2020年10月3日夜~4日朝は三重県でsugiura君と採集しました。
感染症対策で車は別々、会話はマスク着用か2m以上離れる、一緒の場所を泳がないで決行。
某道の駅で10月3日20時に待ち合わせ。19:44頃に着いたので、トイレで大をしました。
19:59頃にトイレを出たら、sugiura君とすぐに会いました。トイレの近くで20分ほど、
今夜の採集について話し合い、採集場所へ移動しようとしたとき、ハッとしました。
スマホがない。どこにもない。sugiura君に電話してもらっても、近くで音が鳴らない。
トイレの大個室に、置きっぱなしだ。それしか考えられない(青ざめる)。
これまで財布や携帯は、置き忘れした記憶がないのに、なぜこんなミスをしたんだぁ。
トイレへ急いで行くもスマホはない。sugiura君に電話をしてもらっても音が聞こえない。
20:00~20:20頃に、誰かが持ち去ったことは間違いない。この間にトイレを利用した人は、
数人程度でそれも大個室に入るのは、限られていると思われた。トイレの近くにいた人に、
聞き込みすると、10分くらい前からいるが、お年寄りが1人入ったくらいだと言う。
拾った人が交番に届けてくれたなら、まだ良いのだが、sugiura君が何度も電話をしてくれて、
普通ならば気になるはずなのに、それを取らない。これは悪い人に拾われたな(盗られた)。
近くの捜索は諦めて交番へ移動。優しい警察官お二方が親身に対応して下さいました。
遺失届出書を書く。sugiura君に携帯会社へ電話してもらい、私のスマホの回線を停止。
回線停止してもロックされていないため、個人情報はいくらでも見ることは出来る状況。
頭の中はショックと不安で一杯。採集の気分じゃない。とりあえず道の駅へ戻る。
着いたらすぐに、sugiura君がスマホで電話している。スマホが見つかったそうですと。
えっ!!! 道の駅の駐車場でスマホを拾って、何度も着信履歴のあるsugiura君に、
電話をしてくれたようです。近くを歩いているので、道の駅に来て下さることに。
そして犬を連れたお綺麗な女性が現れ、私のスマホを手渡しして下さいました(大感謝)。
どうお礼して良いものか、お渡しできるようなものは、車にないしどうしようかなぁ、
(現金を渡しても断られるだろうし)、とにかく精一杯の感謝を伝えました。
しかし、一向に去ろうとしない。決して口にはしないが、金をよこせという空気感に、
気が付きました。その時に善意とは違う、おぞましい浅ましさを感じ取ってしまい、
私は絶対に現金だけは出さん、根競べだと変なスイッチが入ってしまいました。
それでも感謝の言葉だけでは去らないので、近くにあった自動販売機にお金を入れて、
良かったらお好きなものをどうぞと言いました。すると女性は「それじゃぁ一番高い、
カルピスソーダを」と。このときはっきりわかりました。現金を出さない私への皮肉だと。
カルピスソーダを渡して、その場をこちらから去りました。もしも交番に届けて下さって、
その際に正当な報労金を要求するならば、もちろん応じますが、善意だけのふりをして、
金出せの空気感は、気分が悪くなりました。拾って下さったことには感謝しかありません。
スマホはアイコンの位置が少しずれていましたが、それ以外は問題が無さそうでした。
回線停止を解除して、交番に電話をして、事なきを得ました。sugiura君には私のミスで、
予定が狂い、ご迷惑とご心配をおかけし、何度も電話したり、付き合ってくれて感謝です。
警察官お二方にもお手数おかけしました。拾ってくれた女性にも感謝は忘れません。
さて、このトラブルで2時間近く経ち、移動してとりあえず潜ることにしました。
1箇所目。ここは雨が多いと、塩分17‰以下なのですが、このときは25‰ほどありました。
これでカニ捕りだけに集中できるというものです。狙うはsugiura君がご所望の、
ドウマン(ノコギリガザミ種群)です。sugiura君は岸沿いの安全そうなコース、
私は200m+100mほど、深くて底まで行けない場所を、泳いで移動するハードなコース。
200mは小さなクラゲが無数にいて、泳いでいる最中に、大きめのクラゲが口に当たって、
やばいと思う瞬間もありました。10分近くフィンを動かし続けて、岸が近づいた時には、
助かったぁというような心境でした。岸近くはガンガゼがいて、危ないのですけどね。
