2020年11月14日22~23時頃は濃尾平野の汽水域でシジミ捕りしました。
前日からの腰痛(筋・筋膜性)で、ずっと立って動作したり、四つん這いになったりして、
腰をかばいながらで大変でした。今季初めてビニール手袋を使いましたが、
中が蒸れていたので、まだ早かったようです。来月には必須になることでしょう。
ヤマトシジミとタイワンシジミ種群です。この関連話は8月に書きたかったのですが、
3箇月も待たされているのと、タイワンシジミ種群も捕れたので、少し触れたいと思います。
こちらの論文によると、タイワンシジミ Corbicula fluminea (O. F. Müller, 1774) と、
マシジミ C. leana (Prime 1864) は同種だから、新種記載の早い C. fluminea を残し、
C. leana はシノニムとして消去。そうなるとマシジミと呼んでいたものはタイワンシジミに。
それは違和感があるので、両者共通の和名は、カワシジミ C. fluminea に改称する提唱です。
この提唱は C. fluminea に、タイワンシジミとカワシジミの2つの和名が存在することになり、
少々混乱するため、私は従来通りタイワンシジミとする方が良い気がします。
種と学名は連動しない(変更されることがある)。種と和名は連動する(変更されることは極希)。
これが慣例や基本とされます。学名が変わっても和名は変わりません が分かりやすいです。
この種の学名は C. leana から C. fluminea と変更されたが、種と和名は連動するため、
学名が変更されようが、和名はマシジミのまま。すなわち、マシジミ C. fluminea です。
ただ、この学名と和名の関係は、規則があるわけではないため、提唱者によって、
A種に付けられた和名が、B種に付け替えられたり、納得し難い和名の動きがあります。
それを8月に書きたかったのですが、3箇月も返事待ち状態が続いています。
私は学名と和名が連動した方が、分かりやすいのてではないかと思ってます。
この場合だとマシジミ C. leana は消えて、タイワンシジミ C. fluminea が残るということです。
ただ、マシジミという和名に、慣れ親しんだ人にとっては、情緒的に消えてほしくない。
そう思う気持ちもあるでしょうし、和名には規則がないので、どう呼ぼうが勝手です。
小難しい話が長くなってきたので、この件はW君からの返信を待って、改めて認めます。
茹でて汁と身に分けました。汁には少しだけ醤油を入れ、身は醤油に付けて食べました。
砂は残っていませんでした。汁は上品な味で美味い。体に良いものを入れている感じがする。
身はぷりっとした食感と、薄味ながらよく噛むと、じわっと旨みが出て来て美味しい。
シジミの質としては、中程度だと思いますが、味わい方としては、簡単で良い方法でした。