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2021年2月27日夜~28日未明は滋賀県でmaikyさんと採集しました。
魚捕りついでに、私だけドライスーツに着替えて、琵琶湖へ23:03~23:28に潜りました。
気温1~2℃、水温8~9℃、波があって少し濁っている、あんまり状況が良くないです。
潜ってすぐに露出している顔が、想像よりも冷たくて痺れてきました。
沖へ行くほど波が強くて、少し前に食べたパンが出てきそうな感じです。
貝や魚も少ないので、30~40分のつもりが、25分で上がって終了しました。

ドライスーツはファスナーの最後尾付近が、うまく閉じていなかったようで、
少し濡れていましたが、首や手首などからの侵入はなく、着替える必要が無かったです。
タテボシガイ、ハベカワニナ、ホソマキカワニナ、タテヒダカワニナです。
波があるからかタテボシガイは、砂の中にまあまあ埋まっていました。

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ハベカワニナに付いていたオウミガイ。砂だらけの場所だと、硬い貝に固着するのかな。
動画です https://youtu.be/P4WhztT8jH4


帰りに岐阜県の一般道で、前の車がガードレールに接触していました。
居眠り運転でしょうか。白い煙のようなものが出て、発火するんじゃないかと焦りました。
そういう煙はドラレコの画質では、捉えられていないですね。ガードレールも傷付いて、
ヘッドライトも道路に落ちているので、本来であれば警察に物損事故を報告して、
弁償しないといけないと思うのですが、この車はそのまま数kmも走り続けて去りました。

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2021年2月21日は静岡県で、さわだ君、ささき君、西村で採集しました。
狙いはクロダカワニナです。1箇所目。待ち合わせ時間よりも、早く着いたので、
水路で採集しました。カワニナ種群しかいませんでした。そして2人と合流。
さわだ君とささき君は、すでに数箇所でカワニナ採集をして来ています。

2箇所目。私は捻挫が完治しておらず、高さのある矢板を飛び降りる場所だったので、
さわだ君が先に入りました。クロダが捕れるのであれば、私も意を決して入るつもりでした。
さわだ君がクロダが捕れるというので、胴長に着替えていたら、川から戻ってきました。
クロダと思っていたのはタケノコカワニナでした。弘法にも川蜷の誤りです。
早朝で徹夜だったので、こんなこともあります。タケノコを久しぶりに見られて良かった。

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3箇所目。水路にさわだ君だけが入りましたが、カワニナ種群しかおらず。
4箇所目。イシマキばかり。5箇所目。10年前にクロダを捕ったことがある場所。
河川工事で環境は激変していましたが、影響が無い場所で、クロダが捕れました。
写真は左10個体クロダ、右1個体カワニナ種群(従来のチリメン)です。

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さわだ君の採集個体。どんだけ捕ってんだ。何個体か聞いたら70個体くらいだと。
えっ。110個体くらいだろう。もっといるかも。この後で選別して逃がしました。

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左がクロダ、右がカワニナ種群です。胎殻は特徴的です。クロダの殻底肋が7~8本はあります。
カワニナ種群は8本くらいでしょうか。殻底肋で両種は識別できないですね。
クロダは次体層から上層に縦肋があるというのも、つるつるだし次体層の方が縦肋が強い。
明らかに違う種類を比較しても、こんな感じなのがカワニナ属です。

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2021年2月6日夜~7日未明は愛知県で採集しました。
狙いはマツカサガイとクロダカワニナです。1箇所目。ヒメタニシすらいない酷い環境。
2箇所目。捻挫の痛みに耐えて頑張りましたが、カワニナ種群しか捕れない。
写真はその場所です。軟体部の色は黒っぽいけど、カワニナとチリメンの中間形態です。
マツカサガイの殻は、数個ほど見つかったので、希望はあると思って上流へ移動しました。

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3箇所目。5分くらいで2個体が捕れました。レッドデータブックあいち2020によると、
「県内における生息場所は木村(1994)を含めて現在5カ所しかなく」とあります。
岡崎市、豊川市、木村(1994)は確認していませんが、写真から安城市だろうと思われます。
ようするに三河地方です。私が捕った個体は尾張地方です。それに加えて、
「1960年代中頃までは木曽川水系の日光川、五条川、矢作川水系、豊川水系など」
で確認されていたとありますが、どの川でもないです。こうした場所は移入の疑いもあるため、
遺伝子・文献・標本など調べる必要はありますが、生息場所は6カ所になったと思います。

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4箇所目。こうなると次はクロダ探しです。カワニナ種群はまあまあ見られます。
その中に紛れて1個体が捕れました。先にクロダがいて、生態地位的として同じと思われる、
カワニナ種群が侵入すると、クロダの方が弱くて、絶える方へ向かうのだろうか。

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左がクロダ、右がカワニナ種群。クロダの胎殻は受精していないのかも。
1個体しかいなかったので、雄と出会えていなくて、繁殖が出来ない雌なのかなぁ。

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2021年1月30日夜~31日未明は愛知県でmaikyさんと採集しました。
1箇所目。カダヤシくらいしかいない。2箇所目。マツカサガイを狙うも貝殻ばかり。
3箇所目。ハマグリ捕りです。干潟に5人もいる。ここで人を見たのは初めてでした。
干潟へ行く途中にある階段で、左足首をくじいて、あまりの痛さで、動けなくなる。
maikyさん先に行って下さいと言うと、本当に先に行ってしまい、捨て置かれました笑。
捻挫の痛みを堪えて、両手を使って坂を這い上り、maikyさんへ追いつきました。
足首を動かすと痛みが走るので、ゆっくり歩いて、干潟に座り込んで、鎌で引っ掻きました。
カガミガイとムラサキガイは、たまに出てきますが、ハマグリはとても少なかったです。
さわだ君が佃煮が美味しいと言っていたので、カガミガイを持ち帰ることにしました。

