2018年9月16日はSugiura君と採集に行きました。
私の好きな琵琶湖博物館へ行きました。とても興味深かったです。
1996年開館から同じ展示物だと思いますが、その頃から学名と和名が記されています。
Semisulcospira (Biwamelania) nakamurai は2018年に新種記載されました。
記載者の松岡さんによると、和名は今後に和文誌などで付するそうです。
新種記載されていない22年前から、勝手に想像で学名を記して展示。
それが2018年の新種記載では当たった。和名は未だにないのに、これも未来予測?
タニガワナマズ(仮称)ですら、浅知恵を振りかざして、攻撃する人がいるくらいなので、
学名と和名がないのに、22年前から記すのは、マズイと思いますよ。くわばら、くわばら。
2016年に書きましたが、少し変化がありました。オオウラカワニナは誤同定のまま。
ヤマトカワニナは学名が記されていました。Biwamelania niponica とあります。
まず、学名はイタリック体(もしくは他と区別できる表記)にするべきですが、
ヤマトカワニナというのと同じ書体で、改行だけでそのまま記されています。
Biwamelania niponica はヤマトカワニナ属ヤマトカワニナ種という意味です。
オオウラカワニナに記されている Semisulcospira (Biwamelania) ourense は、
カワニナ属ヤマトカワニナ亜属オオウラカワニナ種という意味です。
この場合にBiwamelaniaを属か亜属のどちらにするかという問題が発生します。
ヤマトカワニナを除いて、オオウラカワニナなどの展示物は、亜属で統一されていました。
この場合はヤマトカワニナも属ではなく、亜属にしないと、分類的整理が出来ません。
すなわち、この場合の表記は Semisulcospira (Biwamelania) niponica が正しいです。
それでも属にしたい場合は、他の展示物の表記も、全て属に変更する必要があります。
博物館を出てから、内湖などでカワニナ採集を試みるも、ヒメタニシばかりで空振り。
小物釣りして夜になり、二枚貝の新規開拓へ。藪漕ぎして、菱だらけの場所を歩いて、
小雨の中でまあまあ頑張ったのですが空振り。左はそこでSugiura君が捕った二枚貝です。
別の場所へ。私は休憩。Sugiura君がメンカラスガイを捕りました。かっこいい。
でもなんかなぁ。納得できない成果でした。水草の少ない冬にまた行きたくなりました。