琵琶湖流入河川で採集したハベカワニナです。
同定等はS先生にお世話になりました(多謝)。酷似するイボカワニナとの区別は、
何がイボカワニナで、何をハベカワニナとするか、人によって違いがあるそうですが、
本物のイボカワニナは、胎殻が大きなカゴメカワニナ型が、決め手になるそうです。
イボカワニナと思われている多くはハベカワニナで、
「日本産淡水貝類図鑑1」のイボカワニナの写真はハベカワニナだそうです。
イボカワニナはやや深場の泥場に生息し、自分で採集した人は少ないと思われ、
貝引きの貝を注意して見ると、カゴメカワニナに混じっているそうです。
なるほど「びわ湖の底生動物」のイボカワニナはカゴメカワニナによく似ている。
ヤマトカワニナと一緒に捕れたため、ヤマトカワニナ肋型かもと疑ってしまった。
これはイボカワニナだと誤同定しました…。軟体部がなんだか美味しそうです。
同一産地で一番左の個体だけハベカワニナで、他はオオウラカワニナ(またか)です。
大きなオオウラカワニナが捕れたと思っていたらハベカワニナでした。
真ん中のオオウラカワニナは次体層の縦肋数が10です。モリカワニナぽい感じ。
追記 2023年4月21日
当時はハベカワニナで良かったのですが、現在はイボカワニナだと思います。