汽水域で採集したユビナガスジエビです。
よく似たスジエビモドキよりも、塩分の低い泥っぽいところに多い気がしています。
汽水域ならばどこでもいるエビの1つです。水槽でも長生きします。
成熟した雄は一見テナガエビやミナミテナガエビに似ています。
抱卵している雌です。抱卵の本来の使い方は、鳥が卵を抱く意味なはずですが、
甲殻類が卵をお腹にぶら下げている状態の表現にもよく使われています。
これを直ちに誤用とは思いませんが、何か気になる表現でもあります。
時々、魚の雌でお腹が大きな個体を、抱卵しているかもと書く方もいて、
それは違うだろって思うこともしばしば。と言っても適切な言葉は見つからず。
だから、この雌は卵を有するなんて書くしかないんだけど、何か良い表現ないかなぁ。
セスジボラを食べています。この手のエビ類は弱々しく見える個体でも、
自分より大きな汽水魚を襲うこともあり、あまり水槽に入れない方が良いかもしれません。
テッポウエビ類はこういうことはまずないので安心できるんですけどね。