京都府の河川でkさんが採集したハブタエモノアラガイです。
これはハブタエだと思うのですが、モノアラガイ近縁種に良く似ているため、
同定は非常に難しい仲間です。どちらにしても外来生物です。この河川流域の方は、
タイワンシジミ種群はマシジミ、カワリヌマエビ属の一種はヌマエビ、
と認識されていました。近縁な外来生物の入れ替わりは、昔からいる生き物と間違われ、
町によくいる生き物に詳しいおっちゃんたちが、外来生物保護へ進んだときには、
目も当てられません。誤りを認めたくないので、止めるに止められないという…。
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西村
- 2013/01/08 (火) 22:42 edit
white-wingsさん。コメントありがとうございます。
日本産淡水貝類図鑑2は、従来のベターな分類だけではなく、独自の暫定分類が多いため、
分類屋さんなどからは、行き過ぎ感を持たれている方も、おられる印象です。
私はwhite-wingsさんと同じ意見です。よくわからないものは、判明してからとか、
待っていたら、何年何十年なんてのもあるので、よくわからないものがいることだけでも、
使いやすい簡易図鑑で啓発することは、カンチガイ抑制など色々と良いと思います。
サレンダー - 2013/01/09 (水) 21:10 edit
こんばんは。
私はモノアラガイと見分けがつくかどうか疑わしいです。
誤りを認めたく無いというのは判らなくもないですが、そういうのは他国だけにしてほしいですね。あ、国際化社会ですので他国もダメですね。(笑)
輸入そのものを止めろとは思いませんけど野生化しないような厳格な管理が移入種には必要じゃないですかね。
外来生物法を作っておけばそれでいいいというのは違うと思います。
西村
- 2013/01/09 (水) 22:39 edit
サレンダーさん。コメントありがとうございます。
厳格な管理は確かに必要でしょうが、自然災害などで水槽の魚が逃げ出す恐れもあり、
それを考えると何も飼えなくなります。どこまで気をつけるか、難しいところですね。
white-wings - 2013/01/11 (金) 10:44 edit
>分類屋さんなどからは、行き過ぎ感を持たれている方も
そういえば
「本書では同種と扱う」
「本種では○○科として分類する」
等の表現がありましたね。
西村
- 2013/01/13 (日) 01:48 edit
white-wingsさん。そうですね。私は名著の1つだと思っています。
ちなみに、カワニナ89ページの高知県と静岡県30は、チリメンカワニナの疑いありです。
チリメンカワニナ90ページのはおそらくハコネカワニナだと思います。
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white-wings - 2013/01/08 (火) 21:14 edit
日本産淡水貝類図鑑は購入してしまいました。
ああいう、素人でも扱いやすいが、必要なところは抑えている本は重要だと思います。
そうすれば、外来種をカンチガイして保護なんていうことは少なくなるでしょうから。