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菅浦を出て、葛篭尾崎を左方に見て、正面には小島が見えてきました。
小島は竹生島(大島)の東隣にあります。竹生島の一部と言っても良い、小さな岩島です。
かつては頂上に、小島権現(仏や菩薩の仮姿)があって、神の島だったようです(汗)。
宗教上は重要な島らしく、そんな所に上陸して、カワニナ捕りって、大丈夫なのか不安だ。
島内で採集することはなく、その周辺(ようは琵琶湖)なため、許されるわけですが…。

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とにかく小島へ行く。そのためには漕ぐ。ひたすら漕ぐ。すぐ近くな気がするのに、
島へぜんぜん近付かない。本当に進んでいるのか? 疑問に思うほど、景色が一緒っ。
周りは霞んで、菅浦なんてもう見えない。1点の目標島に向かって漕ぐしかない。

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小島へ着く前に、竹生島が目の前に。木が枯れている。これはヒドイ。
カワウによる糞害のようだが、そのカワウも巣を作れないほどに、枯死している。
水は青く綺麗だが、湖中の岩は、水質の悪い所でよく見る、ぬるぬる汚れがいっぱい。
透明度だけは良いので、カニとりくん420の出番ですね。そこそこアレも見られる。

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いよいよ小島に近づいて来ました。カワウ達がカワニナ丸に気付いて、飛び去ります。
竹生島よりも枯れ木が少なく、力強い岩肌が、独特の存在感を出しています。

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とりあえず、適当なところを見つけて、小島へ上陸です。岩に擦りながら無事に上陸っ。
ふぅ。私はこれで琵琶湖の全ての島状地に上陸です。それが目的じゃないけどやったーっ。
時刻は9時25分。菅浦から小島まで1時間20分ほど掛かりました。遠かったぁ~。
足がずっと固定だったので、エコノミー症候群になりそう。着いて行き成りカワウの死骸。
それも複数ある。岩は白い糞でまだら模様。湖底は儀式用なのか、茶碗が落ちている(怖)。

小島周辺での採集開始です。岩がカワウの糞によるものか、有機物たっぷりでよく滑る。
軽く滑ったなと思ったら、そのまま股が裂けるようになって、左側へドバ~ン(あ゛っ)。
胴長の中まで水浸し。濡れていないのは、頭と長袖Tシャツ右側だけ。体の7割濡れました。
私の上着は長袖Tシャツ1枚だけです。体に張り付く水温約10℃。冷たぃ。冷たすぎる。
胴長と靴下を脱ぐ。裸足で岩に乗って、靴下をしぼる。服をしぼる。デニムをしぼる。
ふと足元を見る。私はカワウの糞の上に乗っている。ありえねー(笑)。
見渡しても、どこも安全地帯なし。我慢する。くもりの天気では、簡単に乾くわけがない。
諦めて、しぼっただけの靴下を履く。糞で黒い靴下が少し白い。そのまま胴長を履く(悲)。

気温12℃くらい。寒さで体が震えて来た。寒い~ぃ。動くたびに、おおぉぉ、冷たいッ。
mさんは「戻りましょう」と。私は即答「大丈夫です」。そんなことないけど口が勝手に…。
カワニナ捕りと何かを天秤にかけたら、全てカワニナ捕りに傾きそうな怖さがある(病)。

7割も濡れた体で、カワニナ捕り再開です。こんな寒さごときに、負けていられない。
でも、温かいものを食べたい、そうだ竹生島でラーメンを食べよう。以前に食べたときは、
そんなに美味しくないけど、また食べたいと思った、不思議な味のするラーメンだった。
頭の中にカワニナとラーメンの両方が浮かぶようになってきた。魔力のあるラーメンだ。
時間的にも押しているので、とりあえず小島を出て、竹生島へ向かうことに。

まず私がカワニナ丸へ乗る。すると、プシュ~ゥ。シュ~。空気の抜ける音が!!
片側の一番大きな気室がしぼんで来た(マジヤバ)。mさんの顔が引きつっている。
上陸したとき岩に擦ったので、小さな穴が開いたのかも。今は補修キットなんて無い(焦)。
音の出所を探す。あっ空気注入口だ。私が座ったときにお尻で、バルブが緩んだんだ。
とりあえず、小島へ再上陸。膨らますしかない。空気注入口は、運が良いことに逆止弁。
寒さで使い物にならない私に代わって、mさんが口をつけて膨らます。圧力が高くて、
息継ぎしないと、膨らまない。間接キッスになるので、私に交代なんて出来ない。
何度も膨らまし、元に近い状態に戻った。よかった~。mさんありがと~う(チュ)。

空気が抜けるという想定外な経験をし、次は補修キットを持って来ようと教訓を得た。
今度は無事に小島から離れることが出来た。お尻だけでバルブが緩むなんて怖すぎっ。
小島の神様は、私を水浸しにし、カワニナ丸の空気を抜いたけど、命までは取らなかった。
切り立つ断崖を横目にしながら、次に目指すは竹生島のラーメン。絶対に食べるぞーっ。
(次記事へつづく)

コメント一覧

タロベエ メール - 2011/05/09 (月) 13:10 edit

こんにちは。
別に間接キスぐらい良いのでは?!。
しかしドボンして寒い思いをしてまで最後までヤル西村さんは、ヤッパリ憑かれていますよ。

maiky - 2011/05/09 (月) 15:27 edit

あの音を聞いたときはさすがに血の気が引きましたね…
救助要請しないと駄目だと考えましたよ。
水に浸かって即答で「大丈夫です!」の西村さんの顔は青ざめていましたよ(笑
何で我々はカワニナに取りつかれてるんでしょうね~?

スギタ - 2011/05/09 (月) 17:45 edit

空気が抜けるとは!想像以上に今回は凄く危なかったですね、お二人共に無事でよかったです。
その気温でずぶ濡れ状態ですと風が吹いていなくても体感温度がしゃれにならないくらい寒かったのではないでしょうか。

りゅうこ - 2011/05/09 (月) 19:47 edit

命がけの体験をしているのに
なぜ、こんないい写真が撮れるのでしょう。
カメラマンが同行しているのでしょうか。

西村 メール - 2011/05/09 (月) 23:23 edit

コメントありがとうございます。

タロベエさん。間接キスではないですが、土曜はメソが鼻の中に入って来て焦った…。
沖島でカゴメカワニナ捕ったときから、目覚めた感じなので、沖島で何に憑かれたのかな。

maikyさん。私はあの音がしたとき、この山(竹生島)を登って、港まで行くしかないと…。
水に浸かって青ざめても、取りつかれているので、命だけは守られている気がしています。

スギタさん。今回は危なかったです。昨年はもっと命の危険が高い、カワニナ捕りもあり、
空気が抜けるとか、寒いとか、普通に処理して、ちょっと麻痺しているかもしれません。

りゅうこさん。綺麗な写真かなぁ。くもりの黄砂でしたが、被写体には力がありました。
カメラマンが同行していたら、カメラマンだけ途中で引き返したと思います(笑)。

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