2014年11月7~8日は要芽さんと琵琶湖と福井県で採集しました。
7日夜の22時過ぎに滋賀県のコンビニ。熱いうどんに紅生姜1袋を入れて汁まで飲み干す。
それは琵琶湖に潜るからです。道中の電光掲示板は全て一桁(7~9℃)。吐く息が白いっ。
私は5mウエットスーツ(ワンピース)。要芽さんは2mウェットスーツ(スボン)とラッシュガード。
要芽さんは海パンマンではないが、上着はTシャツとほぼ同じだし、ズボンも薄手(死ぬよ)。
1箇所目。ウナトコ狙い。ゆっくり琵琶湖へ入ると、冷たさで躊躇しそうなので、一気に入る。
頭が締め付けられるような感じでキーン。やはりフードは必要だ。琵琶湖に殺されそう。
これ以上キーンが激しくなると、撤退の判断も必要だけど、だんだん慣れて来たぞ。
目的の魚は捕れず、30分ほど潜って、2人とも陸へ上がる。顔が痛い。口の周りが痺れて、
うまく喋られない。呂律が回らない。気温9℃の世界でびしょ濡れ。容赦のない気化熱。
水中にいたときは、まだ潜っていられると思ったが、これは麻痺した危ない状態だった。
陸に上がって、後30分潜っていたら、確実に低体温症になっていたと思った(怖っ)。
要芽さんが潜った場所の水温を計ってくれた。16.3℃でした。想像はしていたが低いわ。
これまで琵琶湖は5~12月に潜り、最低温度は気温15.9℃+水温12.7℃=28.6℃です。
ただ、これは日中で3分くらいしか入れていません。というか5分で死んでいたと思う。
夜だと3年前の気温約12~13℃+水温約18~19℃=30~32℃です。
今回は気温約9℃+水温16.3℃=25.3℃で、これまでの最低温度を更新しました。
しかも、これに懲りず2箇所目!! 8日02時半頃。濡れきった海パンを履く、ウエットスーツを着る。
冷たいを通り越して刺してくる。1箇所目で頭がキーンとなったので、今回は薄いフードを装着。
このフードはクロロプレーンではなく、屋外で作業する時に使う程度の安物(600円)です。
今年の潜り収めりつもりで、気合入れて入ります。狙いはウナトコと小魚とカワニナです。
頭のキーンはだいぶマシになったが、水中用フードではないので、水と空気の音がうるさい。
ずーっと不快な音のまま、30分ほど潜って終了。1箇所目よりは水温が高かったかもしれないが、
気温は1本目よりも低い。乾燥しているので気化熱も凄い。過酷な着替え。今年の素潜り終了!!
琵琶湖でめぼしい食材が捕れていたら、徹夜で来ているので、とっとと帰るところでしたが、
成果がないため、琵琶湖から福井県へ。カワニナもいたので採集。写真は水路の集水桝です。
水路には水が無く、この集水桝だけに水が残り、カワニナたちが細々と生息していました。
コンクリートでバリバリの水路では、カワニナたちの越冬場所みたいになっているのかも。
乾燥が激しいときや、大雪なんかあると、死んでしまうでしょう。コンクリ水路も過酷です。
帰路に岐阜県でもカワニナ採集。名古屋に戻ったのは8日10時頃。12時間ぶりの食事。
写真は左が琵琶湖産、右上が岐阜県産、右下が福井県産。何となく12月に潜っていそう(怖)。