター)。
大きな問題はなく行けました。棹飛堂は逆光ながら壮観です。さすがに上陸は無理ぽく、
近づいたら、水中にいくつもある、岩に座礁して、カワニナ丸に穴が開きそうです(怖)。
約500m先には伊崎磯が見えます。上陸したいなぁ。mさんと相談。答えは当然決行です!
(次記事へつづく)

コメント一覧

タロベエ メール - 2011/03/01 (火) 15:27 edit

こんにちは。
不安な様で順調な滑り出しですね。学生の頃にこれによく似た船で遊びましたが、操縦が難しかったのを思い出します。
余計なお世話になるかと思いますが、無線やトランシーバー等の通信手段を持たれた方がいいかも。また、港の人にも一声かけるのも事故防止に役立つと思います。
続編楽しみにしています。

スギタ - 2011/03/01 (火) 16:43 edit

ご無事でなによりです!安心して次回が読めます(笑)
でも、いつも波瀾万丈なのでドキドキしながら待ってます。

かっちゃん メール URL - 2011/03/02 (水) 00:15 edit

とりあえず無事でなによりです。

やると言ったら、誰が何と言おうとやるんだ・・・
というのを、僕自身が良く理解できてしまう人間なので(笑)、なんやかんや言わないつもりでした。
とはいえ、絶対に水に落ちゃいけない状況で、エア不足はさすがにいただけませんよ。
無茶をするなら、するなりに備えはちゃんとするべきです。
次は何時間かかろうと規定量注入してくださいねっ。

穴が開く危険は認識されているようなので、余計なことかもしれませんが↓こんなのを見つけました。

http://www.neversummer.jp/news/kyoufu.html

なんかのパクリですが、自らが生き残ってこその勝利・・・ですよ。

西村 メール - 2011/03/03 (木) 00:35 edit

コメントありがとうございます。

タロベエさん。通信手段はmさんの防水携帯と、私のジップロックに入れた携帯。
浜は無人でした。カワニナ丸を買った時点で、ハイリスク覚悟でやっているので、
これで死んでしまっても、自分を恨むしかないので、仕方がないかなぁ…。

スギタさん。ご期待に沿えず、今回は波瀾万丈ではなかったです。
うーん。次は波瀾万丈になるよう、頑張ります(笑)。死なない程度に。

かっちゃんさん。エア不足はたぶん解決できないと思います…。結果から大丈夫かなと。
URLも拝読しましたが、今後ありえることだと思いますが、琵琶湖は14箇所潜ったので、
だいたいの危険なことは、想定しているつもりですが、改めて生還を肝に銘じます。