愛知県の小河川の中流域で採集したタイワンシジミ種群です。
マシジミを含めたタイワンシジミ種群は、形態形質からの同定は難しいと思いますが、
昔からよく見るマシジミとは、膨らみが強く、色が単色系で、雲状紋がないなど、
あまり根拠がないですが、勝手にタイワンシジミ種群として同定しました。
こういう外来生物の存在を考えて同定しなくても良い日が来ますように。
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愛知県の小河川の中流域で採集したタイワンシジミ種群です。
マシジミを含めたタイワンシジミ種群は、形態形質からの同定は難しいと思いますが、
昔からよく見るマシジミとは、膨らみが強く、色が単色系で、雲状紋がないなど、
あまり根拠がないですが、勝手にタイワンシジミ種群として同定しました。
こういう外来生物の存在を考えて同定しなくても良い日が来ますように。
ryu-oumiさん。コメントありがとうございます。
タイワンシジミ種群(形態形質から同定)は濃尾平野では捕った記憶はないですが、
他の外国産シジミ類を含めて、あちこちに入っているかもしれませんね。
琵琶博の外来生物という発行物によると、外国産シジミ類は滋賀県で
1994年に見つかっていて、琵琶湖岸にもいるようです。
これが何シジミなのかということより、放流問題の解決が先でしょうね。
先日、シナヌマエビについて研究されているN先生に教えて頂きました。
私も酔っ払っていて記憶が曖昧ですので軽く流して下さい。
最近カワリヌマエビ属の発表で、琵琶湖で移入したと報告されていた
"いわゆるシナヌマエビ"は、シナヌマエビとは言えないようです。
外国産のカワリヌマエビ属であることは間違いないそうですが、
多くの外来カワリヌマエビ属の種・亜種が日本には侵入しているらしく、
それがどの種・亜種に該当するかまだはっきりしていないそうです。
そのため琵琶湖の"いわゆるシナヌマエビ"は、
カワリヌマエビ属のエビとしか言えないと教えて頂きました。
名前としては「カワリヌマエビ属の一種」が妥当かなと思います。
また、琵琶湖ではミナミヌマエビも移入の可能性があるとか。
琵琶湖でカワリヌマエビ属は、ミナミヌマエビ、カワリヌマエビ属の一種、
その交雑も見つかっているそうです。この3つを形態形質から同定することは、
不可能に近いと思われ、そんな感じのエビが捕れたら、全て未同定に…。
親切な御説明有難う御座います!
エビや貝は参考資料が少なく、難しいです・・・。
(淡水魚は勿論、日本淡水魚類愛護会を参考にさせて頂いています)
少ない資料を頼りに、雄の角が短いからシナ?としていましたが、
少なくともそれだけでは無い、と分かっただけで勉強になりました。
早速、シナヌマエビの項目を訂正させて頂きます。
丁寧に書いて下さり、ありがとうございました!
ryu-oumiさん。最近カワリヌマエビ属の発表と記しましたが、
それと思われる要旨がネットに出ていましたのでご参考までに。
http://www.esj.ne.jp/meeting/abst/56/L1-11.html
またもや、丁寧に有難う御座います!
中国では、同属の近縁種・亜種が20種以上・・・
確かに交雑を考えると、
目視での判別は厳しいですね・・・
勉強させて頂きました、ありがとうございます!
ryu-oumi - 2009/03/24 (火) 00:37 edit
タイワンシジミ・・・
恐らくは採取しているのでしょうが
同定の仕方が全く分からずに、スルーしていました。
シナヌマエビと共に地味かつ大規模に
拡散してるんでしょうね。