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2020年3月15日は滋賀県で採集しました。
動画撮影のついでに、せっかく琵琶湖に来たのだから、カワニナも見たくなりました。
河口域で転石(違う)を引っ繰り返しました。ここでいつものどうでもいいうんちく。
転石は転がっている石です。干潟の転石帯に生息するとか、転石の下で見つかったとか、
そんな文言を見かけることがあるのですが、干潟に人が動かせる程度の石は、
ほとんどは堤防を根固めするために、わざわざ設置された「捨て石」だと思います。
そのため堤防に近いところにあるのです。泥干潟の中央に石なんて普通はありません。
写真の石も川岸を守るために、設置された護岸の一部です。これは転石ではなく捨て石です。
そんな石なので、引っ繰り返したら、必ず元に戻しましょう。護岸の強度に関わります。

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素手だったので、冷たくなって、少しだけで終了。道中は-1℃の電光表示板があったので、
まだスタッドレスタイヤが必要な時期なのだなと思いました。もう滑りたくない。

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胎殻です。ハベなんだけど、うーんってなりました。ヤマトぽさがある。
螺肋ぽいのもある。胎殻は小さい個体からも出たし、大きさがまちまちです。
琵琶湖でよく見るハベよりは、宇治川とか流れのあるところにいるハベのような。
この上流と琵琶湖近くを調べたくなりました。カワニナの考察は切りが無いのでこれで…。

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2020年2月23日は滋賀県で、さわだ君、sugiura君、にょろきん君、西村で採集しました。
予定日は2回も変わって、ようやく4人で採集できることになりました。
1箇所目。初めての場所。さわだ君はドライスーツ、西村はウエットスーツが先に潜ります。
sugiura君は私のお古のウエットスーツなどを譲ったので、それを着て岸で待ちます。
ウエイトやブーツなどがないため、私が上がってから、それを貸して装着して潜ります。
にょろきん君はさわだ君に私が譲った、お古のウエットスーツを着て岸で待ちます。
さわだ君が上がったら、sugiura君と同様に、足りない道具を借りて潜るという算段です。

琵琶湖へ一気にドバーンっと入ると、思ったよりも冷たくない。一気に入るのは、
少しずつ入って、わーっ冷たい、無理だぁ寒いとか、躊躇する時間が無駄だと思うからです。
一気に入って全身濡れれば、もう後戻りは出来ないので、やるだけになります。
ヒートショックの心配はありますが、気温(8~9℃)と水温(9.7℃)、風も強い状況で、
ウエットスーツという急激な変化が抑えられた装備では、外に立っていようが、
水に入ろうがそんなに変わりません。一番怖いのは、水から上がった後の着替えで、
濡れた状態で上半身裸は、気化熱で非常に寒いです。血管は急に縮んでいることでしょう。
心臓麻痺は水から上がった時に、成りやすいと聞いた記憶もあり、水に入る時よりも、
着替えの時間を短くし、如何に体温変化を少なくするか、私はそれを一番心配しています。

砂泥底のカワニナと二枚貝を探します。しかし、砂泥底まで4~6mもあるため、
着膨れしたウエットスーツでは、浮いてしまってなかなか潜れないのと、
ウエイトのベルト(百均のスーツケースベルト)が、緩んでしまって体にフィットせず、
それを直すにも、岸へ戻って、グローブを外して、素手でやらないといけないため、
手はかじかみ、潜っていられる時間が短くなります。そのためそのまま潜り続けました。
しかし、潜り難い。腰からベルトが抜けて、落下するのではないかと思うほどでした。

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20分ほど潜っていました。とりあえず、コセイカワニナとニセマツカサガイ琵琶湖型は、
僅かに捕れたので、岸へ戻りました。sugiura君にウエイトやブーツなどを貸して装着。
さわだ君も岸へ戻って、にょろきん君に道具を貸して、次は2人が潜ります。
にょろきん君が数分くらいでギブアップ。sugiura君はマスクがフードに引っ掛かって、
水が入るようでこちらも数分でギブアップ。2人とも何も捕れずに終わりました。
さわだ君はコセイ、カゴメ、イボなども捕っていて、良いサンプリングになったようです。
動画です https://youtu.be/GuW_zhdS79E

