2024年2月17日は京都府でヤマノカミ君と採集しました。
1箇所目はハベカワニナの真模式産地(宇治川)。これまで模式産地だと思っていた場所と、
僅かに違うことに気が付いてから、いつか捕りたいと思っていました。
宇治川は天ヶ瀬ダムからの放流量が少ない、冬場の渇水期しか潜るのは危険で、
これまで一度も潜れていませんでした。現地へ着くと思っていたよりも流れが速いっ。
ヤマノカミ君と林さんとおはようございます。私とヤマノカミ君は潜ります。
林さんは岸から見守り。意を決して水へ入る。水温7~8℃で冷たく、濁って曇りで見辛い。
上から見てもカワニナ類はいない。石を引っ繰り返すと、ナカセコカワニナがびっしり。
その中でカワニナ種群がたまに見つかる。しかし、ハベは1個体も見つけられなかった…。
ハベのトポタイプは叶わないかも。ここで林さんとお別れ。またよろしくお願いいたします。
動画 https://youtu.be/q7ZeZ2qegEw
カワニナ種群とナカセコカワニナです。また機会があれば狙ってみます。
2箇所目はナカセコカワニナの真模式産地(宇治川)。これまで模式産地だと思っていた場所と、
僅かに違うことに気が付いてから、いつか捕りたいと思っていました。これは捕れました。
過去にハベが捕れたところへ徒歩移動。ハベはおらず。ハベは減っているのか。
3箇所目は魚捕り、目的地へ到着する直前に、ヤマノカミ君車が左へ曲がる際に、
タイヤ後輪が橋のコンクリートへ乗り上げて、やばい感じになるのを目撃。
舗装されていない堤防の坂道へ駐車。私も近くへ駐車。見に行くとタイヤの外側がパンク。
プシューと音がする。接着剤とガムテープでふさぐ。何とかなっているかな。
採集どころではないので、近くの車用品店を検索。3kmくらいのところにあるので、
空気が全部抜けて、ホイルで走るまでは行かないだろう。すぐに車用品店へ移動だ。
そんな時にスタック。ヤマノカミ君車の前輪が空転して煙が出ている。
地面は短い草が生えて、前日の雨で少し濡れている。坂は急ではないが上れない。
何か地面へ敷く物を探すが無い。私が車を押すには坂を下がったら危険すぎる。
JAFを呼んだとしても、その待つ間にパンクしたところから、空気が抜ける恐れもある。
近くから砂利などを持って来て、タイヤの通るところだけ、整地するしかない。
ヤマノカミ君がたも網で砂利を運び、タイヤのところへ敷く。車に乗ってアクセルを踏む。
少しだけ進んでまたスタックする。何度も繰り返す。50cmくらいずつ坂を上っている。
もうこの状況をエンジョイするしかない。30分ほどでようやく坂を脱出。車用品店へ急げ。
ヤマノカミ君車の後を追う。道を間違えてかなり遠回り。それでも何とか車用品店へ到着。
タイヤからはプシュー。車用品店は混んでいて、見てもらえるのは、約1時間20分後。
この待ち時間を利用して西村車で川へ。4~6箇所目、水位が低くて何もせず。
7箇所目はカワニナ種群が捕れる。写真はそんな時に撮影した川です。
近自然河川工法だろうか。水は汚く、ゴミは多く、植生は育たず、泥で浮石環境は無い。
罪滅ぼし的に良さそうな物を作ったけど、失敗しちゃった感がある。
車用品店へ戻る。タイヤの空気はかなり減っていた。タイヤ交換を30分ほど待つ。
復活したヤマノカミ君車。大事になる手前で何とかなって良かった。
8箇所目へ車2台で移動。11年前に4人でヨドゼゼラを捕った場所。
ヨドゼゼラは捕れなかったが、クロダカワニナ(分布からK1)が捕れた。
11年前も捕れていたと思うが、気に留めていなかったようで、サンプルは無かった。
予定よりも2時間以上も遅れてさわだ君宅へ到着。申し訳ない。快く出迎えてくれて感謝。
カワニナ属のAとBを飼育中で撮影させてもらった。モザイクが不要になるのはいつかな。
他にヒダカワニナの標本を撮影させてもらって解散。忙しいのにお陰様で助かりました。
皆さんお疲れ様でした。京都府は3箇月で3回も行っている。割と遠いけど常態化に。