2025年1月21日にクロダカワニナ種群の分類が改訂されました。おめでとうございます。
クロダカワニナ、タジマカワニナ、サキガケカワニナ、ユメカワニナの4種。
既に当ブログとカワニナ図鑑で紹介済みなため、特徴などについては触れません。
親殻の形態に傾向はありますが、分布情報がないと同定は無理だと思います。
特にクロダとタジマの識別は厳しい。移入や交雑のことまで考えると脳みそバーンです。
新種記載でカタカナ表記になり、一般的な視認性が上がって、保全には良いと思います。
記事一覧
2025年1月18日は愛知県でカワニナ採集しました。
狙いはクロダカワニナ種群。1~2箇所目は空振り。3箇所目は写真の場所です。
この上流で記録はあるのですが、そこでは過去に捕れず、下流は酷く濁っていました。
カワニナ種群は捕れました。分布からキタノカワニナかな。付着物が酷い。
4箇所目は2021年2月7日を最後に、クロダ種群が捕れていない場所。昨年も捕れず。
河川工事されていて、底に真新しい泥が覆いかぶさり、そこに足を乗せるとずぶずぶで、
この追い討ちが止めで、終わったと思いました。中腰でだいぶ頑張りましたが絶滅です。
5箇所目は海で塩汲み。90・60・40・40cm汽水水槽で飼育していた頃は、
半年に一度は250Lを汲んで運んでいましたが、今は160Lくらいで半年は余裕です。
マガキを拾いました。よーく見るとカキウラクチキレモドキがいます。
金槌でマガキの殻を壊して水槽へ入れると、トサカギンポが飛び付くように食べます。
2025年1月12日は琵琶湖でささき君、D.pulicaria君、西村でカワニナ採集しました。
積雪で気温も低く、スタッドレスタイヤでも、慎重な運転を強いられる状況でした。
写真の場所の雪を踏むと、16時頃はミシッ、17時頃はバリッ。夜は危険です。
全体的に真冬という感じで、カワニナは岩の下に潜って、表面におらずに見つけ難ったです。
1箇所目はささき君と某所へ。クロダを狙っていましたが、カワニナ種群しかおらず。
お腹の調子が悪くてすぐ終了。そしてD.pulicaria君と合流しました。
左上は2箇所目、右上は3箇所目、右下は4箇所目、5箇所目は持ち帰りなしです。
右下はD.pulicaria君が前日に琵琶湖で採集した個体です。上はタテヒダでしょう。
他の3つはクロやトキタマの要素もあるけど、おそらくタテジワかなと思います。
タテジワだとすれば文献や私の記録を確認すると南限です。まだまだ知らないことあるなぁ。
D.pulicaria君と別れて、ささき君と再び1箇所目近くで、別の場所へ案内してもらいました。
クロダとカワニナ種群がたくさんいました。中央のはタテヒダぽさもあって怖い個体。
一緒に夜飯を食べてお別れ。D.pulicaria君、ささき君、お疲れ様でした。楽しかったです。
私は残雪と濡れた路面、気温-2℃の一般道で慎重に運転して、関ヶ原を越えて名古屋へ。
無事に家へ帰れて、荷物整理していたら、D.pulicaria君の採集した、カワニナ1袋が出て来た。
了解を得て私が殻標本化。右はオオウラだと思いますが、胎殻は3色ありそうです。
親殻はオオウラなので、別の種類(クロ?)から精包をもらって、交雑過程を見ているのかなぁ。
中央は胎殻が出なかったので、怖くて言及できないですが、イボにしておこうかな。
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