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岐阜県の川で採集したミミドブガイです。
上の個体はSatoさん採集。これまでは変なヌマガイとして認識していました。

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瀬尾, 2019; Lopes-Lime et al., 2020; 近藤, 2020; 川瀬ほか, 2021; Uchino et al., 2021;
Sano & Kondo, 2025; 川瀬ほか, 2025 近藤, 2025; など参考に、日本産イシガイ科貝類を、
一覧にしました。ドブガイモドキは外来種?としましたが判然としません。
マツカサガイ3種は分布同定しか無理だと思うので、将来的にも分けるべきものなのだろうか。

改良母貝はヒレイケチョウガイ種群1×イケチョウガイがほとんどだと思います。
ヒレイケチョウガイは系統的に3種のようなので、ヒレイケチョウガイ種群として、
表記した方が良いと判断しました。その中で琵琶湖と霞ヶ浦は種群1とされています。
他の地方の報告で、単にヒレイケチョウガイとされたものは、1・2・3のどれかは不明です。

ニセマツカサガイ琵琶湖型とヒラガマノセガイは、昨年に精通した方々に和名の話を伺ったら、
セタイシガイとオトコタテボシガイで良いようなので、コンセンサスが得られたと思ったのと、
何とか型とか漢字表記だと識別性が悪いため、既に命名されているカタカナ表記にしました。


追記 2025年12月12日
一覧に「in Lopes-Lima et al.,」を書き忘れていたので訂正。
記載年代順に変更。一部の表記も変更。Xのポストは初版。

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滋賀県の水路でさわだ君が採集したアッケシマメシジミです。
この類は無知だけど、こんなプレーンな貝を、同定できるのは凄いなぁ。

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2022年1月22日の記事で、やばいものとしたのは、愛知県産カタハガイでした。
捕った時はマツカサガイかなと思って、車に戻って確認したらカタハガイだったので、
慌てて愛知県RDBを検索しました。やっぱり県ランク:絶滅ってなってるやん!
右のカタハ1つとマサツカ3つは、外してツイートしました。家へ帰って師匠に報告しました。

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翌日には家まで引き取りに来られて、もう報文化がほぼ決まっていました…。
愛知県産マツカサガイもかなり減っています。この場所は既報ではありませんでした。

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2022年2月13日に師匠と調査しました。在来だと確信を持ちました。

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本日(発行は6月1日)かきつばたで報告されました。
私は論文・報文などの業績欲は無く、書くことでの生息地公開問題などの方が心配で、
共著のお誘いを頂くこともありますが、諸事情でどうしても断れないもの以外は、
基本的に全てお断りしてきました。そのために謝辞欄の常連となっています。

前にも私が師匠を案内した川で、本州初記録の珍しい貝を見つけて、
報文化の流れもありましたが、その時も断りました。ただ、生息地公開にならないよう、
口は出させてもらいました。今回もそれで良かったのかもしれませんが、
師匠の押しの強さと、主体的に生息地公開を防ぎたかったので、共著という形で、
入らせて頂きました。それでもわかる情報かもしれません。なかなか難しいですね。
この情報から捕りに行こうと思う人がいないことを切望します。
生息範囲が狭いため、出来ればそっとしておいて欲しいです。お願いします。

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2022年6月10日に汽水域で捕ったものです。動画 https://youtu.be/5q9P-Hm3R7M
数時間前に師匠にお渡ししました。ヌマガイ、ヤマトシジミ、タイワンシジミ種群、
タテボシガイ、ササノハガイ、ヨコハマシジラガイです。ミナミタガイもいましたが、
重いので逃がしてきました。二枚貝7種が汽水域にいて、ヨコハマはこの地方にはない、
多産地でもあることから、これも報文にしなさい圧力を受けました…。
とにかく師匠には多大な恩義があり感謝しています。今後とも宜しくお願い致します。

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三重県で採集したヨコハマシジラガイです。
sugiura君に案内して頂きました。以前にオイカワムツさんに教えて頂いた場所と同じで、
K先生も把握されている場所でした。狭くて数も少なそうなので、ちょっと心配になりました。

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岐阜県の感潮域産です。浅い場所は写真下のタテボシガイしかいないのですが、
水深3mくらい潜ると5個体が捕れたりします。それも広い範囲で普通にいる多産地です。
写真と採集日は違いますが同所の動画 https://youtu.be/KtHarQMbcnc
シラウオ、マハゼ、イシマキがいる環境で、二枚貝はヨコハマシジラガイ、タテボシガイ、
ミナミタガイ、ヌマガイ、ササノハガイなども見られます。ヤマトシジミもいると思います。

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三重県の感潮域産です。ピンボケ画像ですね。愛知県では絶滅らしいので、
少し探したこともあるのですが、見つかりませんでした。そのうち捕れそうな気がします。
ヨコハマシジラガイは綺麗な水の流れる浅い用水路で、少数が生息している印象でしたが、
濁った汽水域の水深3~4mで、ぽんぽん捕れるとは思っていませんでした。

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紛らわしい4種類を並べてみました。マツカサはニセ三重中ではないかと、
W君から指摘されましたが、私はマツカサかなと思ったので、そのままにしました。
移入のこととか考えだすと、分布同定も厳しくなるし、二枚貝の同定は難しい。

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福井県の水路で採集したイシガイ Nodularia douglasiae です。
採集から1年以上も経ったのは、デリケートな問題を含んでいるからです。

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左がイシガイ福井県産、右がタテボシガイ琵琶湖産です。分布同定です。
どの産地もこんな感じで、違っていたら良いのですが、東海地方のタテボシガイは、
外部殻形態ではイシガイと識別不可能です。MUSSELpのイシガイタテボシガイ
イシガイはタテボシガイのホロタイプを見て、描いたんじゃないのと言いたくなるくらい。

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擬主歯を確認しましたが、私にはよくわからなかったです。むしろ逆なんじゃないかと。

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日本産イシガイ属の分類や表記で、影響力が大きかった文献の変遷を作りました。
簡単に言うと、この時代には、この分類に従っていましたよ。という一覧です。
2003年(日本産淡水貝類図鑑①)は、人に差し上げたので、確認できませんでしたが、
改訂版と同じだと思います。統一性を持たせるため、表記を少し加筆修正したり、
簡略化しています。気になる方は原典を確認して下さい。ざっくりはこんな感じだと思います。

現行で言えば2020年8月の分類に従う時代ですが、従来とはだいぶ違うので注意が必要です。
イシガイやタテボシガイでネット検索すると、タテボシガイは琵琶湖固有亜種で、
その他はイシガイという、2009年や2013年の分類が多くヒットすると思います。
2020年8月に従えば、イシガイ属貝類を東京都で捕ったら、それはタテボシガイです。
形態的差異は判然としないため、分布同定するしかないのは、問題が残るところです。

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