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2箇所目。貝潜り諦めてたも網。前は色々と捕れた場所だったのですがダメでした。
3箇所目。琵琶湖が大荒れで諦めました。4箇所目。貝捕り。そこで捕らせてもらったのは、
写真のカワニナ類です。右は家に帰ってから、茹でて胎殻を出して撮影しました。
この個体しか胎殻は出ず。矮小化したカワニナ、チリメン、タテヒダ、ハベのようです。
5箇所目。貝捕り捕れず。ここは葦屑などのゴミが堆積して、貝がだいぶ減りました。
6~8箇所目。動画撮影場所探し。9箇所目。動画撮影。10箇所目。魚貝捕り。

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和名なし Beringiana fukuharai Sano, Hattori and Kondo, 2020 だと思います。
今月中旬にイシガイ科の論文が出ました。この内容は昨年10月の淡水貝類研究会で、
発表があったため、知っていたのですが、改めて拝見すると、色々な意味で凄いです。
当ブログは、それに従って、追記して変更しました。但し、オトコタテボシガイ属は、
従来の情報しかないため、最新知見に基づいて、変更していないところもあります。

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11~12箇所目。貝捕り。目的の貝は捕れませんでした。写真はヌマガイだと思います。
11時~23時半(12時間半)の採集でした。大変にお疲れ様でした。とても楽しかったです。
暖かくなったら潜りたい。ってたまに耳にするのですが、琵琶湖は年中開湖しています。
7月より2月の方が暖かい理由にも記していますが、厚着すれば寒くないだけです。
お金に余裕のある人は、ドライスーツを買って、厚着してカイロでも使えば良いでしょう。

ウエットスーツは厚着するほど動き辛くなって、浮力が増してウエイトも増やす必要があり、
海パンで行ける真夏と比べると、着替えるのが面倒だとか、水から上がってから寒いとか、
2本目以降は冷えた装備を着けないといけないとか、そういう問題はありますが、
1本目から水が冷たいから潜れない、というのは理由に当たらないと思います。
スキー場にいる人に、そんな寒いところで、よくスキーやれるね。とは言わないですよね。
それと同じで、適切な装備であれば、あまり無理することなく、年中潜れるのです。

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2020年1月11日は京滋で、さわだ君、ささき君、西村で採集しました。
予定は琵琶湖南湖潜り→さわだ君の寮で水槽群拝見→琵琶湖疎水でヤマト探しでした。
今年最初の琵琶湖南湖潜りで、しかも捕らなければいけないカワニナ類。
数が少ないことはわかっている。寒中本気潜りになるため、気合を入れていました。
家から出るとさわだ君から電話。車のバッテリーが上がって、琵琶湖へは行けません。
なぬぅ。さわだ君の生息する吉田寮へ直行。バッテリー上りは直りました。

写真は吉田寮です。色々と有名ですが、古い木造住宅に住んだことのある私は、
驚くことはなかったです。綺麗さより自由さを重視すれば、カオスさも良いと思います。
気になったのは2つ。ニワトリがうるさいので「鶏の丸焼きひトリ立ち」にされちゃうかも。
男女共用トイレで、女子は大丈夫なのかなと。でも住めば古都なのでしょうね。

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ささき君は別件で一旦離れ、バッテリーが復活したさわだ君らの車で疎水採集へ。
1箇所目は入れそうにない。2箇所目へ行く前に、夜飯を食べることにしました。
関西に来たら、昆布の良く効いた、白だしうどんが食べたい。昔からの好物です。
私が助手席で、近くにないかスマホで探すが、駐車場のあるところが見つからない。
唯一あったのが、得得うどんでした。これも関西のうどんかなと思って決定。

私は関西ぽい「牛油かすとじうどん」、さわだ君は「イベリコ豚つけ麺」を注文。
うどんの玉数は、1~3玉まで同価格ということで、2人とも3玉にしました。
お腹もすいているし、余裕でしょうと思っていたら、写真のが出て来て麺食らいました。
さわだ君は完食したが、私は全部食べたら動けなくなると思って、1玉ほど残しました。
すみません。それと麺は讃岐うどんのようで、私が好みの関西流ではなかったです。

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2箇所目はナカセコカワニナが高密度で生息していました。
京都府RDB2015には「琵琶湖疏水では...絶滅したと考えられる」とあります。
疎水は2010年、2014年、2020年と生息確認しています。情報の更新が必要でしょう。
「淀川では...絶滅した」とありますが、ハベかナカセコか同定が難しい個体も生息し、
そのあたりの精査も必要かも。そもそもナカセコは分類学的な問題がありますが…。

