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最近のカワニナの分類はどうなってんの? ややこしてくよくわからん!
という人のために、変遷表を作ってみました。日本産カワニナ科図鑑に載せたものですが、
それを画像にしました。これでもだいぶ割愛して、単純化しましたが、難しいですよねぇ。
さわだ君に細部を確認してもらいました。ありがとうございました。
https://tansuigyo.net/a_biwae/00.html

注目すべきところを記すと、チリメンカワニナはおそらく将来はシノニムで消えます。
タテヒダカワニナの模式標本(元ホソマキ)は、つるつるで縦の襞はありません。
淀川にいるよくわからなかったものは、全てナカセコカワニナのようです。

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旧来の日本産カワニナ科の分類は、カワニナ属とヤマトカワニナ属や、
カワニナ属(カワニナ亜属とヤマトカワニナ亜属)というものがありましたが、
これはカワニナ属でまとまっています。その上で3つにグループ分けされています。
ちなみに、Biwamelaniaはビワカワニナ属(亜属)ではなく、ヤマトカワニナ属(亜属)です。

日本産カワニナ属全種の模式産地も変更しました。そろそろ本体のカワニナ図鑑も、
変更したいところですが、コセイカワニナが新種記載されるまでは、そのままにしておきます。
それと再同定すべき写真が7000枚以上あるので、先送りすることで一時的に逃げときます。

コメント一覧

さわだ - 2023/03/11 (土) 20:07 edit

カワニナ分類の変遷を簡潔に要約いただきありがとうございます。昨年の改訂では学名の異名関係のみならず学名と種の実態の関係まで変更されてしまったので、その両方が一見して理解できる表は改訂内容の把握に重要だと感じます。
昨年に引き続き、コセイも今年記載できれば!と考えておりますので、記載が成就しましたらカワニナ図鑑の変更もよろしくお願いいたします。

西村 メール - 2023/03/12 (日) 13:10 edit

さわだくん。コメントありがとうございます。
お陰様です。形態の差異についてはあえて触れなかったけど、それはさわだ君が簡便なものを作って欲しいと願っています。AIに学習させても誤同定しそうだけど。コセイ今年記載できればは2016年にも聞いたような笑。引き続き頑張ってくれて感謝しています。さわだ君らによって外堀は完全に埋められて、難攻不落のコセイも記載されるしか逃げ場がない状況だけど、成就する日を楽しみにしています。