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2020年1月11日は京滋で、さわだ君、ささき君、西村で採集しました。
予定は琵琶湖南湖潜り→さわだ君の寮で水槽群拝見→琵琶湖疎水でヤマト探しでした。
今年最初の琵琶湖南湖潜りで、しかも捕らなければいけないカワニナ類。
数が少ないことはわかっている。寒中本気潜りになるため、気合を入れていました。
家から出るとさわだ君から電話。車のバッテリーが上がって、琵琶湖へは行けません。
なぬぅ。さわだ君の生息する吉田寮へ直行。バッテリー上りは直りました。

写真は吉田寮です。色々と有名ですが、古い木造住宅に住んだことのある私は、
驚くことはなかったです。綺麗さより自由さを重視すれば、カオスさも良いと思います。
気になったのは2つ。ニワトリがうるさいので「鶏の丸焼きひトリ立ち」にされちゃうかも。
男女共用トイレで、女子は大丈夫なのかなと。でも住めば古都なのでしょうね。

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ささき君は別件で一旦離れ、バッテリーが復活したさわだ君らの車で疎水採集へ。
1箇所目は入れそうにない。2箇所目へ行く前に、夜飯を食べることにしました。
関西に来たら、昆布の良く効いた、白だしうどんが食べたい。昔からの好物です。
私が助手席で、近くにないかスマホで探すが、駐車場のあるところが見つからない。
唯一あったのが、得得うどんでした。これも関西のうどんかなと思って決定。

私は関西ぽい「牛油かすとじうどん」、さわだ君は「イベリコ豚つけ麺」を注文。
うどんの玉数は、1~3玉まで同価格ということで、2人とも3玉にしました。
お腹もすいているし、余裕でしょうと思っていたら、写真のが出て来て麺食らいました。
さわだ君は完食したが、私は全部食べたら動けなくなると思って、1玉ほど残しました。
すみません。それと麺は讃岐うどんのようで、私が好みの関西流ではなかったです。

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2箇所目はナカセコカワニナが高密度で生息していました。
京都府RDB2015には「琵琶湖疏水では...絶滅したと考えられる」とあります。
疎水は2010年、2014年、2020年と生息確認しています。情報の更新が必要でしょう。
「淀川では...絶滅した」とありますが、ハベかナカセコか同定が難しい個体も生息し、
そのあたりの精査も必要かも。そもそもナカセコは分類学的な問題がありますが…。

3箇所目はチリメンしか捕れず。4箇所目は入れそうにないし、人目が気になるので止め。
5箇所目も入れそうにない。6箇所目は減水し過ぎて近付けないし、流れが速くて危ない。
ということで、途中でささき君を乗せて吉田寮へ戻る。この後は瀬田川で採集予定だが、
さわだ君は完食してしまった、3玉が利いてきたようで、動けなくなってここでお別れ。
完食しなくて良かったと思いました。量が多いことは得なのか損なのか分からないですね。

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吉田寮を後にして、車2台で移動し、ささき君と瀬田川でカワニナ採集。
7~10箇所目はヤマト、ヤマロク、チリメンしか捕れず。11~13箇所目は魚捕り。
13日4時頃に琵琶湖近くで解散。道が空いていたので、1時間17分で家へ帰れました。

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2箇所目で捕ったナカセコの胎殻です。左はナカセコで良いとして、
右は親も胎殻も違う感じがしますね。タテヒダが螺塔を失ったような感じ。
これをタテヒダとすれば「過去20年以上、発見記録がない」の発見です。
おそらく左右は同種で、タテヒダの生態型が、ナカセコなのかもしれません。
そのあたりの整理を含めて、さわだ君には頑張って欲しいと、期待しています。
整理が出来た暁には、得得うどんをおごります。その時まで得得うどんには頑張って欲しい。