どうでも良い話ですが、前から気になるので記事にしました。写真はミミズハゼです。
矢印の指した鰭の名称はわかりますか。普通の人は知らなくて当然ですよね。
魚の知識がある方は、たいてい尻鰭(しりびれ)と答えます。これは間違いです。
この件に関しては、小西英人さんが既にこちらで、詳しく書かれています。
◎臀鰭(でんき)
○臀鰭(しりびれ)
○臀びれ(しりびれ)
△尻鰭(しりびれ)
△尻びれ(しりびれ)
漢字は「臀鰭」です。尻鰭は大辞林で検索してもヒットしません。
読み方は日常会話で「しりびれ」、魚類学では「でんき」です。
臀鰭分岐軟条数は何と読むか。「しりびれぶんきなんじょうすう」と言いたくなりますが、
湯桶読みになるため、音読みのまま「でんきぶんきなんじょうすう」と読む方が自然です。
ここまではまだ良いです。最も気になる表記が下です。
×尻ビレ(しりビレ)
臀(でん)は尻(しり)だし、ビレって何ですか? 私には片仮名にする意味が分かりません。
背ビレ、胸ビレ、腹ビレ、尾ビレって何ですか? こういう表記が図鑑類にもあるので驚きます。
尻ビレは間違えているところが多過ぎるため、恥ずかしいので止めましょ~う(笑)。
サレンダー - 2014/12/21 (日) 05:11 edit
こんばんは。
私やっちゃってますね、尻びれと良く書いてます。
私のパソコンは古いのであまり参考になりませんが、しりびれと入力して変換すると、平仮名でしりびれとカタカナでシリビレとしか出ません。臀鰭の臀はしりと打ってもでんと打っても出ません。でんぶと打って始めて出ます。
推測ですが尻ビレはしりびれを変換してキーを打ち間違えて全部カタカナで出て全部カタカナで打ってシリビレだと問題だからせめて尻だけは漢字にしようとして尻ビレが出来上がったのではと思います。まあ解りやすく言うと手抜きなんでしょうね。IMEが生み出した言葉なのではないでしょうか。図鑑に記載されてる理由はわかりません。
ただ、せびれ、むなびれ、は変換してきちんと漢字が出ます。
まあ突き詰めて考えると正しい日本語とは何かと言う話になり、最近の若者は言葉使いがなってないという主張と言葉というものは時代によって変わってゆくものだという対立になると思いますが。私はどちらの主張も支持します。地味ではありますが、正しい日本語は何かという事がわかっていつつ、いわゆるはやり言葉を辞書に載せる作業をしている方もいらっしゃいます。科学全般を扱う番組で日本語と聞いて珍しいなと思って聞いてましたが、数ヶ月前TBSラジオ土曜深夜0.30放送の夢★夢 Engine!というラジオ番組でやってました。ポットキャストで聞けると思います。9月6日分と13日分です。
ちなみに今日のゲストは偶然なんですかね、東京海洋大学教授の有元貴文さんです。魚類の生態や第6感についてとか面白かったです。
では正しい日本語を広く伝えていくにはどうしたら良いかという話になるのですが、西村さんは多くの方が閲覧するHPで指摘しました。義務は果たしてると思います。
正しい日本語を広く伝えていくにはどうしたら良いかという事を考えなければいけない立場の権威のある人はどうなのかというと、TVのタレントやアナウンサーの言葉遣いの間違いをTVに向かって文句言いながら指摘して家族がうんざりする。全く義務を果たしてません。これ笑えませんが事実です。
話を戻しますが、臀鰭を普段常用している権威のある方々が上のような言葉の権威のある方と同類と思いたくないのですが、同類でないとしたら西村さんがこちらで問題提起したことによって放置してた問題と認識してすべて臀鰭(でんき)と呼ぶようにという流れになるんでしょうか?
インターネットの情報の正確さは大事だと思います。何十年も前に名のある図鑑で尻びれで記載されていて当たり前のように使っていてその図鑑を監修した方々が臀鰭(でんき)と呼ぶようにと言われるのだとしたらものすごく違和感あります。
とえらそうな事書きましたが本音を言うとでんきだと変換するのがめんどくさいのでこれからも尻びれと書いて投稿したいなという気持ちもあります。そういう事言い出すんならなぜひらがなでしりびれでなく尻びれなんだという突っ込みが入りそうですが、そこはご容赦を。