3箇所目はチリメンしか捕れず。4箇所目は入れそうにないし、人目が気になるので止め。
5箇所目も入れそうにない。6箇所目は減水し過ぎて近付けないし、流れが速くて危ない。
ということで、途中でささき君を乗せて吉田寮へ戻る。この後は瀬田川で採集予定だが、
さわだ君は完食してしまった、3玉が利いてきたようで、動けなくなってここでお別れ。
完食しなくて良かったと思いました。量が多いことは得なのか損なのか分からないですね。

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吉田寮を後にして、車2台で移動し、ささき君と瀬田川でカワニナ採集。
7~10箇所目はヤマト、ヤマロク、チリメンしか捕れず。11~13箇所目は魚捕り。
13日4時頃に琵琶湖近くで解散。道が空いていたので、1時間17分で家へ帰れました。

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2箇所目で捕ったナカセコの胎殻です。左はナカセコで良いとして、
右は親も胎殻も違う感じがしますね。タテヒダが螺塔を失ったような感じ。
これをタテヒダとすれば「過去20年以上、発見記録がない」の発見です。
おそらく左右は同種で、タテヒダの生態型が、ナカセコなのかもしれません。
そのあたりの整理を含めて、さわだ君には頑張って欲しいと、期待しています。
整理が出来た暁には、得得うどんをおごります。その時まで得得うどんには頑張って欲しい。

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2019年12月21日は琵琶湖で、さわだ君、ささき君、西村で採集しました。
カワニナ採集は11月3日が最後で、琵琶湖へ行っても1個体も捕ることはありませんでした。
というのも、大きな期待をしていたことが、無くなってしまったので、
そのショックで、カワニナの形をしたものを、見るだけでも嫌になっていました。
しかし、カワニナは新たな面白さを、すぐに与えてくれるで、サルベージされました。

1箇所目。さわだ君はドライスーツ。私は胴長。ここはフトマキハーベが多い。
2箇所目。A内湖で魚捕りを兼ねる。3箇所目。河口域で魚捕りを兼ねる。
4箇所目。B内湖で魚捕りを兼ねる。目的の魚は捕れたのでヨシ!

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5箇所目。夕方になって、だいぶ見辛くなりましたが、懐中電灯を使わずに潜りました。
さわだ君はドライスーツ。私はウエットスーツ。この場所は夏にも潜っていますが、
それと比べると1/30くらいしか、カワニナが見られない。泥に潜っているのかな。
浅場の石を引っ繰り返せばいますが、目的のカワニナは4m以深のところにいる。
夏の海パンと違って、重装備なので潜り難いし、何故か長く居られない。
副鼻腔炎も慢性化していて、1回目の深潜りで、耳抜き4~5回しました。
それからは副鼻腔から、膿が少し排出されて、2回くらいで済むようになりました。
動画です https://youtu.be/RVv-9cTyxAA

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6箇所目。河口域でハベなど。7箇所目。オオウラとクロの本当の模式産地。
8箇所目。オオウラとクロの新種記載論文上の模式産地。これには困ったものだ。
この時期(水温11℃前後)に、腕まくり素手で採集する、さわだ君はぶっとんでいる。
9箇所目。湖岸で魚捕り。10箇所目。湖岸で魚捕りとさわだ君だけカワニナ拾い。

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11箇所目。小河川で魚捕り。12箇所目。小河川でカワニナ捕り。ここで解散です。
10時20分頃から琵琶湖湖岸で会って、12箇所採集して、00時を過ぎていました。
21日04時起床、22日03時帰宅、08時就寝、21時起床。大変にお疲れ様でした。
お蔭様で楽しかったです。カワニナから足を洗う日は来るのだろうか。
家へ帰って12箇所目のクロダを撮影しました。蓋が分裂しているような。
こういうのがホロタイプだと、蓋は2つあるとか書かれるのかな。蓋は意味がない。

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軟体部はコブヨコバサミなどの餌でしたが、それも数箇月前にいなくなりました。
本当はエタノールで保存した方が、後々良いのでしょうが、標本に興味はないです。
佃煮にすることにしました。胎殻はバリバリ硬く、内臓は青臭くて苦いので捨てました。
カワニナ、味醂3、酒1、醤油2、溜まり醤油1、中双糖2で、とろ火10分ほど煮詰めて、
水飴1を入れて2分ほど煮ました。それを冷蔵庫で冷やしてから食べました。
小さい割に歯応えが良くて、アカニシの味とほぼ同じ。酒のつまみによく合いました。
ただ、こんな量のために、毎回作るのは面倒なので、軟体部の処理はまた考えます。