私はドウマンが見られず、とりあえずタイワンガザミ1個体だけ捕りました。
sugiura君はドウマン2個体を見たそうですが、捕れなかったそうで、
小さめのタイワンガザミを1個体捕っていました。私のタイワンガザミも差し上げました。
水から上がると、外国人がカニ捕りをしていて、成果を見せて頂きましたが、
1kg級のドウマンやタイワンガザミが捕れていました。昨日も捕ったと言っていました。
昔はドウマンはいくらでもいたし、捕る人なんていなかったのに、どうしてこんなに、
広まってしまったのだろう。今ではカニ捕りの人に、毎度合う場所になってしまった。
動画です https://youtu.be/Wfg1FPfesCg
2箇所目。ここは塩分5~10‰程度で、日淡会的に範囲内で、本当はウナギ捕りの予定でした。
しかし、ドウマンが捕れていないので、1980円で数日前に買った、たも網で潜りました。
これだとカニ以外のものはほぼ捕れません。左岸と右岸に分かれて上げ潮に乗って泳ぎます。
早々にドウマン(トゲノコギリガザミ)が捕れて、網袋に入れて現場へ置き去りました。
体に装着して泳ぐと、挟む力は約1トンで、大怪我は必至。過去に気を失いそうなくらい
痛かったことも。しばらくドウマンがいない場所が続き、終盤にもう1個体を捕りました。
網袋を引っかけて置く場所が無く、少しだけ装着して泳ぐと、デカイ個体を見つけました。
すると、sugiura君が現れ(途中リタイア)、網袋を持ってもらうことにしました。
その個体は捕れず、すぐに別の個体を見つけ、捕ることに成功しました。
ドウマンを入れる袋がもうなく、ここで私は陸へ上がり、sugiura君に場所を譲りました。
sugiura君はその後にドウマンを見たそうですが、捕れなかったそうです。
動画です https://youtu.be/4Mh8LDgFALk
ドウマン3個体捕れました。左はアミメノコギリガザミ、右2個体はトゲノコギリガザミです。
アミメは1.22kgでした。アミメとトゲ1はsugiura君に差し上げました。喜んでくれました。
ドウマンは綺麗に洗っても、泥が出て来て、食欲減退するので、私は捕らないし、
食べないようにしていましたが、何も持ち帰るものもないので、1杯食べることにしました。
ドウマン2個体は、浅ましいですが現金にすると、軽く1万円は超えると思います。
タイワンガザミは300円くらいだと思います。私はタイワンやイシガニの方が好きです。
3箇所目。範囲内でヒナハゼだけ捕る。4~5箇所目。高塩分の汽水域で魚観察。
トゲチョウチョウウオやサツキハゼなどが見られました。そして解散しました。
20分ほど蒸しました。ハサミはこれまで食べた中では、味が薄かったです。
それでも濃いのですけどね。味噌は濃くて美味しい。いつもはこのあたりから、
たくさんの泥が出て来て、もういいやとなりますが、この個体は少なかったので、
食べ進めると、割と可食部が多くて、良かったです。ただ、数千円も出す気にはなれない。
翌日に家のトイレで、スマホを見ていたら、変な白い点があることに気が付きました。
何だろうと確認すると、赤い点も見つかりました。この点は電源を切ると消えるし、
普通の状態では確認できず、画面が黒色に光っているときだけ、見られました。
ケースを調べると、ハッとしました。片側の縁に酷い傷があり、表面にも小さな凹みがある。
これらから推理すると。道の駅のトイレで西村がスマホを置き忘れる→悪い人が持ち去る→
回線を停止されて駐車場に捨てる→車がスマホを踏む→女性に拾われる→返してもらう→
スマホが戻ったことだけに意識が集中して異常に気が付かない→翌日に気が付く。
ケースの傷と凹みは、車がスマホを踏んで、アスファルトに押し付けられた跡で、
白と赤の点は、凹んだところが、画面を強く押して、照明を壊したのだろうと思われます。
車に耐えるケース凄い。気になるほどではないため、修理せずにこのまま使い続けますが、
もっと酷い壊れ方だったらと思うとぞっとしました。2月の購入時にあんしん保障パックは、
あんしん出来ないので、すぐに解約したので、完全に踏みつぶされていたら、
またジュウマンが必要になるところでした。スマホを落としただけなのに、
何か色々と嫌な思い出となりました。それでもsugiura君が喜んでくれたので良しとします。