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2019年3月24日は三重県の汽水域でシジミ捕りしました。
魚や別の二枚貝も探しながら、1時間ほどで味噌汁1杯分ほど捕って終了。

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左上はヤマトシジミ、右はイシガイ、他はタイワンシジミ種群だと思います。
中央下はバチ型なので、もしかすると、タイリクシジミかもと思いましたが、
家へ帰って色々と調べたところ、これもタイワンシジミ種群のようです。
その調べている最中に知ったのは、マシジミは外来種かもしれないということ。

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ここと同じ場所です。このときはマジジミだと思っていました。
何となく3つに分けてみました。上はヤマトシジミですが、中央と下は境が曖昧で、
これはタイワンシジミ種群の表現型が多様なのだろうと思います。

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1日砂抜きして味噌汁にしました。水、昆布、酒、赤味噌を使いました。
いつもと違って、昆布と酒を入れたからか、味に深みがあって美味しかったです。
ヤマトシジミは、ぷりっとした食感で、濃くて切れの良い味ですが、
タイワンシジミ種群は、少し軟らかく、薄くて切れが悪く、少し下品な味でした。
ただ、味を確かめながら食べなければ、普通は気にならない程度の違いです。

コメント一覧

white-wings - 2019/03/25 (月) 23:09 edit

西村様。
こんばんは。
なんと、マシジミすら外来ですか…。
わからないものですね。

いつぞやも同じことを書いた気がしますが、
寒蜆はマシジミで、マシジミの旬は冬。ヤマトシジミは夏が旬と聞いたことがあります。
タイワンシジミは…冬?

西村 メール - 2019/03/26 (火) 23:03 edit

white-wingsさん。コメントありがとうございます。
「マシジミは近世期の外来種か」などで検索されるとヒットすると思いますが、
http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1549010275781/simple/shell.pdf
↑にも46ページ中ほど。「淡水産のマシジミは近世末から近代に持ち込まれ、
その後、本州から九州に急速に分布を広げたと考えている。」とあります。
http://d.hatena.ne.jp/OIKAWAMARU/20170817
↑マシジミの分布域にタイワンシジミが侵入しているという論文もあるのですが、
マシジミが外来ならば、外来同士の争いという見方も。そもそも両者は遺伝的に極めて近く、
分ける意味がないかもしれないため、新たな集団が日本に侵入しただけという見方も。

旬は色々ありますね。
スーパーで三重県産ヤマトシジミは、2月頃に旬というシールが貼ってある印象です。
マシジミだけが売られているのを見たことが無いため、何ともわからないです。
ただ、ヤマトシジミでも同じ2月に食べて、美味しいときも、たいしたことないときもあるため、
旬って難しいなと思いました。