これまで画像は横幅1000ピクセル程度にしていました。この記事から1500にしました。
大工事が必要ですが、前からやりたかったので、ブログの幅も変更しようと思います。

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2019年11月3日は琵琶湖で、さわだ君、ささき君、西村で採集しました。
大浦です。今でもこの地名はぞわっとします。琵琶湖来たぞ。カワニナやるぞぉと。

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1箇所目。ここらあたりは変なのばかり出る場所。少しポイントを変えます。
ドライスーツのさわだ君(風邪中)と、ウエットスーツの西村(副鼻腔炎中)が潜ります。
200mほど泳いでポイントへ到着。体力のあるうちに深潜りしておこうと思い、
最初から5mほどへ潜ります。2mほど潜行すると頭が痛い。もしかしてこれが…。
すぐに気が付きました。これまでmaikyさん、sugiura君、ささき君などが、
頭が痛くて1mも潜れないと言っていたやつか。私は初めての経験でした。
サイナススクイーズ(副鼻腔痛)。副鼻腔が腫れたり、膿などで詰まったりして、
圧平衡が取れなくなり、痛みが出る。私は水深と共に、左眉付近の痛みが強くなる。

これまで副鼻腔炎で潜っていても、痛みは出なかったが、最近服用し始めた、
チクナ○ンが悪さをしているかも。私はこうした頭痛は、マスクがきつかったり、
別の理由があると思って、そんなん気合で何とかしろと、内心は思っていました(謝)。
しかし、これは痛い。1mも潜れない気持ちがわかる。それでも私は潜ってやる。
2mくらいから激痛です。5mほどに気合で4本潜りました。潜らなくても痛む状況に…。
車へ戻って、痰を吐いたら、血が混じっていました。陸でも痛む。頭を下げると激痛。

写真は右上のバットが私の成果。この倍くらいは捕るつもりだったのですが…。
左上と下がさわだ君の成果。ナガタニシやイボ種群も複数いて羨ましいです。

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2箇所目。潜ろうと思っていた場所が、環境的にあまりに酷いので諦める。
3箇所目。さわだ君だけカワニナ潜り。普段よりも30cmくらい増水しています。
4箇所目。さわだ君は潜り、ささき君と私は胴長。バックスライディングで全身ずぶ濡れ。
パンツの換えを間違えたのを持って来ていて、パンツは濡れたままで過ごしました。
5箇所目。小物釣り。6箇所目。水路でカワニナ捕り。底が腐泥になっていました。
腐泥(ふでい)はささき君が使って、そういう言い方があるのかぁと感心しました。
7箇所目。ウナギとカワニナ狙い潜り。サイナススクイーズは4mくらいから痛みが出て、
1箇所目よりはマシになっていました。チクナ○ンの服用を止めたからかも。
タテヒダやヤマトなどが捕れました。動画 https://youtu.be/FuscUxEyf7s

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8箇所目。さわだ君がクロダが捕りたいということで、A内湖へ行きました。
前は普通にいたのになぁ。1個体も捕れず。前と言っても5年前なので絶滅したのかな。
9箇所目。B内湖へ。ここもクロダがおらず。水路の方で前に捕ったので移動。
前と言っても7年前ですが、クロダはたくさんいました。それが写真の個体です。

同日、同場所、同種類、それなのに蓋は普通~無いまでいます。
カワニナ属の蓋の有無や形状が、識別形質に成らないという証拠です。
しかも、屋内の安全そうな環境で飼育すると、蓋を落とす個体が多いです。
水槽内で生まれた個体も、蓋を作らなくなります。蓋は環境や個体によって、
大きく変わることに気付いてから、蓋の撮影や保存を止めました。
ホロタイプに蓋が残っているものが極希(無い?)で、同定にも使えないです。

10箇所目。陸貝捕り。さわだ君に貴重な種類を拝ませてもらいました。
3日04時に起きて、10~00時まで滋賀県で採集し、4日02時半頃に帰宅し、
力尽きて車で1時間半ほど仮眠。それから片付けや雑用で昼前に寝ました。
さわだ君は前日まで発熱し、当日は頭痛でこの濃密な採集。凄い体力です。

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1箇所目の胎殻です。左上、右上、左下は広義のハベとしておきます。
左下はクロダそっくりの胎殻が出てきました。右下はイボ種群かなぁ。
先日の研究会がきっかけで、イボがますますヤヴァイことを知ったので、
これはイボだねとか、軽々しく言えなくなってきました。カワニナやっぱりおもろい。

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