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2021年7月25日はさわだ君と琵琶湖で採集しました。
1箇所目。水路カメラぶっこみ。2箇所目。採集予定の場所が水草ジャングルで諦め。
その近くの別の場所で、さわだ君だけが潜りました。水温も高いし気持ちよさそうです。

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3箇所目。2021年5月1日に浅コセイのいた場所。海パンマンで私も潜ります。
表層水温30℃くらいでぬるいけど、底層水温20℃くらいで冷たい。
底にいるカワニナ類を捕るには、水温差10℃を繰り返すので辛い。
浅い場所で歩くと、足首は冷水でしびれてきて、それ以上は暖かくてぬるい変な感じ。
普通は30、27、24、21℃と段階があり、ここまで急激な水温躍層がある場所も珍しいです。
岸近くの波消しブロックで、左ふくらはぎを擦って出血。海パンだと生傷が絶えないです。

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4箇所目。3箇所目の水温差にさわだ君が危険を感じ、ウエットスーツを着ていますが、
私は退路を断つため、ウエットスーツは持って来てもいません。海パンマンで入ります。
水深5.5mほどまで潜りましたが、ほとんど水温差が無くて、ここはとても楽でした。
多くはナガタニシとカゴメカワニナです。どちらも特徴的な好きな貝です。

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5箇所目。道路から湖岸へ移動する際に、足元のマダニに気を付けるあまりに、
正面を見ていなくて、イバラの棘がまぶたに刺さり、その痛みで斜面を滑り落ちました。
さわだ君に確認してもらうと、イバラは抜けているようでしたが、左膝は内出血になりました。
動画です https://youtu.be/dsaXy24JZnE

夏場の地面に貝を置いて撮影すると、石焼きになって貝が弱ってしまうので、
水に入れた状態で撮影しましょうという主張があります。直射日光が当たっている場所は、
その通りなのですが、日陰はそれほど熱くなく、撮影する短時間で弱ることはありません。
また、元の場所へ逃がす場合は別にして、たいていは持ち帰って、茹でて標本にするため、
どのみち命を奪うことになります。湖水に浸した状態で、カワニナ撮影したら、
波にさらわれるか、転がっていくか、足で逃げられます。苦労した採集が台無しです。

それと水に入れた状態で撮影すると、水面のゆらぎや屈折で比が狂ったり、
細部がわからなかったりで、良い写真が撮れません。水に入れた状態ではなく、
バットや発砲スチロールなど、白い物の上へ置いて撮影すると、黒っぽい貝は、
より黒っぽく写ってしまい、ガンマ補正させないと、まともに見れません。
黒っぽいアスファルトだと、そんなことしなくても、割と綺麗に写ります。
このような状況になるので、今後も貝は地面に置いて撮影すると思います。
但し、元の場所へ逃がす場合は、直射日光が当たっていない場所を選ぶようにします。

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3箇所目です。左はタケシマによく似た個体です。右は胎殻がデカイです。
このデカイのはこのあたりだけです。今のところこれらはホソマキとして処理しています。
同定の決め手を聞かれると、分布を重視した総合的な判断としか言いようがないです。