2013年10月14日におりざ君と琵琶湖で素潜り採集してきました。
13日12時に寝る。18時に起きる。22時過ぎに家を出る。23時に某駅でおりざ君が同乗。
いざ琵琶湖へ。通り過ぎる電光表示板。17℃だったのがどんどん下がって10℃に…。
3年前の同じ頃に琵琶湖へ潜り、後にも先にもない、軽度の低体温症になったのを思い出す。
その時は気温約17℃+水温約21℃=36℃、雨、雲で日照無し。1時間くらい経って気付く、
呂律が回らない、顔と唇が青い、爪先は感覚が奪われ、指先はビリビリ何か出ている感覚。
今は気温約10~13℃+水温約22℃=32~34℃、星空、未明で日照無し。条件はより悪い…。
1箇所目。14日02時過ぎ。おりざ君は海パンだけだが、私はウエットスーツも持って来た。
おりざ君が海パンなのに、私がウエットスーツでは気が引ける。とりあえず外に出て、
カセットコンロと鍋で、水を沸かして、コーヒー作り。これを飲めば体温が高くなって、
海パンでも行けるはずだ。気温約12℃で長袖1枚の私は、沸くまでの間に体が冷え切った…。
コーヒー1杯では焼け石に水だった。ごめん。私だけウエットスーツ着ます(情けない)。
低体温症が怖いので、約30分で水から上がる。ウナギ1本だけ捕れた。それは写真掲示板へ。
2箇所目。04時頃。コーヒーを作る。外にいる時間が長くなり、どんどん体温が奪われる。
暖房の効いた車内にいて、すぐに琵琶湖へ入った方が、より良いことが分かった…。
濡れた長袖シャツと海パンを着る。あまりの冷たさに、人は喜び道駆け回り(わぉ~ん)。
そして濡れたウエットスーツを着る(きゃい~ん)。湖岸沿いに30分ほど泳いだり潜る。
200mは泳いだだろうか。早めに泳いだが、おりざ君は確りと、後ろに着いて来ていた(凄)。
おりざ君は指の震えが始まり、途中で岸へ上がって、少し離れた場所へ歩いて移動。
そこで2人で10分ほど潜った。私は80cm級のウナギを捕り逃す(くぅん)。次だ次っ。
3箇所目。05時半頃。空が白み始める。夜行性の魚が見られるチャンスはこれが最後だろう。
ここまで海パンで頑張ったおりざ君に、ウエットスーツを貸す。そして私は海パンマン。
1日で水温と気温が、最も低い早朝に、海パンで入ることに。心の中で自分に命令する。
寒いとか、冷たいとか、そんなことで躊躇うなっ、潜りまくって体温を上げろっ。
不思議と寒くなかった。30分ほど潜って夜が明けた。55cmくらいのウナギを捕り逃す…。
07時過ぎ。次はカワニナ捕りだ。その前におりざ君が寝ることに。適当に湖岸へ車を止め、
私は眠くないので、湖岸にいる虫を撮影したり、川を覗いてみたりして過ごす。
写真はそんなときに撮影。岸に打ち上げられた大量の水草。おそらく先月の台風18号で、
琵琶湖が荒れて水草が千切れ、流れ着いたと思われます。ここで潜るのは止めました。
1時間弱ほど寝たおりざ君と、いつもの魚清商店で、イサザや雑魚の佃煮を買う。
09時前。水草の少ない場所を探すが、今年は台風18号が来る前に、水草が大繁茂して、
その名残であちこち、まだまだ水草が多い。仕方が無いので、適当な場所に駐車する。
写真は私のウエットスーツを着たおりざ君。小河川から家庭排水が流れ込んで泡が浮かぶ。
4箇所目です。こういう環境に躊躇しないおりざ君は、なかなか根性あるなと思った。
私は海パンマンで潜る。日差しがあるだけで、こんなに違うか思うほど背中が温かい。
ただ、小河川付近は水温が低く、湧水に家庭排水が混じっている感じだった。
朝だけあって、散歩する人が、半笑いでこちらを見る目線が、ちょっと痛かった。
そりゃ10月中旬に海パンで、こんなところで泳ぐ人いたら、ツイートしたくなるわ(笑)。
5箇所目。おりざ君はウエットスーツで、私は海パン。私はSだと思っていたがMなのかな…。
10時頃。寒冷には変わりないが、潜りまくっていれば、何とか耐えられることがわかった。
疲れて動きを止めて、しばらく浮いていると、すぐに生命の危機を感じた…。
6箇所目。何度潜ったか忘れるくらい、潜り飽きた場所へ。11時過ぎにおりざ君だけ入湖。
立派なナガタニシを捕って来た。さすがだなぁ。これが捕れる人は、素潜りマスターです。
ちなみに、右下の写真のウエットスーツ、ウエイト、ベルト、手袋、網袋は私のです。
おりざ君はウエットスーツを買うそうですので、次は2人ともウエットスーツマンの予定。
素潜りはこれで終了。今度は胴長で琵琶湖へ入って、某生物を狙うも捕れず。
別の場所でたも網での採集。台風18号の影響か、大浦川河口の地形が変わっていて驚いた。
そして県道514号の賤ヶ岳から、琵琶湖を眺め岐路へ。琵琶湖さん今回も楽しかったです。
写真は左上が夜間の採集道具。右上が小河川にあったネジレモ。左下が捕ったカワニナ類。
右下が水の駅の鮒寿司茶づけ。私は数年前に鮒寿司を、一口食って吐き捨てました(臭)。
このお茶づけは食べていませんが同じでしょう。数人の苦しんだ姿を見ています。
しかし、おりざ君は完食しました。つまらんなぁ(やっぱりSみたいなので良かった)。
岐路の運転は眠気との戦い。おりざ君は助手席で寝ているので、音楽ガンガンも出来ず。
牧田川の堤防で、うとうとして白線を出て、急ハンドルを切るほどでした(キーキーッ)。
何とか眠気の峠を越えて、おりざ君も私の家へ。魚小屋で1本だけ捕れたウナギを、
蒲焼にして一緒に食べました。そして某駅へおりざ君を送って戻り、後片付けをして、
寝ることが出来たのは21時過ぎでした。走行距離301kmを私が1人で運転(全て一般道)。
27時間連続活動。素潜り5箇所。琵琶湖病はまだ完治せず。さぁ、再来週も潜るかぁ(笑)。