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4箇所目。maikyさんが一番行きたがっていた場所。私は3箇所目に人がいたことから、
ここは狭いし人目に付くので、もう捕られて駄目だろうと思っていました。
足が痛いのでゆっくり準備しました。maikyさんからはワクワク感が伝わった来たので、
先に行ってくださいと。私はなだらかな場所しか歩けないため、遠回りして合流しました。
ハマグリは捕れないそうです。やっぱりなと思いました。その後に私も100回以上は、
鎌で引っ掻きましたがゼロでした。maikyさんが1個体を捕りましたが、ここは諦めて、
3箇所目へ戻りました。雨と風が強くなって来たからか、5人は一斉にいなくなりました。

風雨でもやるのです。maikyさんは元気です。干潟に小さな穴がたくさん開いています。
5本又やすで干潟を刺して、ハマグリに当たったら、そこを掘っていたようです。
ハマグリにやすを使うことは知りませんでした。でも深いところのは捕れなさそう。
足をかばいながら、鎌で引っ掻き続けました。ハマグリに当たるのは、たいてい深い場所で、
やすが届かなかった場所のを、拾っている気がしました。写真左は2回目の成果で7個体です。
右はmaikyさんの2回分の成果です。満足行く結果ではないですが、とても楽しかったです。
5箇所目。飼育魚用の塩水汲みを、maikyさんに手伝って頂きました。ありがとうございます。
ここで解散です。右足首をくじいていたら、アクセルペダルを踏めなかったなぁと思いました。

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31日明け方に寝て昼に起きましたが、捻挫したところが腫れていて、痛くて歩けなくなり、
右足と体を壁にもたれかかって、トイレなどに何とか行ける状況でした。
夜になると無理すれば、両足で歩けるようになりましたが、階段を降りる時は激痛でした。
今も階段を降りる時は痛いですが、普通に歩けることの幸せを感じています。

ハマグリは1日弱ほどシルト抜きしましたが、バケツの底にほとんどシルトが無く、
ここのハマグリはあまりシルトを持っていないようでした。前回とは大違いです。
茹でた汁は冷蔵庫で保存。これを小鉢に注いで、レンチンすると旨みの塊で美味しいっ。
ハマグリはこれが一番美味しいと思っています。身はいつもの紅生姜煮です。
食べ慣れた味なので、あまり感動はないですが、いつものように美味しいです。
1個体はオリーブオイルで焼いて、麵つゆで味付けしました。焦げ目が香ばしく、
中はハマグリの旨みが確り残っていて、これは今後もありだなぁと思いました。

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カガミガイは茹でて、砂袋を切除し、よく洗いました。うなぎのたれを作り過ぎていたので、
それと紅生姜を入れて煮ました。冷蔵庫で半日ほど寝かして食べてみました。
貝自体の旨みはハマグリとは比較になりませんが、食べられるなぁと思いました。
甘辛いのと足が硬いので、酒の肴によく合いました。殻が重いので、干潟で持ち歩くのが、
ちょっと嫌だなとは思いますが、干潟から上がる際に、回収する感じだといいですね。

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2箇所目でカワニナも拾いました。少し前ならばチリメンカワニナで良かったのですが、
キタノカワニナかカワニナですかね。しばらく蛤汁を飲んで楽しみます。
maikyさんお疲れさまでした。心残りのマツカサガイを、次こそ捕りましょーう。

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サザナミカワニナ Semisulcospira davisi Sawada and Nakano, 2021
新種記載されました。さわだ君が筆頭著者です。とてもおめでたいです。
第二著者の中野さんは存じ上げませんが、お二方とも大変にお疲れ様でした。
浦部先生がブログでわかりやすく解説されています。原記載のリンクもあります。

写真は模式産地の月出で採集したサザナミカワニナです。解説を書き進めてみましたが、
シンタイプからレクトタイプを指定し、それは不明種でイボは未記載種でと難解なので、
ようするに、イボカワニナと呼ばれていたものは、サザナミカワニナになったんです。
日本産カワニナ属の現世種では、26年ぶり(1995年以来)の新種発見ということですね(凄)。

さわだ君にはビワメラニアの分類やるなら、全種の模式標本を必ず確認しなさいと、
くどいくらい言い続け、2019年にイボのシンタイプ画像を見せてもらったときに、
あぁやっぱりなと思いました。これハベやん。琵琶湖ならばヤマグチかぁ。
それから1年余りで、こんなに素晴らしい論文を、2人で書き上げるとは驚きました。
ベタな調べなあかんところ、みんなやったんで、これなら論文通すしかないやろ感が、
伝わって来ました笑。その分だけ S. multigranosa を不明のままにするしかないよね。

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イボカワニナと呼ばれてきたものは、種群(種複合体)だろうと思っています。
そのうち深場にいて、胎殻の大きいものが、サザナミカワニナとして新種記載されました。
それ以外も複数に未記載種の疑いが残っています。写真の9個体は広義のイボです。
左上なんかは逆くの字イボと、さわだ君と呼んでいるもので、サザナミとは全然違います。
カワニナ図鑑のイボのページを、サザナミに書き換えるだけでは、事が済まないのです。
そのためカワニナ図鑑は、このブログ記事のリンクだけ張って、放置を続けます。

コセイの方が早く新種記載されると思っていましたが、次々にハードルを作られるので、
発見から10年半も経ちました。それでも諦めずに挑んでくれるさわだ君には感謝しています。
今後も全解明・川蜷の呼吸で、病まない程度に頑張って下さい。引き続き応援しています。

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