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2006年4月30日に三重県の汽水域で採集したカワテッポウエビです。
同定はnさんです。これまでの分布域は和歌山県以南でしたが北限を更新しました。
カワテッポウエビという和名は仮称とされていますが、和名は学名ほど大きな意味はなく、
仮称発表から10年以上経っても進展がないため、ここでは仮称を外して表記します。
本当にカワ(川)にこのテッポウエビ類は生息しているんですよ。

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上から見ると細く赤い足が目立ちます。

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これは和歌山県産です。抱卵しています。

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和歌山県では2地域で採集しました。この写真はフトオビイソテッポウエビ、
カワテッポウエビ、イソテッポウエビ種群の3種類が写っています。
左から三番目はもしかするとマングローブテッポウエビかと思ったことも…。

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水槽内で冷凍赤虫を食べています。横から巣穴が見れるので面白いです。

三重県の場所は昨年の埋め立てで大打撃を受けました。
また和歌山県の1地域も埋め立ての予定があるようです。
私には埋めるなんて発想は思いつかない自然豊かな場所なのですが、
これも権力には勝てないというか、ベントスを軽く見ているのもあるでしょうね。
彼らの大切さを多くの方が認識することで、自然が守られることもあると思います。
抵抗もせず土砂で埋められて死滅する彼らのことも知ってあげて下さい。