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2023年8月26日は琵琶湖でさわだ君とカワニナ採集しました。
4箇所潜って、私は海パン、さわだ君はウエットスーツ(ぼろぼろ)でした。
今回はタテジワカワニナ調査。1箇所目は何度も採集している場所。タテジワは少なかった。

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タテジワのホロタイプは、滋賀県安曇川町北船木で、1986年8月13日に捕られています。
模式産地として有力そうな場所で頑張っても、ホロタイプにそっくりな個体が捕れず、
北船木地先を7水域に細分化し、ローラー作戦のようにして、調べることにしました。
採集はヤマノカミ君、ささき君、ハリーさんにもご協力を頂きました(感謝)。

6水域を終えてもまだ駄目。最後の7水域目も入る前から、さわだ君と半ば諦めていました。
タテジワの模式産地は別にあるかもと。2箇所目に入水するとすぐにタテジワが見つかる。
しかもホロタイプに近い個体が多いし、数も多いので選びたい放題。長かった~っ。
まずここが模式産地で間違いないと思います。真トポタイプが捕れて良かったです。
少し場所をずれると個体数が1/10くらいに減り、形態も画一化して変異幅が弱くなりました。

捕れたカワニナ類は画像にあるものだけではないのですが、
二枚貝はマルドブガイとニセマツカサガイ琵琶湖型(ちょっと変な個体)です。

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3箇所目はタテジワの分布域を調査。ここは北限だろうと思います。
二枚貝はさわだ君が捕った、ササノハガイとニセマツカサガイ琵琶湖型です。

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3箇所目から2.5kmほど北上。4箇所目はタテジワは全くおらず。浅場にはイボがいました。
ケショウカワニナが多かったです。深場にはカゴメカワニナとナガタニシもいました。
4箇所目より北はこれまで何度も採集していますがタテジワは捕れていません。
3~4箇所目(2.5km)にタテジワ分布域の境界がありそうです。
今回は色々とわかって成果のある採集でした。さわだ君お疲れ様でした。
動画 https://youtu.be/ipJuL0EJcmQ

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上段が2箇所目、下段が3箇所目のタテジワです。クロカワニナのような個体も。
これを北岸で捕ったならば、これはクロではなくタテジワです、と発する自信は無い。