2009年7月20日に三重県の汽水域で採集したマメコブシガニ属の一種です。
全くわからずm先生に写真でお尋ねしたのですが、マメコブシガニ属の同定は難しいが、
マメコブシガニに含まれるのではないかという回答を頂きました。
鉗脚の曲がり方がマメコブシガニよりも弱い気がします。
マメコブシガニよりも鉗脚の膨らみが強くて、やや大きめの顆粒があり、
甲が押し潰されたような形状で、第1~4歩脚が短く、甲長は10mm以下で、
動きがとても遅いです。マメコブシガニの隠蔽種のような気もしています。
別個体です。この日は2個体の雄だけが捕れました。汚い場所でもないのに、
捕れた2個体とも全体的にこげ茶色で、どちらも色調がそっくりです。
この川で普通のマメコブシガニを捕った記憶はありません。
魚や貝も北限記録をいくつか出している川で、この川ならば何か出る?!
という期待の強い場所です。このカニさんが何なのか、かなり知りたいです…。
しばらく不人気な未同定シリーズに入ります。教えて下さ~いm(_ _)m
追記 2014年11月06日
S・Tさんにカネココブシかと思うと教えて頂きました(感謝)。
りゅうこ - 2009/08/01 (土) 22:06 edit
こんにちは
プレゼントしていただいた謎のマメコブシ。
飼育8日目、死亡しました。
標本にしてW先生に同定をお願い致しました。
「小型で、甲の外面の様子も少し違うように見えます。
マメコブシは、形態変異が大きいのも事実です。
雄の生殖器はマメコブシそのものでした」とのことです。
私は、生殖器を調べるという必要を全く忘れていました。
W先生と西村さんにあらためまして、心からのお礼を申し上げます。