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2016年7月24日朝から夜は、琵琶湖でさわださんと、カワニナ採集しました。
さわださんは本気でカワニナを研究したいようで、今後に大変期待しています。
その前に私がビワメラニアの怖さを教えてあげようと、サンプリングへ行くことになりました。

1箇所目。徒手採捕でホソマキカワニナなどを捕りました。

2箇所目。さわださんはシュノーケリングが初めてで、まずその練習をすることにしました。
私が用意しろと伝えた上着、靴、網袋、手袋を持って来ず、琵琶湖をなめていると思いました。
こんなんじゃカワニナ捕る前に死ぬぞぉ(笑)。私が持って来た予備を貸しました。

琵琶湖へ入ります。さわださんを見ていると、なかなか頭まで入らない。
体が隠れるくらいは潜りなさいと言っても、怖いと言ってすぐに岸や岩にしがみ付く。
これは先が思いやられる。私は沖の白石でシュノーケリングの練習して死にかけたのに、
こんな浅くてしょぼいところで、何をやっているんだという、苛立ちが募っていきました。
それでも徐々に慣れたようで、1時間くらいして2.5mほどは潜れるようになった感じでした。
2.5mは潜ったうちには入らないので、次の採集が気がかりでした。

3箇所目。次はカワニナ科の中で最も深くに居るカゴメカワニナを狙います。
私が潜ると4.5~5m付近で容易に捕れました。カゴメはいる。あとはさわださんが捕るだけ。
しかし、3.5mくらいまでは潜れるようになったものの、4.5m以深にしかカゴメはおらず捕れず。
岸へ戻って考え込むさわださん。私がスパルタが過ぎるのかな。30分近く岸で話し合う(寒)。
ここで僕には絶対に無理です。という人もいるので、根性と希望はあると思っていました。

とりあえず2.5mから徐々に慣らそうということで、少しずつ深いところへ移動することに。
3.5mまでは常時行けそうな感じで、4mから急に行けなくなるようです。そこにカゴメはいません。
頭のあまり良くない人は、潜って捕ったら上がる。という単純な考えで、難なくこなします。
頭の良い人ほど、色々と考えて潜れない。さわださんもそういうことなのだろうと思いました。
理屈とやり方を徹底的に解説。人は1分は息を止められる。だから大丈夫なんだ。行け!!
見ているとだんだん潜れるようになって来た。私が先にカゴメがいるかどうかを潜って確認する。
よしっ。ここはいるから潜ってみなさい。そこは5m近い場所。上からでは底が見えない。
さわださんが潜る。潜り方も様に成って来た。そして上がって来た。手に何かを掴んでいる。
それを私が確認するとカゴメだった。やったー!! やれると思っていたよ。素晴らしい。

4箇所目。私の琵琶湖淀川水系調査は282(潜水119)箇所だったので、潜水120にするため、
初めての場所へ潜る。このあたりはスズメバチ類が多い。昨年刺されたオオスズメバチもいる。
5mくらいに潜るとカゴメがいた。ここにもいるんだな。ナガタニシもそこそこいた。
さわださんも捕ったらと言うが、今日はもう深いところには潜れませんと。わからなくもない。
湖に浸かりながら話をしていると、さわださんの頭上を旋回するスズメバチ類。
すぐに2人で潜って難を逃れる。着替える最中もオオスズメバチが近付いて全力疾走。

5箇所目。徒手採捕。ここのカワニナは未だに種類がよくわからない。ハチ並に怖い。

6箇所目。バサーや水遊びする人が、湖岸中あちこちにいて、なかなか入れる隙間が無い。
バサーがどいてくれるというので、1人が入っても迷惑でなさそうな場所が見つかった。
さわださんだけが琵琶湖へ入る。私が一緒に潜らないと、浅いところでしか採集しないんだね…。

7箇所目。徒手採捕。もう暗くなっていました。それでも採集欲はあるさわださん。

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朝から晩までやった成果です。久しぶりに本気でカワニナ採集したけど、やっぱり面白い。
来月にはシライシ号が復活する可能性も高く、沖の白石へ出向するかもしれません。
私は3回も採集したので行きませんが、ゴムボートという棺がまた活躍しそうです。